赤ちゃんを抱っこした時に、反り返ってしまうことはありませんか?多くのママが赤ちゃんが反り返るのを体験したことがあると思います。
あまり頻繁に赤ちゃんが反り返ってしまうと、心配になってしまいますよね。
そんな心配を解消する為に、ここでは赤ちゃんが反り返る理由や期間、そして反り返りを解消する抱き方について紹介していきたいと思います。
赤ちゃんが反り返る理由は?
お母さんの体の中でずっと丸まって育っていった赤ちゃんは、生まれてくると同時に筋力をつけて、体を伸ばす練習を始めます。
しかし、力加減がまだわかっていないので、強く反り返ってしまい、またそれが頻繁なので、お母さん達は心配してしまうのですね。
またお母さんの方もまだ抱っこに慣れていないので、赤ちゃんが余計に反り返ってしまう場合もあります。
授乳後すぐに赤ちゃんが反り返っている場合は、おっぱいやミルクと一緒に空気を飲み込んでしまうのがひとつの原因なので、縦に抱いてげっぷをさせてあげたり、赤ちゃんが楽な体勢を取れるようにしてあげましょう。
赤ちゃんが自分の意思で反り返っている場合は、赤ちゃんの成長の証のひとつでもありますが、中には注意しなければならない反り返りのサインがあります。
突然力んだようにピンっと反り返ってしまう
赤ちゃんが、1日に何度も急に発作のような力の入った体の反らせ方をする時は、ごく稀ですが「点頭てんかん」の疑いがあります。
ただし、点頭てんかんは発作、脳波異常、知的発達の遅れの3つの条件が揃った場合に初めて発症が認められるものです。
4~7ヶ月頃の赤ちゃんには、点頭てんかんの発作に似た反り返りが頻繁に見られるので、あまり心配しすぎる必要はありません。
ですが、お母さんが安心する為にということにおいても、気になる場合は一度受診し、脳波をとってもらうのもよいでしょう。
寝ている時にも反り返ってしまう
寝ている状態の時でも、赤ちゃんの体に力が入っていて、首や肩が捻れるようにして反り返っている場合は、「脳性麻痺」の疑いがあります。
脳性麻痺は1000人に2~4人程度の確率でかかる病気なので、そこまで心配する必要はありません。
ですが、先天性のものと出生児に仮死状態に陥ったことが原因で発症してしまったり、また感染症が原因で発症してしまう場合があります。
気を付けなければならないのが、首や肩から捻れを伴った反り返りであるかどうかです。
生後18ヶ月未満の脳性麻痺は、専門の医師でも判断が難しいので、焦らず様子を見て、もし受診の必要があるようでしたら、かかりつけの医師に相談してみましょう。
抱かれるのを嫌がり反り返ってしまう
多くの赤ちゃんはお母さんが側にいなかったり、抱っこしてくれない時に泣いてしまいますが、逆に抱っこされると嫌がって泣いてしまう子も中にはいます。
赤ちゃんが抱っこを嫌がって反り返ってしまうからと言って、一概に「自閉症」であるとは言えませんが、注意してみた方がよいでしょう。
自閉症も、非常に診断が難しいので、心配な場合は助産師さんや、保健センターに相談してみて、他に見られる自閉症の症状と合わせてチェックしてみてもよいでしょう。
赤ちゃんの反り返りっていつまで続くの?
赤ちゃんの反り返りは、早い子では生後1ヶ月頃から始まり、多くの赤ちゃんは3~4ヶ月頃になると力強く反り返るようになります。
そして1歳頃になると、体幹もしっかりしてくるので、反り返りが落ち着いてきます。
ただ、赤ちゃんの成長はそれぞれその子によって違ってくるので、あまり気にしすぎずに、反り返りがおさまってくるのを待ちましょう。
赤ちゃんの反り返り対策の抱き方は?
正しい横抱きの仕方
右利きの人の場合、右手の方が力が強いと思うので、赤ちゃんの左側から抱き上げて、右手でお尻を支えるようにしてあげましょう。
左利きの人は左手でお尻を支えるようにしてあげるとよいでしょう。
そして赤ちゃんの体が「アルファベットのC」の形になるように、丸くカーブさせてあげると、赤ちゃんにとって一番心地の良い体勢にしてあげることができます。
赤ちゃんがリラックスすると、反り返る回数も少なくなってきますし、赤ちゃんが正しい体勢を学んでくれるので、お母さん達も抱っこしやすくなってくるでしょう。
NGな横抱きの仕方
片腕で肩を支え、もう片方の手でお尻を支えるような抱き方だと、赤ちゃんの頭が後ろに落ちてしまい、より反り返りやすくなってしまいます。気をつけましょう。
スリングで矯正する
赤ちゃんにとって本来丸くまるまっていなければいけない背骨が、反り返ってしまっていることは良くないことだとわからせる為に、スリングを使って赤ちゃんの背骨が丸くなるように矯正するのも良い方法です。
赤ちゃんの中には、スリングに入るのを嫌がって泣いてしまう子もいると思いますが、5分間はお母さんも赤ちゃんも頑張って、スリングの中に赤ちゃんを入れ、背中が丸まるようにしてあげましょう。
5分経過して、赤ちゃんがリラックスして、心地良さそうな場合はそのままスリングに入れたままにしておいても大丈夫です。
ですが、5分経過しても泣いている、という場合は一度赤ちゃんをスリングから出してあげて、また翌日チャレンジしてみましょう。
このスリングでの背骨の矯正を何度か繰り返してあげると、赤ちゃんも背骨を丸めた体勢に慣れてきて、反り返らなくなってきます。さらには縦抱きもしやすくなってきます。
スリングを使用する際は、お子さんの月齢に合ったスリングを正しい使い方で使用するようにしてくださいね。
まとめ
赤ちゃんの反り返りは、ほとんどの場合は心配する必要はありません。
不安になるお母さんも多いと思いますが、あまり心配しすぎずに、抱き方を変えてみたりなど様子をみて、赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。
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