抱っこをしていてもベビーカーに乗せていても、紫外線はあちこちから降り注いでいます。だから、まだ歩けない赤ちゃんであっても、大事な頭を守ってあげたいものです。
また、歩けるようになれば行動範囲も広がってきて、夏の外遊びも楽しくなるでしょう。そんな時にはぜひ赤ちゃんにも帽子をかぶせてあげてください。
赤ちゃんに帽子をかぶせる必要性、選ぶポイント、またおすすめの赤ちゃん帽子などをまとめてご紹介します。
さらに今回いくしゃあで独自調査を行い、先輩ママさんに帽子を嫌がる赤ちゃんにかぶせることに成功した時のエピソードについて答えて頂きました。
赤ちゃんに夏の帽子って必要なの?
赤ちゃんにも帽子は必要です。
- 熱中症から守る
- 紫外線から肌を守る
- 虫さされから守る
という役割があります。夏に外出するなら月齢に関わらず帽子は必要です。
赤ちゃんは体温調節が上手にできませんから、夏の強い日差しを直に浴びると熱中症の危険があります。夏の日差しから頭を守るために帽子をかぶせてあげましょう。
赤ちゃんの肌はとても弱いので、紫外線のダメージを受けやすいもの。
紫外線は出来るだけカットしてあげたいですが、頭には日焼け止めが塗れません。ですから、UVカット加工のしてある帽子は必須です。
夏は蚊や蜂などの害虫もたくさんいます。そういった虫から頭を守るためにも帽子は必要です。
また、赤ちゃんは頭が重く不安定です。特に歩き始めたばかりの頃は良く転ぶので、夏の外遊びなどの際には頭をケガしないように、必ず帽子をかぶせてあげてください。
赤ちゃんの夏の帽子の選び方は?
赤ちゃんにはまだ帽子の役割が分かりませんから、かぶった時に嫌がらない、ということが重要です。
そのために重視するポイントと、赤ちゃんの頭や肌を守るためのポイントを両方押さえておきましょう。
肌触り重視
赤ちゃんが帽子をいやがる理由の一つとして、肌触りが気に入らないということがあります。タグがチクチクしていやがる赤ちゃんもいます。
敏感な赤ちゃんには、縫い目やタグが肌に触れないようになっているものや、コットン、ガーゼなど柔らかい素材のものを選んであげると良いでしょう。
通気性も重視
例えばデニム地などオシャレで可愛いですが、通気性という点からいうとやや不安です。蒸れてしまうと帽子が不快になって脱ぎたくなってしまいます。
汗をかいても通気性が良く、さらっとしている素材のものを選びましょう。
UVカット機能も必要
赤ちゃん用の帽子は紫外線をどのくらいカットできるか、ということも重視したいところです。できれば素材そのものにUVカット加工がされているものがおすすめ。
上からUVスプレーのようなものを吹き付けただけのものだと、洗濯を繰り返すことで紫外線カット効果が落ちてしまうためです。
つばはなるべく大きめの方が、首や肩まで紫外線から守ってあげることが出来ます。
できれば首の後ろあたりまで覆うことが出来るようなデザインがいいでしょう。直射日光が当たらず熱中症なども防げます。
あごひもがあった方が便利
赤ちゃんは頭も小さいので、深く帽子をかぶっても風で飛んでしまうことが多いものです。おんぶをして自転車に乗っていたら、いつの間にか帽子がなくなっていたということも。
その点、あごひもがついている帽子の方が便利です。
ただし、赤ちゃんがゴムをくわえるのでベチャベチャになって困る、という場合は、帽子のつばと服を止めるクリップがあるので、そういったものを利用するといいでしょう。
サイズの目安
サイズはあくまでも目安です。メーカーによっても若干の違いがあるので、実際にかぶせてみないとピッタリ来るかどうかは分かりません。
赤ちゃんによってはピッタリすぎる帽子だといやがって脱いでしまうこともありますし、大きすぎると帽子がずれてしまうこともあるので、赤ちゃんにとってベストなサイズを選んでください。
月齢 | サイズ |
0~3ヶ月 | 42cm |
3~6ヶ月 | 44cm |
6~12ヶ月 | 46cm |
12~18ヶ月 | 48cm |
18~24ヶ月 | 50cm |
24~36ヶ月 | 52cm |
このくらいのサイズを目安にして帽子を選んでみてください。
麦わら帽子は少し大きくなってから
夏の定番・麦わら帽子は、UVカット効果を考えると少し不安です。
素材自体にUVカット加工がされていて、それを編み込んだものであればある程度カットは出来ますが、どうしてもざっくりした網目であるため、紫外線を通しやすいからです。
また、素材も赤ちゃんの好みがあります。麦わらの肌触りが苦手な赤ちゃんもいます。
2歳くらいになり自分の好みが出てきて、麦わらがどうしてもかぶりたい、となったらUVカット効果のある素材のものを選んであげるといいと思います。
赤ちゃんの夏の帽子でおすすめは?
赤ちゃんの帽子選びのポイントを押さえ、UVカット率や素材にこだわった帽子を厳選してご紹介します。もちろんすべて洗濯機で洗濯可能です。
出典:amazon.co.jp
UVカット加工がされた布で、リバーシブルで使えます。便利なのは紐を絞ることでサイズ調整が出来ること。
赤ちゃんの頭はすぐに大きくなってしまうので、使えてもせいぜい1年なのですが、これなら2~3年は使えます。
しかもあご紐はゴムではなく紐になっているのですぐに伸びてしまう心配もありません。デリケートな赤ちゃんの頭にも優しい布地で、コスパも素晴らしい帽子です。
- Sサイズ(44~52cm)、Mサイズ(50~54cm)
- 価格:3024円
とにかく汗をかく赤ちゃんには乾きやすい素材であることも大事です。汗をかいてもさっぱり使えるリバーシブル帽子。淡いブルーの柄は男の子でも女の子でも使えるでしょう。
UVカット率も99.5%で安心。サイズも46~50cmまで調節が可能なので、長く使えるのもポイントです。
- ドットとリバーシブルの2柄
- 価格:2149円
出典:amazon.co.jp
欧米基準最高値のUPF50+、UVカット率97.5%以上です。UPFとは日焼け止めのSPFやPAに当たるもので、繊維製品の日焼けを防ぐ能力を数値化したものです。50+が最高値です。
紫外線が強いことで知られるオーストラリアの政府機関によって検査されており、オーストラリア皮膚がん財団認定の帽子です。
とにかく紫外線から赤ちゃんを守りたい!という方にはオススメの帽子です。あご紐はゴムではなくマジックテープで長さを調節できるようになっています。
- 43~52cm(4サイズ、0~3歳)
- 3672円
とにかくデザインが可愛いのと、安心の日本製というのが嬉しい帽子。後ろに大きなくまさんのフラップがついているので、紫外線と熱、両方から赤ちゃんを守ってくれます。
あご紐にもくまさんがついていて、太めの紐は引っ張られても苦しくない安全設計。帽子のサイズが調節できて長く使えるのもポイントです。UVカット率は99%以上です。
- 3色、~52cmまで(6~18ヶ月くらいまで)
- 4320円
出典:amazon.co.jp
どうしてもあご紐が苦手な赤ちゃんに、紐がなくても頭にぴたっとするように、マジックテープでサイズ調整できるリバーシブルハットです。
ポリエステル100%ですがとても風通しが良くて通気性に優れています。また、UPFは50+、紫外線カット率97.5%でつばも広いのでUV対策は万全です。
- 45〜50cm(0〜2歳)
- 価格:2376円
出典:amazon.co.jp
見た目の可愛さとかデザイン性はおいといて、熱中症対策にはもってこいの帽子です。後ろに長いフラップがついているので、夏の強い日差しから赤ちゃんを守ります。
2015年から、日本で一番暑いといわれる埼玉県熊谷市の「暑さ対策プロジェクト」にも採用されている帽子です。
サイズはやや大きめなので、1歳半~2歳以降の赤ちゃんにおすすめです。良く動いて外遊びをするようになったらかぶせてあげるといいでしょう。
- 全6色、52~58cm
- 価格:3240円(公式サイトでは3100円)
帽子を嫌がる赤ちゃんにかぶせることに成功した時のエピソード【先輩ママ体験談】

そこで、他とかぶらないような少し特徴的な帽子を購入し、毎日「カッコイイ!」と褒めたり、「似合ってる~こっち向いて!」と何枚も写真を撮るようにしました。
すると本人もまんざらではなくなってきたようで、だんだん自分から帽子を指さしてかぶりたがるようになり、外出先では帽子の特徴的な見た目から見知らぬ人からも「カッコイイね~」と褒められて得意顔を見せてくれるようになりました。
褒められたり、喜ばれていることは赤ちゃんもわかるので、褒め殺し作戦は非常に有効だと思います。

1番効果があったのは、別の子ども達が帽子をかぶっているのを見たときです。

赤ちゃんに気付かれないように。以外に、他の事に興味を示していたら帽子を嫌がりませんでした。

でも外にも連れて行きたいし、なんとか帽子をかぶってくれないかと思いついたのが、いないいばいばーでした。
娘の帽子を私が持って、顔を隠して、いないいばいばーと続けていると、娘はケラケラ笑ってくれました。
だんだん帽子に興味を示してくれるようになった娘は、帽子をかぶってくれるようになりました。


気付いたら取るときもありますが、すぐにはかぶせず、 また遊びに集中した時にかぶせます。
帽子一つ 根気が必要ですが、意外と上手くいきました。

手も、持ち手を持つので帽子には触りませんでした。

つかまり立ちが十分できるようになり、そろそろ歩き出すねという頃、麦わらかペーパーかの材質で、とにかく今までより通気性がよく、なにより動物(うさぎさん)の顔のモチーフになっているピンクの帽子を動物園で買いました。
一目見て気に入った娘は喜んでかぶりまくり、帽子を嫌がって苦労した日々は何だったんだろうと思うほどになりました。
布だと暑かったのかな?それともピンクがよかったのかな?幼児になった今は、3つの帽子をその日の洋服で使い分けるほど、帽子が大好きになっています。

ですが、大好きなアンパンマンの帽子を買ったところ、喜んで被ってくれました!!

帽子の柄で隙間がたくさん空いていた麦わら帽子に変えて、おでこにあたる所に布を貼って痛くないようにしました。
お気に入りの人形、私達両親も帽子を被って一緒だねー涼しくなるねーと何度か声をかけたり、家を出るときは帽子被ろう!と明るくいい続けたら被るようになりました。

普段からかぶっていればそれが当たり前になるので、根気よくかぶせ続けるべきだと思います。

そこで普段帽子をかぶらないパパにかぶってもらうと自分からかぶってくれました。私は、普段かぶるので私がかぶっても効果なしです。

何度か成功しだしたのはひたすら褒める!かわいいねーおひめさまだねー!気分が良くなったのか作戦成功!ほかはお気に入りのお人形にも帽子を被らせて一緒におでかけをしました。
そのうち嫌がることなく慣れてくれました!一番よかったかも!

また、顎のゴム紐を嫌がったので、紐がついたものは諦めて、深めの動いてもすぐに脱げないデザインの帽子を選んでかぶせていました。

まとめ
赤ちゃんのうちはデザイン性よりも機能性で帽子を選んだ方が良いと思います。
2〜3歳くらいまではすぐに頭も大きくなってしまいますから、長く使える工夫のしてあるもの、そして紫外線をしっかりカットできる帽子をおすすめします。