乳児のうちにミルクを飲まなくなるのはとても心配になりますね。私のママ友の中にも、それまで沢山ミルクを飲んでいた赤ちゃんが急に嫌がるようになったと悩んでいた方がいました。
完全ミルクで育てていれば、ミルクが唯一の栄養源なので、1日飲まないだけでも成長に影響が出てしまわないか心配になりますよね。
でも、赤ちゃんがミルクを急に飲まなくなるのは、珍しい事ではありません。それぞれ何かしらの原因がありますが、赤ちゃんが行き成り飲まなくなる理由について気になりますよね。
ここでは、赤ちゃんがミルクを飲まない原因と病気について、また対策法をまとめています。
赤ちゃんがミルクを飲まない原因は?
ミルクの味が原因
粉ミルクは、どれも同じ味ではありません。赤ちゃんの下は敏感なのでほんの少しの味の違いが分かっています。
また、母乳はその日の体調や食べた食べ物で少しずつ変化していますが、ミルクはそう大きく味に変化が出ません。
小さな赤ちゃんも、何カ月も同じ味のミルクを飲んでいると飽きることがあります。
哺乳瓶の口が原因
哺乳瓶には実に様々なタイプがあります。小さな子供のミルクの飲み方に大きく影響するのが乳首の部分です。乳首の部分は、哺乳瓶により素材の固さや大きさ、素材等が違います。
例えば、哺力が弱い赤ちゃんは固い乳首だと、飲みたくても飲めないことがあります。
一方で、柔らかすぎる乳首は、必要以上のミルクが出てきてしまい空気を沢山飲み込んでしまう事があります。
ドクターベッタ哺乳びん ブレイン S2 240ml
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噛むことを学ぶための固めのブレイン乳首の哺乳瓶です。
母乳実感 哺乳びん(プラスチック製 ハニービー柄)160ml
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柔らかめの乳首で、舌の動きでミルクが出る哺乳瓶です。
ミルクの温度が原因
味に問題が無くても、ミルクの温度が好みではないことがあります。熱すぎ、冷たすぎは、赤ちゃんの食欲を減退させてしまいます。
好みの温度ではない時は、あまり飲みません。ミルクを作り慣れているママでも、もう一度温度を見直してみましょう。ほんの0.5度温度を変えるだけでごくごくと飲む子もいます。
お腹がいっぱい
生後4カ月~1歳くらいの間に、何の予兆もなくピタッとミルクを飲まなくなったら、お腹が減っていないことが原因かもしれません。
元気に動き回っているのであれば、現状が必要以上の栄養を摂り過ぎているのかもしれません。
成長曲線上にのっているか、健康的に育っていれば問題はないでしょう。
関連記事:赤ちゃんに与えるミルク量の目安は?欲しがる&飲み残しの疑問まとめ
赤ちゃんがミルクを飲まないのと病気の関連性は?
風邪
赤ちゃんがミルクを飲まないのは、風邪などの病気かもしれません。大人も風邪をひけば食欲がなくなるのと同じように、赤ちゃんもミルクを受け付けなくなります。
ちょっとした異常を感じたら、熱は出ていないか、汗はかいていないか、また顔色をチェックしてみて下さい。
便秘や軟便などの症状が出ていれば、風邪かもしれませんので、様子を見てお医者さんに連れて行きましょう。
ミルクアレルギー
「赤ちゃんが?」と思う方もいるかもしれませんが、「新生児・乳児消化管アレルギー」(通称:ミルクアレルギー)を持っている可能性があります。
これは、粉ミルクに含まれているたんぱく質やカゼインなどの物質にアレルギー反応を起こすためです。
新生児のうちには大丈夫だった子も、生後3ヶ月、4カ月以降に発症することがあります。ミルク嫌いと共に、便の異常や嘔吐が見られるようであれば早急にお医者さんに診せて下さい。
ただし、ミルクアレルギーには専用粉ミルクがありますし、離乳食を食べるころには乳製品も食べられるようになる子が多いので、大きな心配はいりません。
関連記事:【保存版】赤ちゃんの便秘に役立つQ&Aまとめ~病院リスト付き
赤ちゃんがミルクを飲まない時の対策は?
味を変えてみる
まずはじめに試して頂きたいのが、味を変えることです。同じ粉ミルクでも、薄くしたり、濃くするだけで飲みっぷりが変わることがあります。
例えば、夏であれば赤ちゃんんも熱いので、ミルクの温度を少し冷たくしてみるなど工夫をしてみて下さい。
ミルクを変えてみる
まずは、他のメーカーのミルクの少量パックを色々と集めて、飲ませ比べをしてみて下さい。同じミルクでも、味が濃いめ・薄め、甘目・さっぱり目があります。
一度飲みっぷりが解消しても、その日の気分で飲み変えたいと言う赤ちゃんもいるので、いくつかのメーカーの粉ミルクを持っていて損はないでしょう。
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持ち運びをしたいときにも便利な、一回分の飲み切り量のスティックが入っています。
哺乳瓶を変えてみる
ミルクを飲まないのは、飲みたいのに飲めないと言う事があります。
飲み続けているうちに哺乳瓶の形が変わってしまった、元々飲みづらい乳首の形で飲むのに疲れてしまったという可能性があります。
哺乳瓶や乳首の形を少し変えてみると、ごくごくと飲んでくれるようになる赤ちゃんがいます。
お腹を空かせてあげる
寝んねの時期は、丸々太っている子が多くなります。ただ単に栄養十分でミルクを受け付けていない場合には、沢山遊んであげることでお腹が減り、ミルクを飲むようになるでしょう。
例えば、タオルやおもちゃを使った遊びをして、手足をばたばたさせるだけでも消化が促されミルクを欲しがるようになります。
6時間位なら飲まなくても問題はありませんので、お腹がすくのを待ってみましょう。
ミルク以外を飲ませる
ミルクを飲まないのであれば、いっそミルク以外の飲み物を飲ませてみましょう。ただし、月例が早いうちからジュースばかり飲ませすぎてミルクを飲まなくなるのは逆効果です。
ジュースは栄養面に影響が出てしまわない程度に抑えて、ミルクの口休め程度に量をとどめるのが大切です。
ベビーのじかんは月齢3カ月から、安心して飲ますことができるベビー飲料がそろっています。
関連記事:哺乳瓶っていつまで続けるの?卒業方法&寝かしつけのコツは?
まとめ
完全ミルクで育っている子供は、ミルクが唯一の栄養分ですから、飲まなくなるとママは不安で仕方がありませんね。
しかし、世の中にミルクが嫌いで餓死する赤ちゃんはいません。小さな赤ちゃんでも、好みやその日の気分があります。
何日もミルクを飲まないのは何かしらの原因が潜んでいますので、いろんな対策法を試してしっかりと飲んでくれる方法を探り出しましょう。
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