生まれたばかりの子供もあっという間に成長をして、見る見るうちにハイハイやタッチができるようになりますね。毎日出来ることが増えるのはとても楽しいものですが、同時に心配したいことが家の中での思わぬ怪我です。
スペースが限られているマンションやアパートの部屋、ちょっと目を離したら思わぬイタズラやトラブルが起こりがちな一軒家など、家の形状によって安全対策が少しずつ違ってきます。
また、普段使っている家電や生活用品の中には、赤ちゃんにとってとっても危険なものがありますので、何をどのように片づけるべきなのかを見てみましょう。
サークルを使う
マンションやアパートの限られた生活スペースの家で、調理中に赤ちゃんが侵入してくるなどのトラブルを抱えていることはないでしょうか。そのよう場合には、サークルやゲートの設置をしてみると良いでしょう。キッチンへの入り口はゲートを置けば、調理中の侵入を抑えらます。
また、テレビの前やストーブはゲートで囲うと赤ちゃんが近付くことが出来なくなります。もしくは、赤ちゃんが過ごすスペースをゲートやサークルで確保してあげるなど、工夫をすると部屋全体が散らかりにくくなります。
歩行器を使う
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一軒屋などある程度の広さがある家は、知らず知らずのうちに赤ちゃんが目の届かない場所まで冒険に行ってしまいます。全ての部屋のすべての物に赤ちゃん対策出来ない場合には、歩行器を使うと良いでしょう。
歩行器を使って赤ちゃんが十分に移動できる距離があれば、面白がってしばらく歩行器に座って遊んでいたりします。赤ちゃんは余計なものに手が届きにくく、危険なものから遠ざけて遊ぶことが出来るので安心出来ます。
電池は取れないようにふさぐ
家の中で使っている家電は電池式のものが多数あります。たとえば、リモコン、タイマー、上の子供のおもちゃなどには、小さな単4電池やボタン電池が入っています。うっかりと取れてしまわないように注意をし無ければ、子供が誤飲したり噛み付いたりしてしまう危険性が高いです。
対策方法として、電池が取り出せないように厳重にシールやテープを貼り、電池が出ないようにしておきましょう。
床の硬さを工夫する
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ハイハイで移動する赤ちゃんのヒザが痛そうだと心配になることはないでしょうか。一般的なフロアは硬い木の床で、一日中ハイハイで過ごす赤ちゃんにとって優しい素材とは言えません。
そこで、ホームセンターや赤ちゃん洋品店に売っているパネル式のマットを床一面に敷くのをお勧めします。部屋の形状に合わせて設置しやすく、赤ちゃんが移動する場所においてあげると過ごしやすくなります。
一方で、キッチンや電化製品の周りなど近付いてほしくない場所には近づけなくなるような対策をするといいです。たとえば、人工芝や荒めの絨毯を敷くとチクチク不快なので自然と近寄らなくなります。
ロックをかける
開けっ放しにしてほしくない冷蔵庫や、ガラスの食器が入っている食器棚など、赤ちゃんの目に留まらないようにしまっておいたのに開けられてヒヤッとしたことはないでしょうか。そんな引き出し類は赤ちゃんのいたずら防止用のロックを付けておくと安心です。
ただし、ロックをかけるのは出来るだけ来るだけ早いうちをお勧めします。その理由は、一度引き出しで遊びだしてしまうと、ローラーや開閉式であけられることを赤ちゃんは学習してしまいます。
同時に、中に何が入っているのか理解してしまい、後からロックを設置したところで、「開けたい!」「遊びたい!」と駄々をこねられてしまう可能性が高いです。
きちんとしまう習慣を作る
赤ちゃんにさわられて困るものやなくされては困るものってありますよね。例えば、財布や仕事の書類などは常に完全に見えないところに終う習慣を作っておきましょう。
赤ちゃんは何に興味を示して、遊びだそうとするのか大人には予想がつきません。駄目だといって片付けてからでは、「欲しかったのに」と駄々をこねられてしまいますので、さわられたくないものは引き出しに入れる、入れない部屋に置くなどの工夫をしましょう。
角はぶつからないようにガードする
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子供の目線に立ってみると、目の位置に鋭い角が目立つことがあります。たとえば、テーブル、ドア、引き出し、クローゼットなどは、うっかり転んだ時にけがをする可能性が高い部分です。
大人だけの生活では気にならない場所に沢山の角があるのので、ぶつかってケガをしないように、専用のクッション材を使うなどしてガードをしておきましょう。
まだ不安定なハイハイやつかまり立ちでは、しりもちをついて転んだり、行き先が不安定で頭をぶつけることは日常茶飯事です。目立つ家具の角はしっかりとクッションをおくと安心でしょう。
引っ張れるものをなくす
赤ちゃんの目線からでは、ぶら下がったコードの先に何があるのかは分かりません。興味本位で引っ張ったコードのなかに熱いお湯が入っていたら大変です。
また、テーブルクロスを引いてしまってテーブルの上のものが全て落ちるなんていうトラブルもよくあるので、赤ちゃんの目線に経って引っ張れるようなものは全てなくすように工夫をしていきましょう。
コンセントの穴をふさぐ
家の壁のあちらこちらにあるコンセントは、赤ちゃんにとってとっても危ないので注意をしてください。
コンセントの穴はできれば専用のアイテムを使って、ほぼ全てふさいで赤ちゃんが思わぬ事故を起こさないように注意をしましょう。フォークを指してしまえば感電の恐れがあり大変危険です。
他にも、おもちゃやゴミを詰め込んでみたりと、何をするか分かりませんのでいたずらが出来ないようにふさぐのが一番です。
ゴミ箱は高い位置へ
ハイハイをしている赤ちゃんにとって、ゴミを捨てているゴミ箱の意味はまだ分かりません。
面白そうなものが沢山詰め込まれている「おもちゃ箱」となんら変わりがなく、気がついたらごそごそ中身を漁っていた、ひっくり返してゴミまみれになった、必要なものまでゴミ箱に捨てられていたなど、とんだトラブルになることが多くあります。
まとまったゴミは外、細かいゴミ箱は高いところにおくなどして対応をしてください。
まとめ
赤ちゃんの成長は嬉しいものの、行動範囲が広くなれば思わぬ怪我の可能性も高くなってしまいます。家の広さや家具によってはサークルや歩行器、マットを設置するのもひとつの手です。
取り返しのつかないことにならないためには早めの対策が必要になってくるので、掴まり立ちを始めたくらいから家の中の安全対策を徹底していきましょう。
TOPICS:幼児のうちから色々な経験をさせてあげたいとお考えの親御さんへ