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PMSはストレス世代が要注意!イライラは病気の関連性も!?

 2016/07/07 病気
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ストレスを抱える女性

月経前に下腹部が痛くなったり、なんとなく調子がさえないとPMSのせいにしていませんか?この思い込みはひょっとすると、誤った自己判断になっているかもしれません。

とくにストレス世代と言われる30代から40代は、PMSの症状が深刻な一方で他の病気の関連性にも気を付ける必要があります。

そのためには、なぜストレス世代でPMSの症状が深刻になるのか?そしてPMSに類似した病気には、どんなものがあるのか?きちんと知っておくことが大切です。PMSの基本的な特徴と比較しながら、間違えやすい病気の見分け方をお伝えします。

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自己判断は禁物!PMSを理解することが何より大切

子宮

他の病気と比較できるように、PMSについて今一度理解を深めておきましょう。

PMSはあきらかに不快なイメージの強いものですが、女医さんが監修したPMSの書籍を見ていくと、月経リズムが良好な証と記されています。

本当なのでしょうか?下腹部痛や頭痛などの不定愁訴は月経不順や更年期の類の中で、連動して卵巣機能や子宮に何かしら原因があるように思えます。しかし、実際には次のようにプロセスが異なります。

月経不順

ホルモン分泌を指令する脳のコントロール機能が働かなくなって月経の間隔が乱れる。ただし、卵巣機能は正常。

更年期

年齢とともに、卵巣機能が低下して不定愁訴を引き起こす。ただし、ホルモン分泌をつかさどる脳のコントロール機能は正常。

PMS

月経リズムの中で卵巣から分泌されるホルモンが増えることで、体が反応し不定愁訴を誘発する。ただし、脳のコントロール機能も卵巣機能も正常。

驚いたことに、PMSは卵巣と脳の働きが健康で、なんの異常もない状態で不定愁訴を生じています。

つまり、月経リズムにつきもののホルモンバランスの変化によって必然的に体が反応していることがわかります。すなわち月経リズムが良好な証だったのです。

良好なコンディションなのに現れるPMSの特徴とは?

黄体期
出典:allabout.co.jp

PMSはいわば、妊娠に向けた体の準備期間のあらわれです。この期間は月経開始の3日から10日前の黄体期をさします。

黄体期は赤ちゃんを守るために体のフォルムもふっくらとする働きから、水分の取り込みが促され脳が浮腫を起こし、神経的な症状が誘発されます。

またホルモン分泌が盛んになるので、心身ともに様々な不定愁訴が連動して出るのが特徴です。不思議なことに月経がはじまると、様々な不快症状は消失もしくは減退します。

黄体期に誘発しやすいPMSの症状
乳房の腫れ、頭痛、眠気、ニキビ(皮脂分泌の増加)、便秘、イライラ(怒りっぽくなる)、のぼせ、頭重感、腰痛、下腹部膨満感、下腹痛、乳房痛、憂鬱、落ち着かなくなる、体重の増加

以上が主だったPMSの特徴になりますが、PMSにはもう一つ注目すべき点があります。それはこれらの症状はストレスを強く感じる環境下では、症状が酷く現れることです。

婦人科疾患のPMS実態調査によると、症状は年齢、出産経歴、就労によって差異があり、以下の要素にあてはまる女性が要注意ゾーンに位置します。

  • 月経困難症の人
  • 仕事がいつも忙しい人
  • うつ病、パニック障害、アルコール依存症などの精神障害を罹患している人
  • 就職、転職、結婚、離婚など、人生の転機となる環境変化が生じた人
  • 卵巣ホルモンの分泌が活発な時期にある30代から40代の人

ストレスが増加傾向にある状況が一目瞭然ですね。さらに要注意ソーンを厳密に総合していくと、これらの要素を抱えやすい年代が、ストレス世代の女性だったのです!

要注意ゾーンはPMSの精神症状が著しく増長するPMDD(月経前不快気分障害)にも発展しやすくなります。

絶望感や自殺願望が強くなり、時には家族を傷つけるような暴言を吐くなど、医療機関での対応が必要なケースもみられます。

なぜストレス世代はPMSが深刻になるの?

ストレスを抱える女性

ストレス世代とは、30歳代から40歳代の女性を総称したカテゴリーです。この年齢層は、家庭、社会、人間関係など様々な環境の重圧がのしかかる時期と、年齢的に悩む部分が重なりやすく、心身ともにストレスにさらされています。

ここで、PMSのおさらいをしてみましょう。PMSの症状がつらくなる最大の原因は「ストレスが加わる」ことです。

日本産科婦人科学会のPMS資料にも記載がありますが、ストレス世代のPMS症状は重く、経産婦の場合さらに症状頻度が高いものになっています。そして年齢別に主症状を見てみると、あきらかに心のダメージが強く、精神状態を不安定に追い込んでいるのです。

検証データをもとに、PMSが気になり始める20代後半からどのような症状の現れ方が多いか、年齢別で見てみましょう。

年齢別にみるPMSの主症状

頭痛の女性

20代後半

頭痛、乳房の張り、肩こり、イライラ

30代前半

体のむくみ、アレルギー症状の発症や悪化、性格が攻撃的になる

30代後半~40代

食欲の増加、頭重、孤独を好む(一人でいたい願望が強くなる)

では、さらにストレス世代のカテゴリーを出産歴、就労別に分けて、どのような症状が強く出ているか?ピックアップしてみましょう。

ストレス世代のPMS主症状

怒る女性

専業主婦

便秘、すぐに怒る

フルタイム就労者

仕事がはかどらなくなる、他人と口論に発展する

出産歴有

アレルギーの悪化、イライラが増す、怒りやすく攻撃的なものの見方になる、健康管理ができない、家族にあたりやすくなる

検証データによるPMSの感じ方の割合をわかりやすくまとめると下記のようになっています。

PMSの感じ方の割合

  • 苛立ちなどによる精神的、行動的症状→50%
  • 身体症状(腹痛、乳房緊満感、腰痛、頭重感・頭痛)→20%
  • フラストレーションからくる怒り→20%
  • 抑うつ、眠気など→10%

そしてタイミングの悪いことに、ストレス世代はちょうど卵巣ホルモンの分泌が盛んな時期にあたるので、相乗してPMSの症状が強く出てしまうのです。

加齢に伴って代謝も下がってくるので、健康面にも配慮が必要な世代です。月経リズムが好調な証のPMSでも、ストレスの多い環境では心身に負担をかける方向に進みます。疲れを感じたら無理をしないで休息のひと時を持ちましょう。

イライラしたり怒りやすくなるのは病気の前兆!?

チェックしている医者

ストレス世代のPMS主症状は、やはりデータからも心に影響を及ぼすイライラモードに派生しやすいようですね。

易怒性(いどせい)という言葉を耳にしたことはありませんか?普段ならば何とも思わないまわりの出来事にイライラして、短気になって、些細なことで怒りやすくなる精神状態です。

まさにストレス世代を悩ますPMSの主症状でありながら、厄介なことに精神系や内科系の疾患症状が隠れているサインでもあるのです。

PMSは本来、月経が始まれば消失するものです。月経がはじまっても、イライラが落ち着かず心が不安定な状態が続くときには他の原因=病気が隠れているのかもしれません。

実際に医療機関では易怒性の有無が様々な病気の要チェック項目となっています。イライラが気になるときにはじっくりと自分の健康状態と向き合って、気にかかることがあれば早急にかかりつけを受診しましょう。

イライラ症状の易怒性から疑われる病気

精神系疾患

認知症を発症する前段階、脳血管障害・脳腫瘍などの脳器質性精神障害、統合失調症、双極性障害(躁うつ病)、パーソナリティー障害、解離性障害、強迫性障害、摂食障害、セロトニン症候群、アルコール依存症

内科系疾患

多嚢胞性卵巣症候群、恒常性機能亢進症、歯痛、中耳炎、インフルエンザ、発熱や痛みの症状からの派生、糖尿病

イライラ以外にも要注意!PMSに似た病気とは?

聴診器

PMSに悩むストレス世代で気を付けたい病気は、易怒性から疑われるものだけとは限りません。ほかにもPMSの症状に似た病気もあり注意が必要です。

ただ、記憶にとどめておきたいポイントがあるのを忘れないようにしましょう。重複になりますが、PMSの見分け方は・・・。

  • PMSは月経開始3日から10日前に出現する!(排卵直後からPMSの症状を感じるケースもある)
  • 月経開始後に症状は消失、または軽減する!
  • PMSが起こるときは月経リズムが好調な証!

ということです。

そして、病気サイドから見た場合

  • PMSの症状がいつもよりも悪化もしくは深刻な状態になる!
  • 月経が始まっても症状は継続する!

というポイントを覚えておきましょう。

では、ここからPMSに似た症状を持つ注意すべき病気と具体的な症状をピックアップします。

PMSと間違えやすい病気

医者

うつ病
  • 涙もろくなる。
  • 疲れやすく集中力が低下する。
  • 憂鬱な気分がずっと続く。
  • 死にたいと思うようになったり、自殺願望が出る。
慢性疲労症候群
  • 仕事などで体を酷使する状態が続くことで生じる極度の疲労感。
  • 微熱、頭痛など生活に支障をきたす自覚症状が続く。
  • 疲労感が全くとれない。
甲状腺機能亢進症(バセドウ症)
  • 甲状腺の機能が高まりすぎて、甲状腺が腫れたり頻脈になる。
  • 初期症状としてイライラ怒りっぽくなる、汗が尋常でないほど出る、少しのことで疲れやすい、頭痛などが現れる。

※20代から30代の女性に多く発症します。

甲状腺機能低下症(橋本病)
  • 手足の冷え、体のむくみ、便秘。
  • 体の力が抜けるような脱力感がある。

※40代から50代の女性に多く発症します。

化学物質過敏症
  • 体のむくみ、発疹、イライラ、怒りっぽい、食欲低下、アレルギーなどの症状が化学物質が原因で現れる。

※薬剤、新建材、幹線道路、BPA容器など化学物質が含まれる素材には注意です!

更年期
  • PMSと違い、月経不順とホットフラッシュが伴って現れる特徴を持つ。
  • 閉経前後の年齢になると加齢により卵巣機能が低下することによって生じる。
  • 低温期と高温期が曖昧になる。
  • 骨がもろくなる。
  • 尿がもれやすくなる。
  • QOLが低下する。
  • 子宮体ガンのリスクが高まる。

※閉経前後の年齢は個人差があります。平均して40代後半から50代半ばが一般的ですが、月経周期や経血量が明らかに変化していくのが目安となります。

このようにみていくと、月経前の仕方のない不定愁訴と割り切っていたPMSも、角度を変えれば一転して病気のサインである可能性もみえてきます。

繰り返しになりますが不定愁訴が病気由来だった場合、チェックポイントは次の2つになります。

  • 月経開始後も症状が継続している!
  • いつもよりPMSの症状が悪化する!

少し面倒ですがPMSの症状はその都度、手帳などに細かく記しておきましょう。そうすれば、病気との区別がつきやすく病院にかかるときにも説明がスムーズにいきます。

まとめ

以前アメリカの某大学研究チームが「心臓病になりやすい原因」について言及した内容が話題になったことがあります。イライラする心に転じると心臓病の発症リスクが高まるというものです。

感情が高ぶるとアドレナリンの分泌が多くなり、結果として血液の流れを阻害して心臓の働きを悪くする結果がみられました。イライラする心の状態は、ホルモン変化のバランスを周期的に起こす女性にはつきもので、ましてやPMSにおいては象徴的な症状になります。

自分の意思に反しておこる精神状態を打破するためにも、ストレスのないライフスタイルの中で過ごしたいものですね。

イライラする心には、笑いと感謝の心が良薬になります。ときにはお腹のそこから思い切り笑って、嫌な気持ちを吹き飛ばしましょう。そして、ささやかな喜びにも感謝する心を持ちましょう。きっと、PMSの辛い症状も和らいでいくはずですよ。

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藤眞やすの

藤眞やすの

出版社、食品メーカーの企画制作・ライター業務を経て結婚。
子育てのブランクから脱し、フリーランスへと日々邁進中。
日本語教師スキル有。
現在低学年向けの読み聞かせ活動に参加中。

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