授乳をしているママさんにとっての必需品の1つが、母乳パッドではないでしょうか。
洋服に母乳が染み出ることを防いでくれるので、なくてはならないマストアイテムの1つです。
使い捨ての母乳パットであれば、面倒な洗濯もなく、お値段もお手軽なので、利用をしている人が多いでしょう。
とても便利なアイテムですが、母乳パッドはかぶれやすく、悪臭の原因ともなります。
酷くなればただれてしまい、かゆみで悩んでいるママは多いものです。
ここでは、母乳パッドをつけていると、なぜかぶれやかゆみが起こるのか、考えられる原因や対策法を探りました。また、いつまで母乳パッドが必要なのかについてみてみましょう。
母乳パッドによるかぶれ、かゆくなる原因は?
母乳パッドをつけていると、なぜかぶれやかゆみが起こるのか、考えられる原因は主に3つあります。
蒸れてしまう
母乳パットが蒸れの原因となっていることです。母乳パッドは、母乳や汗により、知らず知らずのうちに水分を含みます。
下着や洋服をぬらさないための商品なので、母乳パッドは水分を逃がすことはありません。
通気性も良くなければ、どんどん肌も蒸れて、肌にかゆみを伴い、ただれの原因となります。
ナイロン素材が擦れる
使い捨ての母乳パットは、水分を通さないために、ナイロン素材を使っていることが多いです。
カサカサとしているナイロン素材は、肌に触れることで、チクチクとした不快感を伴うことがあります。
元々肌が敏感な方はもちろん、出産後の肌は少しのことで刺激を受けやすいです。
授乳が続くまでの間、同じ部分にナイロン素材が当たることで、肌が擦れてかゆみを感じます。
雑菌が繁殖している
特に夏の時期になると、雑菌の繁殖がかゆみの原因となるケースが多いです。私達人間の肌は、想像をする以上に、雑菌が沢山ついています。
母乳パットから漏れ出した母乳は、粉ミルクと同じように生ものです。体外に分泌されれば腐敗が進み、皮脂や汗も混じって、雑菌が繁殖してしまいます。
体温で暖められている状態の母乳パットは、菌の増殖が活発に進み、肌荒れの原因となるのです。
母乳パッドによるかぶれ、かゆい時の対策は?
上記3つの原因から起こる、母乳パッドによるかぶれ・かゆみに対して、有効的な対策法をご紹介します。
毎回交換する
湿った状態は、雑菌が繁殖しやすい状態です。交換頻度は”授乳のたび”というのが好ましく、少し漏れ出したりして湿ったら交換するようにします。
かゆみが気になるうちは特に、頻繁に変えてあげるようにしましょう。
ふき取りをする
母乳がついた肌は、べとべととしていて、あまり清潔な状態ではありません。
たとえ乾いていたとしても、母乳パッドが触れていた肌は、汗や皮脂で蒸れてしまっています。
赤ちゃんのお尻拭きを使って、授乳の前に優しく拭き取るようにすると良いでしょう。
保湿をする
授乳が終ってひと段落したら、新しい母乳パッドをつける前に、保湿クリームで胸全体を保湿します。
気になる人はオーガニック化粧品など、低刺激タイプを利用して、肌に触れる刺激を少しでも緩和させます。
入浴剤を使う
入浴をするときに、保湿効果のある入浴剤を使うと、肌の乾燥が防げます。
小さな赤ちゃんがいると、湯上り後のスキンケアを思うようにできないでしょう。
赤ちゃんも使える、高保湿の入浴剤を使えば、親子ともどもスキンケアができるので、一石二鳥です。
布製の母乳パッドを使う
使い捨てタイプの母乳パッドで、肌荒れが起こってしまったら、布製の母乳パッドに変更をしましょう。
中には、肌に優しいオーガニックコットンの母乳パッドというものもあります。
洗えば繰り返し使えてお財布にもやさしく、通気性がいいのでかぶれにくいはずです。
薬を使う
皮がむけてしまい、痛みを伴っているなど、酷い場合には病院に相談をしましょう。
出産後は敏感になっている肌ですし、赤ちゃんに触れる部分です。産婦人科では、赤ちゃんに無害なクリームを処方してくれるでしょう。
母乳パッドっていつまで必要なの?
母乳パットはいつ頃まで必要なのか、実際に使っていた人の意見を参考にまとめました。
3ヶ月頃まで
混合で育てているママさんであれば、それぞれのタイミングで、母乳パッドが必要なくなってくるという声が多いです。
ミルクが増えてくれば、それだけ母乳を出す量が減り、漏れ出すほど分泌されなくなります。
10ヶ月頃まで
多くのママさんが、10ヶ月頃まで使用していたという声が多いです。
完全母乳や半分程度あれば、離乳食が落ち着いて、母乳が少なくなる10ヶ月頃が、使用の目安となります。
ママの体質や、赤ちゃんの飲みっぷり次第ですが、1年少し前くらいで布製に切り替えるという人が多くなります。
1年程度
完全母乳で育てていて、出がいいママさんであれば、1年ほど母乳パットにお世話になります。
卒乳の時期が長引けばそれだけ、使う期間も長くなります。
ただし、1年を過ぎても、母乳を飲ませ続けていた場合でも、ずっと必要かというとそういうわけではありません。
1年を過ぎると、滴るほどは出なくなるので、母乳を続けていても1年半頃には手放せるようになるでしょう。
まとめ
少なからず母乳で育てているママにとって、母乳パッドは生活の必需品となっているはずです。
使い捨ての母乳パッドは、洗う必要がなく、一回一回ゴミ箱に捨てるだけで、面倒な手間がありません。
しかし、その一方で、母乳パッドはかゆみや肌荒れの原因となりやすく、肌荒れを経験する人が多いです。
かゆみの原因は、雑菌、むれ、材質です。肌荒れの原因によって、正しいケアをして、荒れた肌を整えるケアを入念に行うことが大切です。
長い人であれば1年以上使う母乳パッドですが、少しずつ分泌量が減れば、布製と併用すると、肌荒れを早く食い止めることができるでしょう。
使い捨ての母乳パッドを使用し続けるのであれば、できる限りこまめに取り替えるといいです。
肌を清潔に保ち、保湿をしてあげることで、かゆみが少しずつ良くなるのを実感するでしょう。
TOPICS:ウォーターサーバー導入によるママ&赤ちゃんのメリット・デメリット
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