家にいるダニは、他は誰も症状が出ていなくても赤ちゃん一人だけ刺されてしまうことがあります。これは、皮膚が柔らかく体温が暖かい可愛い赤ちゃんだからこそ、ダニも好んでしまっているといえるのです。
ダニの刺され方は、蚊やその他害虫とは特徴がちょっと違っています。刺されてしまったときにはどんな症状が出るのが、対処法などをしっかりと把握しておきましょう。
赤ちゃんがダニ刺された時の特徴は?
赤ちゃんがダニに指されたときには、蚊やそのほかの虫とは違った特徴が出ます。
大き目の発疹
ダニの発疹の特徴は、蚊に刺されよりも大きくなるのが特徴です。1箇所当り大体5mm~1cmくらいに腫れ、刺されたダニによっては湿疹の中心が硬くなりやすいです。
刺されてしばらくしてから、白っぽく芯のようになり、左右非対称に数個の湿疹が近くにでれば、まずダニと判断して間違いないでしょう。
複数個所の発疹
ダニの特徴は、1箇所だけではなく複数個所の発疹ができることです。特に、赤く皮膚が盛り上がる丘疹といわれるものが、太もも、わきの下、お腹に2箇所以上現れてたらダニを疑いましょう。
ダニは通常1箇所だけではなく2箇所ほど刺すので左右非対称に数個の発疹が1箇所目の近くに出来ていたら蚊ではないでしょう。
中々消えない
ダニの発疹は蚊とは違い新陳代謝が活発でやわらかい赤ちゃんの肌でも中々消えないのが特徴です。一般的に湿疹が消えるまで最低でも1週間ほどはかかります。また、かき壊せば肌に跡が残る可能性が高いのも厄介な処でしょう。
後からかゆみが出る
蚊は刺されてすぐにかゆみが出ますが、ダニの場合には刺されてすぐに痒くならないのが特徴です。大体6~8時間経ってからいきなりかゆみを感じるようになるので何時刺されたのかが中々分かりません。
かゆみが遅く反応する理由は、ダニが吸血したときに残るダニの体液が序所に反応することからです。
症状が悪化することも
ダニが原因の痒みは放置していると症状が悪化することがあります。酷くなると痒みが2週間ほど続き、ぷくーっと腫れたり、水ぶくれになったることも少なくはありません。
かゆみが長引くので、ぐずりやすくなり、注意をしていてもかきむしってしまい、より症状を悪化させることも少なくはないです。湿疹が無くなるまで汗やほこりを付けてしまわないような最新の注意が必要です。
赤ちゃんがダニに刺されることによる影響は?
赤ちゃんがダニに刺されることによってどのような影響が出るのでしょうか。
腫れが広がる
赤ちゃんが刺されると、大人に比べて目に見えて症状が悪くなり安いです。そのひとつが赤い腫れが広がりやすく、明らかに面積が大きくなります。赤みが広がれば当然熱を持ちやすく、かゆみが強くなります。
また、刺された中心には硬いしこりが出来きて不快感を伴います。さらに悪化すると、水ぶくれが出来てしまい皮膚がただれてしまいます。
とびひが出来る
水ぶくれが悪化すると、さらにとびひが出来るなどかわいそうなことになります。水ぶくれを掻き毟ってしまうと、黄色ブドウ球菌が付いてとびひを発症してしまいます。
とびひと言うのは、本名を「伝染性膿痂疹」といい、甘く見ることは出来ない伝染力の高い病気です。
アトピー性皮膚炎
ダニが原因で重症アレルギーが起こります。アレルギーというと食物アレルギーを連想する人が多いですが、それよりもダニとその糞、死骸が多くの原因となっています。
1度刺されたということは家の中にダニが生息しているという特徴です。ダニとダニの死骸やフンであるハウスダストが原因のアトピー性皮膚炎の患者は年々増加しています。将来症状を悪化させないためにも早めの対策が必要です。
気管支炎やぜんそく
ダニが原因でのアレルギー性気管支炎、喘息は乳幼児にとって命に係わる病気です。刺されたダニが原因で、実際に呼吸器官の病気を引き起こしてしまうことは少なくありません。
現在では社会現象となりつつあるダニによるアレルゲンの病気を引き起こさないためには、適切な住環境作りが大切になってきます。
赤ちゃんがダニに刺された時の対処法は?
赤ちゃんがダニに刺されたときには、患部を刺激しないように適切な対処をしてあげることが大切です。
掻かないように注意をする
ダニによって刺された部分は、刺されてすぐに痒みが出るわけではありません。腫れてしばらくして痒みを伴ったときに、掻いてしまわないように注意をしてあげましょう。
汚れた手で触ることで雑菌が入りやすく、伸びた爪で掻くと悪化させてしまう可能性が高いです。ミトンを付けたり、爪を短く切ったりと、出来る限りの努力を行ってください。
体を温めすぎない
ダニに刺された痒みは、熱い湯をかける事で患部を刺激が増してしまいます。
お風呂はぬるめの湯にするなどの工夫をしてあげないと、お風呂に入ってからしばらくぐずってしまうなんていうことになりかねません。そうなると、泣いたことでより身体が熱くなり、患部の痒みが増すといった悪循環に陥ります。
お薬を塗る
ダニに刺された場合には薬を塗るようにしましょう。腫れが酷くなく痒みが出ているのみであればドラッグストアで手に入るステロイドの弱いお薬を利用しましょう。
一方で、痒みが強かったり皮膚が荒れている場合には、迷わず皮膚科や小児科を受診して専用のお薬を貰いましょう。
ダニの撲滅に勤める
一度刺されてしまったということは、まだまだ家の中にダニがいるということです。家の中は、シーツを綺麗にして、布団を乾燥、部屋中を掃除機でかけるなどの対策を行います。
また、お出かけの時にも、虫除けのパッチやスプレーを使って見るのも良いです。ドラッグストアなどで色々なグッズが売られているので、赤ちゃんに優しい製品を手に入れてみましょう。
まとめ
ダニは蚊やその他の虫とは違って痒みがすぐに出にくく痒みが持続しやすいです。同時に掻き毟ることで重症化しやすく、近付いてくるダニやそのフンや死骸によって各種アレルギーが出てしまうことも少なくはありません。
ダニに1度刺されたら、適切な対応をして皮膚をいたわってあげて、少しでも数を減らすように対策をすることが大切です。可愛い赤ちゃんがダニの存在によって一生苦しめられないように、気をつけていきましょうね。
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