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新生児へのドライテクニックとは?手順&注意点を紹介

 2015/09/09 出産・出産準備
この記事は約 5 分で読めます。

日本では、産まれたばかりの赤ちゃんをすぐに沐浴させる “産湯”を伝統的に行ってきました。“赤ちゃんが産まれたら産湯に入れて、すぐにきれいにする”というのは、昔はごく普通のことでした。

ところが現在では産まれてすぐには沐浴を実施せず、体を拭くのみのドライテクニックという方法が広まりつつあります。

あまり聞きなれない、このドライテクニックとはどんなものなのか? そのメリットややり方、注意点などをまとめました。

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ドライテクニックとは?

新生児

産まれたての赤ちゃんには、羊水、胎脂、血液、胎便などが付着しています。従来は沐浴でこれらの付着物を洗い流していましたが、近年はドライテクニックを実施する病院・産院が増えています。

ドライテクニックとは、「分娩時には軽く汚れを拭くだけにし、数日経ってから沐浴を開始する」という赤ちゃんの保清方法のこと。赤ちゃんにとって様々なメリットがあるため、日本でも2000年前後から徐々に浸透し始めたようです。

ドライテクニックのメリット

ドライテクニックにはたくさんのメリットがあります。

胎脂を残せる

胎脂とは、胎児の時に皮膚を守っていた白いクリームのような脂分のこと。この胎脂が、産まれてからも赤ちゃんを守る役割があるということが分かり、その必要性が見直されています。

ドライテクニックで胎脂を残すと、次のような効果を望めます。

  • 赤ちゃんを細菌や刺激から守る
  • 赤ちゃんの体温を保つ
  • 胎脂のにおいが赤ちゃんを安心させる

羊水を残せる

胎脂同様、羊水のにおいも赤ちゃんを安心させます。お母さんのお腹の中から外に出た赤ちゃんは、取り巻く環境が激変します。羊水を残すことで、その環境ストレスを軽減できると考えられています。

体力の消耗を防ぐ

産まれてすぐの沐浴は想像以上に赤ちゃんの体力や体温を奪い、体重の減少を招くことも。ドライテクニックであれば、沐浴に比べて体力消耗の心配はありません。

母乳分泌を促す

胎脂、羊水と混ざった産まれたての赤ちゃん本来のにおいが、お母さんの脳を刺激します。その結果、母乳分泌を促進すると言われています。

黄疸になりにくい

黄疸の発生率が減少するという報告もあります。

おへその乾燥が早い

沐浴で水に濡れることがないため、ドライテクニックだとおへその乾燥が早まり、化膿しにくくなります。

ドライテクニックのデメリット

ドライテクニックには、デメリットというほどの大きな弊害はありません。

ただ、見た目には汚れのように胎脂が残るため、沐浴をした赤ちゃんを見慣れている人は違和感を覚えるかもしれません。特におばあちゃん世代は抵抗を感じることも。また、数日過ぎるとにおいが気になるという人もいます。

ドライテクニックの手順は?

女性

病院・産院によって細かなやり方は異なりますが、ドライテクニックは主に次のような手順で行われます。

  1. 出産直後、赤ちゃんに付着している血液や汚れをガーゼでふき取る
  2. その後数日間は胎脂を無理に取らず、おへその消毒、顔を軽く拭く程度の保清方法を取る
  3. 生後4~5日頃に初めての沐浴をする

沐浴スタートのタイミング

生後4~5日頃になると、赤ちゃんは新陳代謝が高まり、発汗を始めます。汗を洗い流す意味でも、このタイミングで沐浴を行います。

ドライテクニックを実施している病院や産院では、退院の前日に沐浴指導を行うことが多いようです。

ドライテクニックに対する注意点は?

女性

ドライテクニックの処置は基本的には病院・産院のスタッフが行うため、お母さんが特別に気を付けることはあまりありません。処置意外では、次の点に注意するといいでしょう。

出産前に病院・産院の方針を確認する

ドライテクニックを実施している施設が増えているとはいえ、従来のように生後すぐに沐浴をする病院・産院もまだたくさんあります。

導入していない病院・産院で、一人だけドライテクニックに対応してもらうのは難しい場合が多いようです。そのため、できれば分娩施設を決定する前に下調べをし、ドライテクニックが導入されているか、あるいは導入されていなくても対応してもらえるかを確認できるとベストです。

胎脂は無理に取らないように

胎脂は白くクリーム状のべったりとしたものです。垢のような、汚れのよう見た目なので、それが気になる人もいるでしょう。また、初めての沐浴時にすべての胎脂が取り切れないこともあります。

だからといって、無理に取るようなことはしないでください。無理やり取ろうとして、それが刺激になってしまうと赤ちゃんのデリケートな肌を傷つけることにもなります。せっかく残した胎脂は、自然の状態のままにしておいてください。

退院後は毎日沐浴を

ドライテクニックを実施するのは、あくまで産まれたばかりの時。退院後は、赤ちゃんの体調が優れない時以外は基本的には毎日沐浴をしてください。

赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、汗や垢がたまりやすく、毎日流してあげないと肌の炎症などの原因になってしまいます。また、抵抗力の弱い赤ちゃんにとって、少しの雑菌でもトラブルにつながる可能性があります。汚れていないようでも、沐浴は毎日必要なのです。

まとめ

たくさんのメリットがあるドライテクニック。特に、胎脂を残すことは赤ちゃんの健やかな成長を助けます。

また、胎脂をまとった産まれたばかりの赤ちゃんのにおい…これは一生のうち、産まれてから数日間しか味わえないものです。ドライテクニックをした際には、ぜひそのにおいを確かめてみてください。

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YU

YU

編集プロダクション勤務を経て、OA機器のマニュアル編集に従事。

2人目妊娠中に退職し、現在は育児や美容系のフリーライターとして活動中。
音楽、漫画、歴史、ファッション…… 趣味は雑食。

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