小さな赤ちゃんを抱えるパパやママにとって、ちょっとした赤ちゃんの変化も気がかりになりますよね。特に目を痒がっていたり目やにが出るという場合には、何か病気じゃないか、どうしたら良いのかと悩んでしまうことでしょう。
まずは赤ちゃんの目やにの原因を知って、どうしたら良いのか対処法について考えて見ましょう。
赤ちゃんの片目に目やにが多く出る原因は?
赤ちゃんの目やにが多く出る理由は、実に多くの原因が隠されています。
結膜炎
目やにの色が黄色・緑色といった色であると、炎症を起こしている可能性が高いです。
赤ちゃんがよくかかるのが、ねばねばとした目やにを伴う「細菌性結膜炎」で、黄色ぶどう球菌が目に感染したことで発症します。目が充血するのも細菌性結膜炎の特徴で、両目ではなく感染した片目に目やにが多く出ることもあります。
風邪
目やにと同時に、鼻水もたくさん出ていれば風邪を引いている可能性が高いです。鼻と目はひとつの管で繋がっているので、横になっている赤ちゃんは鼻水の逆流により目やにが出てしまうことが多いです。
逆さまつげ
小さな赤ちゃんに多いのが、まつげが逆さに生えている逆さまつげです。逆さまつげの赤ちゃんは、開こうとする目を刺激して目やにが多く出ているということが考えられます。
鼻涙管閉塞
鼻涙管閉塞は、目と鼻をつないでいる管が詰まっている病気です。目やは普通鼻に自然と流れる物ですが、詰まっていることにより流れないで目やにとして排出しようとします。
慢性涙嚢炎
慢性涙嚢炎は、鼻涙管閉塞が酷くなり細菌に感染することで発症します。より、ドロドロとした目や担っていれば慢性涙嚢炎の可能性が高いです。
アデノウイルスの感染
アデノウイルスはプール熱として知られている夏風邪のひとつです。
子供が多く発症するウィルス性の風邪で潜伏期間は3~7日、最初に症状が現れるのがのどや目です。目やにの後38度以上の高熱が出て、のどの痛みを訴えていれば感染の可能性が高いです。
赤ちゃんの目やには何科を受診したらいいの?
何科を受診すれば良いのかは、赤ちゃんの症状によって異なります。
眼科
逆さまつげや結膜炎など、目のトラブルだけが目立つようであれば眼科に連れて行きましょう。眼科の先生だからこそ、ピンポイントで赤ちゃんの不快な目の病気に効果のある目薬や処方箋を処方してくれます。
耳鼻科
鼻かぜをはじめ、鼻涙管閉塞や慢性涙嚢炎など耳と目の両方にトラブルがあれば耳鼻科で見てもらいましょう。また、目やにの後は鼻が詰まり、中耳炎などの耳のトラブルに繋がることも多いので、かかりつけの耳鼻科を1件作っておくと安心です。
小児科
アデノウイルスの感染であるウィルス性の夏風邪をはじめ、風邪を引いている場合であれば小児科に相談をするのが一番良いです。また、パパやママの目で見て原因が良くわからないということであれば、ひとまず小児科に相談をしてみるとアドバイスをしてくれるでしょう。
産婦人科
生後1ヶ月未満など小さな赤ちゃんで、まだかかりつけの病院がない場合にはひとまず産婦人科でも診てもらうことができます。プロのお医者さんの目で見て、何科の病院にいくべきなのかアドバイスをしてくれる良心的な先生もいるので、迷ったら通いなれている産婦人科に行くのもひとつの手です。
赤ちゃんの目やにの取り方や対処法は?
赤ちゃんの目やにが酷い場合には家庭で取り除いてあげるべきですが、いくつか注意するべき点とコツを抑えておきましょう。
濡れたガーゼを使う
目やにが酷い場合には、素手ではなく濡れたガーゼでやさしく拭うようにしましょう。強く擦らず、目尻に沿うようにやさしく拭うんがポイントです。
綿棒を使う
ガーゼでは上手く取れないというときには、綿棒をぬらしてやさしく拭ってあげるようにしましょう。眼球や目元に着いた目やには、綿棒を横にしてやさしくふき取るととりやすいです。
無理やり力を入れたり、縦にすると眼球を刺す危険性がありますので、やさしく使用するのがポイントです。
お風呂のあとにケアをする
固まってしまった目やには、むやみやたらに取ろうとせずお風呂の後に綺麗にしてあげるのがお勧めです。お風呂に入ると目やにが柔らかくなり、少し擦っただけでもすっと落ちて、綺麗にしやすくなります。
アロマオイルを活用する
鼻づまりを併発している目やにであれば、ローズマリーオイルなどのアロマオイルが目やににも効果を発揮します。
お風呂に数的アロマオイルをたらしたり、ほのかなアロマオイルの香りを枕元に香らせるなどして、鼻づまりを解消させて上げましょう。
まとめ
自分で処理をできない赤ちゃんは、ちょっとしたことで目やにが溜まってしまいがちです。ただの目やにだと思って甘く見ていると、他の病気の予兆であったなんていうことも少なくはありません。
例えば、結膜炎、中耳炎、プール熱など、何かしら他の病気と併用していることがあるので、おかしいと思ったら小児科か産婦人科、眼科、耳鼻科などのかかりつけのお医者さんに相談をしてみることをお勧めします。
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