3歳児の指しゃぶりの原因や歯並びの影響は?やめさせる方法とは?

指しゃぶりをしている3歳児育児

子供も3歳になれば、しっかりと自己主張をするようになります。そして、幼稚園入園が近付く3歳の頃は、子供の成長や癖について周りの子供や親御さんが気になますね。

中でも、多い悩みが見た目もすっかりとお兄ちゃん・お姉ちゃんになったのにも関わらず指しゃぶりをやめられないという事です。

赤ちゃんの時には仕方がないと思っていた指しゃぶりがやめられない、また急に指しゃぶりを始めたという子供は少なくはありません。

3歳児の指しゃぶりは、大人からみると何か異常なことではないのかと心配になりますね。

ここでは頑固な3歳児の指しゃぶりの原因と、歯並びやその他成長への影響をご紹介します。

また、どうしても辞めない子供でもすっと指しゃぶりがやめられる方法をまとめました。

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3歳児の指しゃぶりの原因は?

3歳児の女の子

子供によって原因は様々ですが、指しゃぶりをしているからには何かしらの理由が潜みます。

愛情の形のズレ

3歳児の子供の指しゃぶりは、親からの愛情が足りていないからという場合が多いです。

ただし、これは子供が欲する愛情の形と、与えている愛情の形にズレがあるだけです。

必ずしも親が悪い、子供が悪いというわけではありませんから、自分や子供を責めてはいけません。

ストレスの回避

3歳児になれば、自我が芽生え、なんでも自分でチャレンジをするようになります。

その中で応じる「できない」などの思い通りにいかないことに対するストレス回避が原因で指しゃぶりになっている場合があります。

単なる癖

原因として比較的に多いのが、幼児期の授乳の名残が癖として残ってしまっていることです。

おしゃぶりを使っていた子などは、特に意味がなくても指しゃぶりの癖が残っています。

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3歳児の指しゃぶりによる歯並びやその他の影響は?

骸骨

指しゃぶりによる影響は十人十色です。どの指をしゃぶるっているのか、どのくらいの時間しゃぶるのか、どれくらいの太さ・深くを入れるのかにより影響が変わります。

歯ならび

歯並びが悪くなり、見た目やかみ合わせが悪くなってしまいます。指しゃぶりの影響で目立つのが、出っ歯、隙歯(上下の前歯に隙間ができる)などです。

また、前がずれることで奥歯までガタガタにずれるなどがあります。

咬み合わせ

歯がずれることで、歯を支えている骨まで影響を受けます。指しゃぶりの時間が長い子では、奥歯が噛み合せがずれて口の形が変化してきます。

発音

指しゃぶりで癖が付いた歯並びと骨格により、発音が悪くなることがあります。前歯が開いた上体のかみ合わせでは、舌をつくタ行などの発音が発しずらくなるのです。

あごの発育

あごの骨など、口の中の形状の発育にまで影響がでることがあります。口の中の形やかみ合わせは、運動や学力にも繋がるので、とても大切です。

口呼吸

歯が出っ歯になれば、唇を閉じにくくなり自然と口呼吸が増えてしまいます。虫歯ができやすくなったり、風邪を引きやすくなる要因に繋がりかねません。

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3歳児の指しゃぶりをやめさせる方法は?

親はどうしても面と向かって注意したくなるものです。しかし、叱るという行為は逆に指しゃぶりを悪化させたり、子供との関係性を崩す要因になりかねません。

市販の商品を使う

市販の商品の中には、「指しゃぶり防止爪マニキュア」、「専用サポーター」などがあります。大体1000円代で売られているので、どうしてもやめさせたい場合に有効的です。

指しゃぶり防止爪マニキュア

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出典:amazon.co.jp

チュチュガード

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出典:rakuten.co.jp

他にも、口にしても大丈夫な漢方、バニラエッセンスを手に塗ってみるのも使えるでしょう。

ただし、これは親が主体的に辞めさせている方法なので、子供の欲求が溜まらないように注意します。

子供のマネっこをする

子供が指をしゃぶっていたら、真似をしてみて下さい。その際に、「○○ちゃんの方が美味しそう~」と、子供の指を吸ってみます。

始めの数回は、「もっと吸って~」などシツコイかも知れませんが、嫌な顔せず子供よりもノリノリで続けてみて下さい。

子供の反応を見ながら数日間同じように続けていると、そのうち子供は指しゃぶりを自然にやめます。

思いっきり甘えさせる

暫くは親が辛いかもしれませんが、大げさと言うくらい思いきり抱っこをし、甘えさせてあげるようにしましょう。

指しゃぶりをやめさせたい一審で怒るのは、逆に不安を与え、繰り返させる原因になります。

目標を持たせる

3歳にもなれば、親の言っている事は大半理解できています。

「○○ちゃん、幼稚園に入る前にやめようか」など、余裕のある目標を持たせます。

「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)だもんね」など、子供が気を惹くキーワードを混ぜるのがやる気を引き立たせるポイントです。

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まとめ

指しゃぶりは、乳幼児によく見られる行動なので1歳・2歳のうちにはあまり気にしなくていいとされています。

しかし、4歳・5歳頃まで指しゃぶりが続くと、永久歯の歯並びに影響が出てしまう可能性が高いです。

最悪の場合では、歯並びだけではなく骨格や話し方まで変わり子供の一生を左右してしまいかねません。

多くの場合では、時期が来ればやめる指しゃぶりですが、長く続かないように親は様子をみていなければなりません。

3歳ごろであればさほど心配は要りませんが、習慣化してしまわないようにできる限り指しゃぶりをやめさせるように働きかけるべきでしょう。

正しく指しゃぶりをやめさせるためには、まずは親がなぜ”子供が指しゃぶりをしているのか”、その原因を考えてみてください。

理由がはっきりすると、どのように接すれば指しゃぶりがやめられるのかが見えてきます。

無闇やたらに小さな子供を叱りつけるのは、逆にストレスを与えてしまい悪化させる可能性も否定できません。

親として、自分の子供に適切な方法を考えて行動をするのが一番でしょう。

→ 幼児のうちから色々な経験をさせてあげたいとお考えの親御さんへ

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