赤ちゃんのしゃっくりの原因は?いつまで続くの?止め方は?

赤ちゃん育児

赤ちゃんが、小さい体を震わせながらしゃっくりをしている姿、可愛らしいものではありますが、それが頻繁に起こったり長く続いてしまうと心配ですよね。

ここでは、赤ちゃんのしゃっくりの原因、またいつまで続くものなのか、そして効果的な対処法について紹介していきたいと思います。

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赤ちゃんがよくしゃっくりをする原因は?

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赤ちゃんのしゃっくりの原因は主に3つあります。

横隔膜の痙攣によって引き起こされるしゃっくり

赤ちゃんの横隔膜は、まだまだ成長途中なので、少しのきっかけですぐに痙攣してしまい、それがしゃっくりを引き起こしてしまいます。また、心拍数も大人と比べて早いこともあり、それもまた刺激となってしゃっくりを引き起こしてしまうのです。

体温変化、低下からの刺激によって引き起こされるしゃっくり

赤ちゃんの体にとっては、気温の変化もしゃっくりを引き起こす原因になってしまうのです。また、オムツが濡れたことによる体温の低下によって、体が刺激を受け、しゃっくりを引き起こしてしまうのです。

おっぱいやミルクを飲むことによって引き起こされるしゃっくり

赤ちゃんの場合、飲み物を飲むといったことも大人とは違い、まだまだ練習中なので、一緒に空気を飲み込んでしゃっくりが始まってしまうといったことが頻繁に起きやすいのです。また、おっぱいやミルクを飲むと、胃や食道の動きが活発になるため、それも刺激になってしゃっくりが引き起こされることも。

しゃっくりと病気との関連性は?

では、しゃっくりが頻繁に起こる、長く続くといったこととの病気の関連性はどうなのでしょうか。いくつか考えられる病気があるのでここで触れてみたいと思います。

逆流性食炎
もし、しゃっくりとともに、吐き気や大量のよだれといった症状がみられるようでしたら、『逆流性食炎』を疑った方がよいでしょう。初 めのうちは様子をみて、何度かこの症状が続くようでしたら、一度受診してみましょう。
難治性しゃっくり
赤ちゃんのしゃっくりが48時間以上続く場合は、『難治性しゃっくり』と言われ、注意が必要となってきます。この症状がみられる場合 は、中枢神経や脳の病気が疑われますので、病院で受診させましょう。
食物アレルギー
まれに、母乳を通して、お母さんの食べているもの飲んでいるものからの影響を受け、アレルギー性のしゃっくりを引き起こしてしまう赤 ちゃんもいます。この可能性が疑われる場合、お母さんの食事からアレルゲンを取り除く必要があります。

まず第一に疑われるアレルゲンは乳製品です。意外と多くの赤ちゃんが乳製品に対しアレルギーまたは不耐性を持っています。まずはお母さんの食事から、乳製品を除去してみましょう。

そ れ以外にも小麦、チョコレート、カフェイン、甲殻類、卵、大豆、柑橘類といった食品がアレルゲンになっている可能性が高いです。まずは乳製品から除去を始 めて、赤ちゃんの症状が改善されないようであれば、他の食品に対するアレルギー、不耐性の可能性も含めて、小児科へ相談に行くのがよいでしょう。

他に考えられる病気
赤ちゃんのしゃっくりがあまりに頻繁かつ、何を試してみても止まらない。そしてぐったりしている、また食欲も落ちているといった場合 は、肺炎やお腹の炎症または膿がなんらかの理由で溜まってしまっているといったことが疑われます。心配な場合は一度受診しましょう。

しかしこれは極めて稀なケースなので、長くしゃっくりをしていても、他の症状が特にみられない場合は病院へ行く必要はないようです。

赤ちゃんのしゃっくりっていつまで続くの?

赤ちゃん

基本的に赤ちゃんにとって、しゃっくりは全く苦しいものではなく、中にはしゃっくりをしながら寝てしまう子もいるくらいです。そしてしゃっくりをするという行為から、呼吸の方法を学び、練習しているのです。

しかし、お母さんたちにとって、赤ちゃんにしゃっくりは心配なものであり、いつまで続くものなのか知りたいといった方も多いと思います。

0~6ヶ月が最もしゃっくりをする月齢

一般的に月齢6ヶ月未満の赤ちゃんは、まだ横隔膜等の臓器も未発達で、一番しゃっくりを頻繁にしてしまう月齢なようです。そして成長するにつれ、回数も落ち着いていきます。

しかし、しゃっくりにも個人差があり、離乳食が始まる6ヶ月くらいで激減する子もいれば、1歳半を過ぎても、1日2~3回しゃっくりをしてしまう子もいるようです。

赤ちゃんのしゃっくりの止め方は?

先生

一般的に、しゃっくりを止めるのに効果があると言われている、おどかしてびっくりさせる、息をとめる、といった方法は皆さんもおわかりの通り、赤ちゃんには向いていない方法といえるでしょう。

では、赤ちゃんに効果的、そして上手なしゃっくりの止め方とは一体どういった方法があるのでしょうか。

ミルクや湯冷ましを飲ませる

前述したように、赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲むことによってしゃっくりを引き起こすことがあります。しかし、少量の飲み物を与えることで、今度は逆に、しゃっくりを止めることができるのです。あくまでも気をつけなくてはいけないのは少量を与えるということです。

背中をさすってあげる

赤ちゃんは体温が下がることによって、しゃっくりをしてしまうので、まず背中をさすってあげる前にお母さんやお父さんの手を温めてからさすってあげると、体温の上昇も期待でき、効果が高まるでしょう。

オムツを替えてあげる

これもオムツを変えてあげることによって、赤ちゃんの体を温めてあげて、しゃっくりを止める方法です。オムツを変えてあげた後、ブランケットを1枚増やしてあげる、靴下を履かせてあげるなどといった方法で体温を上げてあげるのもよいでしょう。

げっぷをさせる

赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲む時に一緒に空気を飲み込んでしまい、それがしゃっくりを引き起こしてしまう、ということは前述したかと思います。そこで、げっぷをさせ、空気を吐き出させるというのはしゃっくりを止めるのに効果的なのです。

縦に抱っこしてあげて、背中を優しくさすってあげるとげっぷが上手く出ると思います。

うつぶせに寝かせる

赤ちゃんをうつぶせにねかせることによって、ピタっとしゃっくりが止まったというお母さんも少なくありません。

ただし、赤ちゃんをうつぶせに寝かせる時は、必ずお母さんやお父さんが赤ちゃんの側について、苦しくないかどうかチェックしながら寝かせてあげてください。赤ちゃんをひとりでうつぶせ寝にしておくのは万が一のことを考えて、絶対にやめましょう。

まとめ

基本的に赤ちゃんのしゃっくりはあまり気にする必要はありません。赤ちゃんのしゃっくりは、呼吸の練習とも言われており、生後1歳未満の赤ちゃんにとっては、非常に大切な、成長のワンステップなのです。

赤ちゃんのしゃっくりは、成長につれて回数も減っていくものなので、安心して赤ちゃんを見守ってあげましょう。

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