カサカサとした赤ちゃんの肌を見ていると、なんだかかわいそうで仕方がありませんよね。乳幼児特有の乾燥であれば、保湿をしても中々改善されない可能性が高いですが、少しでも症状を改善させることは出来ます。
ここでは、赤ちゃんの乾燥肌にぴったりの対策法をまとめてみました。
赤ちゃんの乾燥肌対策
赤ちゃんの乾燥肌の対策は、大人の乾燥肌のケアに加えて、いくつか心がけなければならないことがあります。
たっぷりと保湿する
赤ちゃんの保湿は、塗って伸ばすと言うよりもクリームを置くくらいの感覚でたっぷりと塗ることが大切です。
場所にも寄りますが、赤ちゃんが口にしやすい手や口周りを除いて、少し塗りすぎでべたべたとするくらいたっぷりと使ってあげるのがポイントでしょう。
塗り重ねを忘れない
赤ちゃんの肌は、細かい部分も忘れずに塗り重ねをしながら丁寧に縫ってあげるのが大切です。
特に、首の後ろ手首、耳の付け根などは、忘れやすい部分であり、すぐにひび割れを起こす厄介な場所となります。しっかりと重ねぬりをして根気強く保湿をしてあげましょう。また、外出中も保湿を忘れずに行うと良いでしょうね。
お風呂上りはすぐ保湿
お風呂上りは、顔周りや乾燥が酷い部分を優先して5分以内に保湿を終らせることを心がけましょう。お風呂から上がって10分もすれば、どんどんと体が水分を失いかさかさとした乾燥を引き起こします。
まずは全身を簡単に保湿をして、少しずつ丁寧に細かいところまでクリームを塗ってあげるようにして、ムラ無く手早く乾燥から肌を守ります。
部位別に心がけること
ほっぺの乾燥
頬は赤ちゃんの肌の乾燥でも、特にカサカサが目立ちやすく治りにくく繰り返しやすい部位と言えるでしょう。
顔が乾燥しているからと言って、ママが利用している保湿用のクリームや乳液などを使ってあげたことは無いでしょうか。
実は、このスキンケア方法は絶対にやってはいけない間違った乾燥肌対策となってしまいます。その理由は、大人の肌に使用する化粧品の成分にはかなり刺激が強い物が含まれているからです。
例えば、合成ポリマーやアルコールと言った成分は乾燥肌を悪化させてしまう可能性が高いです。最低でもママと併用してしまわないことを心がけ、保湿後のママの湿った肌で赤ちゃんに頬ずりをしないようになど心がけましょう。
お尻の乾燥
お尻周りは、きちんと清潔に洗っていないことが肌荒れを招いている可能性も否定できません。特に寝てばかりいる赤ちゃんのお尻は、オムツで蒸れて肌トラブルを起こしやすい状態です。
ウンチをした後は、綺麗に拭ってあげたとしても雑菌が100%取れているとも限らないので、肌が乾燥をしているとしてもしっかりと泡を立てた石鹸で洗ってあげるようにしましょう。
清潔になったお尻は優しくタオルで拭って、ワセリンや馬油などの純粋な保湿ケア製品でオムツかぶれによる乾燥肌を防いで上げましょう。
腕の乾燥
赤ちゃんの腕は乾燥してカサカサしやすい部分のひとつです。特に、腕は夏で半そでを着ていれば掻き壊しやすく、長袖の冬は衣服で擦れ安い部分です。
乾燥肌を悪化させて、赤い斑点のぽちぽちを作ってしまう赤ちゃんも少なくは無い部分なので、しっかりと多すぎるくらいにクリームを塗って保湿してあげるように心がけてください。
同時に、肌が弱く乾燥肌を起こしてしまっている赤ちゃんであれば、オーガニックコットンの洋服を着せたり、寝具の生地にも注意をしてあげましょう。
頭皮の乾燥
頭やおでこは自分でかきむしってしまいやすい部位です。血が出るほどに掻いてしまう子であれば、定期的につめを短く切ったり、ミトンを付けて掻かない対策をしてあげてください。
同時に、痒いのを掻かせて解消させてあげられないというのは想像できる通り不快ですし、ぐずりに繋がりかねません。
髪の毛がしっかりと生えている子などで、べっとりとした保湿剤を塗れないのであれば、早めに皮膚科に相談するなどして、ステロイド剤入りの赤ちゃんの乾燥肌専門のお薬を処方してもらうようにしましょう。
口元の乾燥
口元の乾燥は、ミルクを飲んだり食べ物を飲んだりするたびに汚れて肌荒れを起こしやすくなります。また、外気に触れる部分であり、赤ちゃん自身の唾液が乾燥を悪化させてしまうのが問題です。
口元はなめても不快に感じないように、口に含んでも大丈夫なオイルやクリームを使ってやさしくケアをしてあげるようにしましょう。
一度に沢山塗ると嫌がる子もいるので、少しずつ定期的に塗るか、寝ている間に保湿ケアをしてあげるなどして、心身共に負担にならないように注意をしてあげることが大切です。
まとめ
まだまだ肌機能が未熟である赤ちゃんは、ちょっとしたことで肌荒れを起こしやすく、乾燥肌も悪化させてしまいやすいです。
大人が行う乾燥ケアに加えて、さらに注意深くケアしてあげるべきことが多くありますので、赤ちゃんの乾燥肌が気になるママさんは丁寧なケアを心がけましょう。
赤ちゃんのうちのほんの数ヶ月の保湿ケアをするかしないかで、将来のアトピーや肌質に大きく関係することも少なくはありませんので保湿の時間をしっかりとって大切にしてあげましょうね。
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