ナビダイヤル「0570」の仕組みと通話料|発信元特定と通話コスト節約の方法

ナビダイヤル「0570」の仕組みと通話料:発信元特定と通話コスト節約の方法 お役立ち

「0570」から始まる電話番号は、カスタマーサポートや問い合わせ先で頻繁に見かけることがあります。

この番号に電話をかけると、よく「ナビダイヤルをご利用いただいています。通話料は25秒ごとに10円です」というアナウンスが流れることがあります。

これを見て、「これは一体どこの番号なのだろう?」と思う方も少なくないでしょう。

この記事では、「0570」で始まる電話番号の背後に隠された「ナビダイヤル」というサービスについて詳しくご紹介します。

ナビダイヤルがどのように機能しているのか、またこの番号からの着信があった場合の適切な対応方法など、幅広く解説していきます。

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0570の電話番号とは?

「0570」で始まる電話番号は、企業のカスタマーサポートや問い合わせ先でよく見かけます。

この番号は一般の市外局番とは異なり、NTTコミュニケーションズによって提供される「ナビダイヤル」というサービスの一部です。

ナビダイヤル(NTTコミュニケーションズ公式ページ)

ナビダイヤルを使うことで企業や団体は、全国どこからでも同じ番号でアクセスできる利便性の高い番号を持つことが可能になります。

例えば、ある企業が複数の地域にコールセンターを設置している場合、各地域ごとに異なる番号を設ける代わりに、0570で始まるナビダイヤルを使用することで、全国どの地域からも同じ番号で問い合わせが可能になります。

これにより、消費者はどこからでも簡単に同じ番号でサービスに連絡でき、大変便利です。

また、0570番号は特定の地域を示す市外局番ではないため、どの地域の番号かを特定することはできません。

これは0120で始まるフリーダイヤルと同じ特徴です。

フリーダイヤルサービスも、同じくNTTコミュニケーションズが提供しています。

フリーダイヤル(NTTコミュニケーションズ公式ページ)

次に、「0570」で始まるナビダイヤルを利用する際の通話料金に関する特性、フリーダイヤルとの違いなどについて、詳しく説明します。

0570ナビダイヤルの通話料金システム

ナビダイヤル「0570」を利用する際、通話をかける側(発信者)が通話料を支払うという仕組みになっています。

これは、「0120」のフリーダイヤルとは異なります。

フリーダイヤルでは、受信者が通話料を負担し、発信者は無料で利用できます。

具体的には

0570ナビダイヤル:通話をかける側が通話料を支払う。

0120フリーダイヤル:通話を受ける側が通話料を負担し、かける側は無料。

ナビダイヤルを利用して問い合わせをする際には、保留時間が長くなると通話料が増える可能性があるため、通話時間に注意が必要です。

携帯電話から0570番号への通話料

携帯電話から0570ナビダイヤルへの通話は、ドコモ、au、ソフトバンクの無料通話枠や定額かけ放題プランでは対象外となります。

このため、たとえ無料通話枠が残っている場合や定額プランを利用していても、0570への通話には別途料金がかかります

例として、通話料が1分10円の場合、10分の通話では100円がかかることになります。

長い通話は後で高額な請求につながる可能性があるので、通話時間には特に注意が必要です。

なお、0570ナビダイヤルへの着信については、通話料は発生しません

料金は発信側だけが負担するため、受信側は安心して電話に応答することができます。

0570ナビダイヤルは地域を特定できない

「0570」で始まるナビダイヤルの電話番号は、発信元がどの地域かを特定することができません

この番号を採用している企業や団体は、日本全国どこからでも同じ「0570」の番号を使います。

たとえば、企業が東京、札幌、広島に問い合わせセンターを持っていても、ナビダイヤルを使用すれば、それらすべてのセンターの電話番号は「0570」で統一されます。

しかし、岐阜県下呂市のように「057」から始まる市外局番も存在します。

このため、「0576」は下呂市の市外局番であり、「0570」がナビダイヤルを意味します。

0570番号の現代における利便性

ナビダイヤル「0570」は、問い合わせセンターにとっては全国統一番号としての利便性があります。

しかし、消費者にとっては定額かけ放題プランが普及した現代においては、いくつかの不便さが生じることがあります。

多くの人がスマートフォンの定額かけ放題プランを利用している現在、通常の市外局番(例えば「03」や「06」)を使う方が、通話料金の面でお得になることが多いです。

ナビダイヤル「0570」への通話は定額プランの対象外で、通話には別途料金がかかるため、消費者にとってはコストが増えるリスクがあります。

このため、問い合わせセンターが通常の市外局番を使用することが、料金面で消費者にメリットをもたらす可能性があると考えられます。

0570番号からの着信元を見極める方法

見慣れないナビダイヤル「0570」からの着信があった時、その発信元を突き止める方法は以下の通りです。

検索エンジンで番号検索

GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「0570-」と入力し、情報を直接検索する手法も有効です。

この方法で、発信元の企業情報を見つけ出すことがあります。

電話番号検索サイトの活用

「jpnumber」のような電話番号検索サイトを使って、受け取った着信番号の詳細情報を調べることができます。

日本、電話番号検索
電話番号、店舗名、企業名、住所、業種名から電話番号情報の検索が可能です。

これらのサイトでは、迷惑電話の履歴も蓄積されており、役立つ情報を得ることが可能です。

0570ナビダイヤルへの通話料金を節約するコツ

0570ナビダイヤルへの通話料金を抑えるコツは以下のとおりです。

通話後の折り返しをリクエスト

電話がつながった後、「折り返しの対応をお願いできますか?」と尋ねることで、通話料の負担を回避できます。

対応する企業もあれば、対応しない企業もあります。

他の連絡手段を模索

ナビダイヤル以外にフリーダイヤルや市外局番の連絡先がないかを確認します。

企業の公式ウェブサイトや関連文書で他の連絡方法を探し出しましょう。

フリーダイヤルや直接の営業所・支店の電話番号を利用することで通話料を節約できます。

また、固定電話からフリーダイヤルにかけることが可能なケースもありますので、固定電話の利用も考慮に入れると良いでしょう。

まとめ

ナビダイヤル「0570」が企業や機関にとって全国統一番号としての利便性を提供する一方で、消費者側には通話料の面で留意すべき点があります。

ナビダイヤルは市外局番ではなく、どの地域からの電話かの特定が困難であるため、不明な番号からの着信には注意が必要です。

また、通話料を節約するための対処法として、電話番号検索サービスの活用や折り返しの依頼、他の連絡手段の模索などが有効です。

ナビダイヤルへの対応においては、これらの情報を活用して賢く対処しましょう。