1歳児との生活は、毎日がめまぐるしく忙しいですね。うちの子供は、ハイハイが始まった頃から何処に行くにも私についてまわっていました。
特に、1歳前後は、ピークに後追いが酷くて昼寝をしてくれないとやりたい事ができずにどうしたらいいのか悩むことが多かったです。
好きにやらせれば危ないし、家事を優先すれば1時間でも泣き続ける事も少なくはありませんでした。こんな経験から、後追いが酷いと頭を抱えるママさんやパパさんの気持ちが痛いほど分かります。
ここでは、1歳児の後追いが酷いことには何か理由があるのか、対処法や時期についてまとめました。
1歳児の後追いがひどい原因は?
1歳児の後追いがひどい原因は、「生まれながらの赤ちゃんの性格」と「赤ちゃんの育っている環境」の主に2つがあります。
生まれながらの性格
大きな原因が「生まれながらの性格」です。1歳児のような小さな子供でも、生まれながらに寂しがりや、泣き虫、感情豊かなどの性格があります。
例えば、怒りや悲しみの感情に敏感な1歳児であれば、少しの事で不安になり後追いをしてしまいます。同様に頭で考えるよりも、行動をするタイプであれば、泣いて知らせる前に自分で追いかけているのかもしれませんね。
一方で、のんびりとしている性格や感情を表すのが上手ではない1歳児は、お母さんの姿が見えなくなったことが分かり不安を感じても気持ちを表現できないこともあります。
また、お母さんがいないのを不安を感じても、おもちゃやテレビがあれば大丈夫だという1歳児であれば、さほど後追いをしないでしょう。
育っている家庭環境
多くの原因は生まれ持った性格にありますが、「家庭環境」も原因のひとつとして考えられます。この家庭環境というのは、必ずしも愛情が足りていないとか、育て方が悪いというわけではありません。
例えば、兄弟や家族が多い家庭であれば、常に誰かしらの手がありますね。ママやパパを追いかけている間に、一緒に遊んでくれる人が目に留まり、追いかける相手が変わります。そして、1歳児が希望をしているように誰かしらが遊びの相手をしてくれるでしょう。
このように、後追いの対象が分散する事もあり、”ひどい”後追いというほどまで発展しないケースが多いです。
1歳児の後追いの対処法は?
1歳児の後追いがひどい場合には、対処法を見つけましょう。根気強く続けていることで、次第に後追いもよくなってきます。
声をかけてから離れる
常に子供を抱っこして行動するわけにいきません。少し離れた場所に行く場合には、声を掛けてから離れます。「お洗濯してくるね」「お荷物とってくるね」など一言発して、声を聞かせてから離れることで、子供が安心出来ます。
また、声をかけたからといって長時間離れてしまうと不安を与えてしまうので、後追いや泣き声が聞こえる前にできるだけ短時間で戻るようにしましょう。
戻ってくることを記憶させる
6ヶ月を過ぎる頃から、子供にも記憶能力が備わっています。声をかければきちんと戻ってくる、何処にも行かないということをしっかりと記憶させてください。
離れても戻ってくると教えることで、不安を和らげて後追いを減らすことができます。
他に集中できるものを見つける
1歳児が後追いをする理由のひとつが、記憶力が高まり見慣れた大好きな姿が見えなくなって不安に感じているからです。
ここで、他に何か集中できるものを見つけることで後追いがぐんと減ります。おもちゃやお絵かきなど、興味を惹くものがあれば、どんどん一人遊びの時間が増えて、後追いが治まるでしょう。
ママが家事をサボる
家事や育児に一生懸命なのに後追いをされるのって、思っているように物事が進みませんね。そんなときには、思い切って子供と時間を共有しましょう。
洗濯物やお掃除は”子供が寝ている間だけ”と決めて、必要最低限に留める勇気が大切です。後追いが酷いのは、子供が小さく可愛い頃のほんの一瞬のことですよ。ゆったりとした気持ちで、同じ目線に立ち愛情を与えることで、子供にもママにもメリットになるでしょう。
大切なわが子の言うことを聞いて、後追いをさせる余地を与えない日を一週間に1日でもいいので作ってみるべきです。
思いっきり後追いをさせる
どうしてもやることがあるというときには、思いっきり後追いをさせてみましょう。何処までついて来ても怒らないこと、台所や棚の中身を出されても気にしないでみてください。
できる限り好きなように行動をさせて、甘えさせてあげるようにすることが大切です。どうしても危ないところは、子供の目が離れたときに立ち入り、後追いをされているときは安全なところを思うままに追いかけてもらいましょう。子供の頃にしっかりと愛を与えた子は、大きくなったときに愛情深い子供に育ちます。
後追いっていつまで続くの?
平均的には1歳半ごろまで
赤ちゃんの”後追いが治まる時期”を平均で表せば、1歳半という声が多いです。ただし、あくまでも落ち着く時期ですので、全く後追いをしなくなるというわけではありません。
一人遊びが上手になる頃まで
後追いが落ち着く時期の目安の1つが、一人遊びが上手にできるようになる頃です。特に一人っ子は一緒に遊ぶ兄弟がいないので、寂しさのあまり後追いが長く続く場合があります。
大体の子は、1歳半を過ぎた頃に一人で興味を持つものに熱中して遊べるようになり後追いが減るでしょう。
個性があることを忘れないで
後追いが長いと「うちの子大丈夫かな?」と不安になってしまいますが、あくまでも個性だと取り温かく見守りましょう。2歳、3歳を過ぎても後追いをする子はします。
むしろ、大きくなってからのほうが”赤ちゃん返り”なんていう言葉があるように、一度よくなった後追いがひどくなることもあるのですよ。一人ひとりの個性なので、周りの子供と比べてストレスを溜め込まないようにしましょう。
まとめ
子供が一人で行動できるようになると、感情表現は泣くだけではとどまりません。自分でママやパパを追いかけ回すようになり、追いつけないと次第に激しく泣く子も多くいます。
この後追いの度合いは実に個人差が大きいものです。私達大人でも寂しがり屋もいれば、一人が好きな人もいるように、赤ちゃんだって生まれながらの性格を持っています。
後追いが酷い子は性格を考慮して、正しい解決方法を考えてみましょう。家事や育児に追われているとイライラするものです。後追いが酷い時期は、子育てが仕事だと割り切って子供とべったり、親も同心にかえってみるといいのではないでしょうか。
TOPICS:幼児のうちから色々な経験をさせてあげたいとお考えの親御さんへ