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新生児黄疸が現れる原因は?影響は?いつまで続くの?

 2015/05/24 育児
この記事は約 5 分で読めます。
新生児

「赤ちゃん」とは全身を真っ赤にして生まれるから「赤ちゃん」と言うのだそうです。その赤ちゃんが、産湯をつかい、肌着をつけて、だんだんと肌の赤みも静まって、やれやれ落ち着いてきたな・・・と、思っていたら今度は黄色くなってきた。

驚きますよね。これは新生児によく見られる生理的なもので、胎内(羊水の中)にいたときと出生後(空気の中)の環境の違いから、呼吸のシステムの変更~血液の内容の変更が必要となり、赤血球が壊され、その成分のビリルビンが血中に増えることから生じます。

新生児の黄疸はほとんどがこれに該当しますが、わずかながら他の病的原因によることもありますので、放置はしないで、主治医とよく相談してください。

今回は、黄疸の影響や生理的・病的な原因について、また原因別に黄疸が出る期間はどれくらいなのかについてまとめてみました。

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新生児黄疸が現れる原因は?

赤ちゃん

黄疸は、血液中のビリルビンという物質が増えすぎると起こる症状で、体や瞳の白目が黄色になります。新生児のおよそ八割に見られるほど、珍しい症状ではありません。

生後まもない新生児は、母親の胎内にいたときと生まれてからでは、環境の違いにより血液の成分に少し違いが生じます。そのため赤血球が壊れて、放出された血中成分であるビリルビンの処理が未熟な肝臓で追いつかずに、血液中にたまりやすくなり黄疸がおこります。

成長にともないこうしたビリルビンも肝臓で処理された後、胆汁となり消化管に排出、尿の中に排泄され、また一部は腸管で吸収されて胆汁の原材料になります。

生理的な原因のほかに母乳性黄疸というのがあり、母乳に肝臓の機能を弱めるホルモンが多く含まれていることから生じて、症状も長引く傾向です。

また胎内で母子の血液型のRh因子が異なる不適合から発症する溶血型黄疸や、胆道閉鎖による閉鎖性黄疸があります。これらは生理的黄疸や母乳性黄疸と違い、特に注意が必要です。

そのほかに早産で生まれた場合、ビリルビンの処理・排泄機能がさらに未熟なので、黄疸が重症化する場合もあります。

新生児黄疸の影響は?

泣いている赤ちゃん

新生児の生理的黄疸や母乳性黄疸の場合は、深刻な影響はなく、特別な治療もありませんが、母乳性黄疸のために黄疸がなかなか消えないのだ、と思い込んで放置しておくのは、他の病的な原因があって長引いている可能性もあり危険です。

黄疸で怖いのは、血液型不適合などによる溶血型黄疸や胆道閉鎖などの閉鎖性黄疸です。これらは出生時からの発症や急激なビリルビン値の上昇などをみせます。

ビリルビンは神経に対して毒性があり、脳に侵入すると神経を破壊し、核黄疸という病気に進む危険性があります。通常は血液中の有害物質が脳に入らないようにする脳血液関門がありますが、新生児はこの機能は弱いため、ビリルビンがあまりに多量だと脳に侵入し、神経を破壊し障害を残しかねないのです。

重症化すると核黄疸の危険性が !

核黄疸の早期には聴覚障害がおこります。発症後1~2日は、筋力の低下があり、吸う力も弱くなります。ミルクや母乳を飲む元気がなく、尿の量も少なくなり、ますますビリルビンの排出が滞りがちになります。

発症後1~2週間では、痙攣や筋肉のつっぱりが起き、発熱します。1~2ヶ月もすると、痙攣や筋肉のつっぱり感は少し緩和しますが、黒目の落陽現象(目が、陽の落ちるように下に動く)が起こります。

このように核黄疸に至ると、脳性麻痺や知的障害などを残す場合もあります。ここまでになってしまうと治療法がないので、早めの受診で黄疸の原因を判断し、必要に応じて光療法や交換輸血などの治療がとくに重要になります。

新生児黄疸っていつまで続くの?

悩んでいるママ

新生児の生理的黄疸の場合、生後2~5日後に発症し、数日から2~3週間ほどで自然に収まります。しかし、黄疸の原因に母乳の成分が関係している母乳性黄疸は、期間が長く1~3ヶ月と、かなり幅が出てきます。

体の発育が正常であり、母乳を休むと黄疸の値が下がる場合は、母乳性黄疸と考えられます。これによる脳障害の事例報告はありませんが、1ヶ月以上黄疸が続く場合は他の病的原因により長引いている可能性もあるので、必ず病院を受診してください。

生理的原因による黄疸であれば特別な治療はしません。母乳性黄疸の場合はミルクを足すなどで対処することもありますが、主治医と相談しながら行なってください。

また家庭で、赤ちゃんを窓際の明るいところに寝かせて(直射日光は避ける)日光浴をさせることで黄疸が早く引いていきます。裸足にして、少しずつ足元から薄着で日光浴させましょう。家庭ですべき対処はここまでです。

発症から1ヶ月を目安に母乳性黄疸かそれ以外かを判別し、溶血性黄疸か閉鎖性黄疸の場合は医療機関で必要な治療を受けてください。

まとめ

新生児黄疸は約8割の子供に見られるもので、特別に珍しいことではありませんが、まずは経験豊富な主治医や助産師、保健師を信頼して、不安や疑問に思うことを話してみましょう。相談できる相手が近くにいる安心感は、親ばかりでなく子供にとっても良い育成環境が作れます。

胎内では羊水の中にいて、胎盤から臍帯を通して酸素や栄養をもらっていた赤ちゃんが、産道を通って外に出ると、今度は自分の肺で呼吸を始める・・・黄疸はその結果の症状ですから、ピリピリ神経質にならず、成長の見守り始めと考えて、子供の変化を観察してください。

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