赤ちゃんの鼻水吸引のやり方や注意点は?ストローでも大丈夫?

泣いている赤ちゃん育児

赤ちゃんの鼻づまり、放っておいてしまうと中耳炎や副鼻腔炎を引き起こしてしまう恐れがあります。特に中耳炎は強烈な痛みを伴うので、赤ちゃん本人はもちろん、看病するお母さんもぐったり、なんて事態を引き起こしかねません。

赤ちゃんは自分では鼻をかむことができないので、必ずお母さんがとってあげないといけません。そこで活躍するのが「吸引器」です。

ここでは、吸引の仕方、また吸引する時の注意点、そしてストローでも代用できるのかについてお話ししていきたいと思います。

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赤ちゃんの鼻水吸引のやり方は?

お母さんと赤ちゃん

鼻水吸引に取り掛かる前に

湿気のある状態にする

まず、鼻水吸引しやすくする為の下準備として、赤ちゃんをお風呂に入れましょう。入浴することで、湿気で鼻水が流れやすくなり、吸引しやすくなります。

もし、入浴させるのが難しいような時間帯であれば、部屋を加湿する、また蒸しタオルを赤ちゃんの鼻の下に当てるのも同じく効果的です。

笑顔を心掛ける

赤ちゃんを怖がらせない為に、お母さん自身がリラックスして、笑顔でいることを心がけましょう。そうすれば自然と赤ちゃんもリラックスして、鼻水吸引しやすくなります。

また、お母さん自身がニコニコしていれば、赤ちゃんも鼻水吸引が遊びのひとつなんだ、と思ってくれて、次回からの吸引もとっても楽になります。

吸引器を使った上手な吸引の仕方

吸引器を入れる角度さえ正しければ、上手に鼻水吸引をすることができます。

  • 1.吸引器の先端を鼻の穴の中に軽く差し込む
  • 2.吸引器の先端を水平の方向に角度を変える
  • 3.ゆっくり上下に動かしてみて、ベストなポジションを探す

それでもなかなか吸引できない時は

しっかり下準備もして、吸引器も上手に入れられたとしても、赤ちゃんの鼻水がネバネバの時は吸引するのはすごく難しいですよね。そんな時は、かかりつけの病院で「生理食塩水」というものを処方してもらいましょう。

処方してもらった生理食塩水を、赤ちゃんの鼻の中にスポイトで数滴たらすと、びっくりするくらい鼻水吸引がスムーズにできます。ぜひ試してみてください。

生理食塩水は必ず医師に処方された物を使用してください。

赤ちゃんの鼻水を吸引する際の注意点は?

女性

赤ちゃんの鼻水吸引をするにあたって、いくつか注意しなくてはならない点があるので、紹介していきたいと思います。

力加減に気をつける

方穴を塞いで吸引する場合

一気に力をこめて吸引してしまうと、鼓膜が破けてしまう恐れや、また中耳炎を引き起こしてしまいます。「ちゅっちゅっちゅっ」という感じでリズム良く、力を入れすぎずにやってあげてください。

方穴を塞がずに吸引する場合

もし、鼻がすごくつまっていて、なかなか吸引しきれないから思いっきり吸いたい、という場合は、必ず鼻の穴を塞がずに吸引してください。

もう片方の鼻の穴を塞いだまま、力を込めて思いっきり吸引してしまうと、鼓膜が破けてしまいます。絶対にしないようにしてください。

思いっきり吸引したい場合は、もう片方の鼻の穴を塞がない、ということを覚えておきましょう。

奥まで吸引器を差し込まない

真剣に鼻水吸引をしていると、ついつい吸引器が奥までささってしまっていた、なんてことありますよね。しかし、吸引器を鼻の奥まで入れてしまうと、鼻の粘膜を傷つけてしまい、新たな感染症を引き起こしてしまう可能性もあります。

吸引器が奥まで入ってしまっていないか、確かめながら鼻水吸引をするようにしましょう。

鼻水吸引はこまめにする

1日に何度も鼻水吸引しちゃっても大丈夫なのかな、またやり過ぎたらいけないんじゃないか、なんて心配するお母さんも多いと思います。

しかし、鼻水吸引は、前述したように、鼓膜や粘膜を傷つけてしまうようなやり方でなければ、1日何度でも、むしろ頻繁にやってあげた方が良いです。

赤ちゃんは自分で鼻をかむことができないので、鼻水が詰まってしまうと、呼吸のタイミングで鼻水を吸い込んでしまって危険です。

また、副鼻腔炎にかかってしまう可能性が高くなりますので、鼻水吸引はこまめにしてあげましょう。それと1回1回きちんと吸引しきる、というのも大切です。

赤ちゃんの鼻水吸引でストローを使っても大丈夫?

バツをしている女性

赤ちゃんの鼻水吸引器は、手頃な値段で赤ちゃん洋品店などで気軽に手に入るものですが、たまに「ストロー」で代用している、またはしたこと(チャレンジしてみたこと)がある、なんて話を耳にします。

しかし、見てわかるように、ストローの先端部分は完全に平らという訳ではなく、赤ちゃんの鼻の粘膜を傷つけてしまう可能性が大いにあるのがわかると思います。

そもそも一般的に流通しているストローでは、赤ちゃんの鼻の穴に比べて大きすぎるので、鼻の穴に入れることができるのかどうか、というのも懸念されます。

また、ストローで赤ちゃんの鼻水を吸引した場合、お母さんへの二次感染が懸念されます。

もし、赤ちゃんの鼻水に強いウイルスや雑菌が含まれていた場合、お母さんの粘膜を通して二次感染してしまいます。自宅で鼻水吸引をする場合は、市販されている鼻水吸引器を使うようにしましょう。

まとめ

鼻水吸引は苦手だなというお母さんも多いとは思いますが、赤ちゃんの鼻水をつまらせたままにしてしまうと、他の病気に発展してしまう危険性があります。

赤ちゃんの鼻がつまっているなと感じたら、力加減と奥に入れすぎないことに注意して、こまめに吸引してあげることが大切です。

鼻水吸引は角度さえ正しく入れてあげられれば、簡単に行うことができます。あまり嫌だなぁと思わず、笑顔で行ってあげてください。

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