便秘になると辛いのは、大人も子供も一緒です。少しでも早く、便秘に悩む生活から解放してあげたいですが、小さな子供の便秘改善となると、下剤などお薬に頼りたくはないでしょう。
大人と同じような対応を安易にできないからこそ、飲み物や食べ物で変化を加えます。できれば普段の食生活から、どうにか見直して、生活のリズムをつけてあげるのが一番です。
ここでは、子供の便秘改善におすすめの飲み物の中から、8つの情報をご紹介します。
赤ちゃんの便秘に悩まれている方は、下記のページにまとめていますので、参考にしてみてください。
→ 【保存版】赤ちゃんの便秘に役立つQ&Aまとめ~病院リスト付き
青汁
1日に必要な食物繊維の量は、子供の年齢+5g と言われています。つまり、小学校1年生の6歳の子供であれば、1日6gの食物繊維を摂取しなければなりません。
葉物野菜、ゴボウ、芋などは食物繊維が豊富ですが、現代の子供はそうそう好んで食べず、食物繊維不足から便秘になりやすいです。
そんな野菜不足が懸念される子供の便秘に効果的なのが、「青汁」です。
青汁は、あらゆる野菜やフルーツ由来の、たっぷりの食物繊維がバランスよく配合されています。
嬉しいことに、最近の青汁は、子供用に飲みやすい、リンゴ味やヨーグルト味などがあります。食物繊維だけではなく、ビタミン、ミネラル、善玉菌などの栄養素を補えるので、一度飲ませてみるといいでしょう。
関連記事:子供に青汁をいつから飲ませられる?飲ませ方は?期待できる効果は?
牛乳
昔から便秘改善に効果てきめんと言われているのが、「牛乳」です。腸内環境をよくする、善玉菌が多く含まれているので、自然な排便を促します。
牛乳は、小学生の子供が進んで摂取したい、骨の成長を促すカルシウムも含まれています。毎日の朝食に、おやつと共に、給食の牛乳だけではなく、意識して200ml程度を飲ませるといいでしょう。
ただし、乳製品が苦手という子供に無理をして飲ませる必要はありません。また、乳製品でおなかが緩くなるなど、体質的に牛乳に弱い子供は、逆効果になることがあるので注意します。
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乳製品のジュース
子供が好んで飲んでくれて便秘に効果的なのが、「乳製品のジュース」です。
例えば、カルピス、ミルミル、飲むヨーグルトなどは、ビフィズス菌等の善玉菌が多く含まれます。進んで飲んでくれれば、水分不足による便秘にも悩まされにくくなります。
ただし、ジュース類は糖分も多く含まれているので、あまりたくさん飲みすぎるのは危険です。朝ごはんに1杯、おやつに1杯、食後のデザートになど、年齢に合わせて正しい量を摂取させます。
スムージー
手作りのスムージーは、おやつや朝ごはんに、1杯取り入れてあげると効果が高いです。水分はもちろん、食物繊維、乳製品をしっかりととらせるようにするといいです。
小松菜、ホウレンソウなどの葉物野菜で食物繊維、牛乳や豆乳で乳製品を補えます。甘みを加える場合には、オリゴ糖やはちみつがおなかに優しいです。
季節のフルーツは、自然な甘さやビタミン類や食物繊維をプラスできるでしょう。
また、ココアやきな粉で味を変えれば、気分が変わりますし、栄養価も高くなります。腸内環境を整えるポリフェノールやリグニン、たんぱく質を補えるのでお勧めです。
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オリーブオイル
オリーブオイルは、便秘改善効果の高い油と言われています。
特に、硬く出にくい便を出しやすくする効果が高い、オレイン酸という成分が含まれています。このオレイン酸が、腸内環境を整え、体のリズムを整えてくれるのです。
ただし、1日に摂取する目安は大匙1杯程度と言われています。油なので1杯当たりのカロリーはありますので、抑えるようにしましょう。
飲み物や食べ物にかける、野菜炒めに使うなどして、親が量の管理をするようにします。
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便秘解消作用のお茶
普通のお茶と置き換えて飲めるのが、便秘解消作用の高いお茶です。いつもの食生活を変えることなく取り入れられるので、子供のストレスが少なく済みます。
味もおいしいので嫌がることなく飲んでくれ、低カロリーなので安心して飲ませられるでしょう。
種類はいくつかありますが、ゴボウ茶やプーアール茶、便秘改善のために開発・ブレンドされた専用のお茶などがあります。
これらは、インターネットや薬局で「便秘改善用」として売られています。用法容量を守り、子供でも飲めるかを確認してから取り入れましょう。
白湯
暖めた水である「白湯」は、体に優しく、特に起き抜けや寝る前におすすめです。水道水でも構いませんが、ミネラルウォーターや、ウォーターサーバーのお湯を使うと栄養価値も高くなります。
体温と同程度の40度以下である、36~38度程度のお湯は、体の機能を高める効果があります。
冷水よりも白湯をおすすめするのは、体のめぐりをよくするからです。冷たい水は、体を冷やし、体の機能を低下させてしまうので、夏場であってもできれば暖かいお湯を飲ませましょう。
[dfads params=’groups=397&limit=1&orderby=random’]カフェインはNG
大人の便秘改善に、コーヒーが効果的なんていうことがあります。しかし、根本的な便秘改善にカフェイン飲料をおすすめすることはできません。
コーヒーなどは、腸を活発にする効果が高く、一時的な便秘改善には効果的です。しかし、カフェインを飲み続けることで、腸内環境を悪くし、悪玉菌を増やしてしまうことがあります。
結果的にカフェインは、慢性的な便秘を引き起こしてしまいます。コーヒーをはじめ、紅茶や緑茶、ホットチョコレートなど、カフェインが多く含まれる飲み物は避けるようにしましょう。
関連記事:子供のカフェイン摂取による影響は?いつから?注意したい飲み物は?
お子さんの便秘対策におすすめの飲み物について【先輩ママの体験談】
お子さんの便秘対策として、よかったと思う飲み物について、先輩ママさんに聞いてみましたので、参考にしてみてください。

日頃の通学にもトイレに入り遅刻しそうになりながら、結局出ないで登校することがしょっちゅうでした。そして数日後腹痛でトイレに籠ります。市販の便秘薬も漢方のクスリを試しましたが変化なし。学年が上がるにつれ校外授業や野外宿泊等大変でした。
排便の様子を見ながら普通の便秘薬を飲んだりしましたが、逆に下痢になり又便秘になってしまいます。お尻が変と言って外科肛門科に行ったら軽い痔になってました。
何とか解決しないと毎日が落ち着きません。野菜も食べるしごぼうのきんぴら等大好きです。ひじき等海藻も努めて取り入れました。他に朝起きがけの水や牛乳も試しましたが余り効果はありません。
ある冬の日寒かったので朝からココアを入れてました。私が出し忘れていたら、娘がある程度冷めた生暖かいくらいの物を一気に飲んだんです。それから支度をしている間にもよおしました。
お腹も痛くなくてスルリと出たそうです。偶然かも知れませんが、これが合ってるのかも知れないと、それから毎日続けました。正直行かない日もたまにありますが、ココアを飲むともよおすのは確かでした。それから10年近く続いている我が家の娘の便秘解消法です。

特に朝は意識的に飲ませるようにし、便通を良くするために体内の水分を増やすよう気をつけました。

子供に飲ませていた青汁は大麦若葉という物で、粉末になっていて、スプーン一杯を牛乳とシェークしていました。味に癖も無かったので、子供でも飲めてお通じも改善された様に思います。
飲んで直ぐに効果が出る物ではなかったですが、続けていくうちに改善されていったように思います。

すると一日おきに出るようになってきました。飲ませ方があるみたいで食事後に飲ませると効果があると聞き、朝食後に毎日一本飲ませていました。
まとめ
小さな子供の便秘改善には、飲み物で解消させていくのがとても手軽です。便秘になる理由は、その子によってそれぞれです。
考えられる理由は水分不足、食物繊維不足、善玉菌の量が減ってしまっているなどが挙げられます。
可能性の高いそれぞれの理由と、その子の好みや食生活に合わせて、飲み物による便秘改善方法を考えてください。
慢性化させてしまわないように、早いうちに解消できるといいでしょう。