男性のブライダルチェック!検査内容や費用は?どこで受けられるの?

男性妊活・不妊

結婚前の新たな健康チェックの常識として、ブライダルチェックが広まりつつあります。

自分の健康も心配ですし、相手にも一緒にチェックを受けて欲しいと思っている方もいるでしょう。

男性のブライダルチェックはどのような検査をするのか、費用はどのくらいかかるものなのかなど、パートナーに話す前に知っておきたいことについてご紹介します。

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男性が受けるブライダルチェックの検査内容は?

医者

男性が受けるブライダルチェックにはどのような項目があるのか、女性とは違うのでしょうか。

基本的な検査

基本的な検査内容は、性病などの感染症にかかっていないか、風疹など妊娠に影響を与える病気の有無などについて、血液検査や尿検査を行います。

問診

普段の健康状態や生活習慣、既往歴などを聞かれます。場合によっては性行為についてなど聞かれることもあります。

あまり答えたくないことも聞かれるかもしれませんが、男性医師が担当することがほとんどなので、あまり不安に思う必要はないでしょう。

この際ですから気になることなどを相談しておくのも良いでしょう。

血液検査

血液検査では、下記のようなことを調べます。

  • 貧血の有無
  • 肝機能
  • 肝炎(B型、C型)
  • 梅毒
  • HIV
  • 風疹

特に風疹は女性と同じく、男性でも不妊の原因になるとされている病気です。

大人になってからかかると重症化する可能性もあることと、自分が発症しなくても感染してパートナーにうつす可能性があります。

妊娠中の女性にうつしてしまった場合、胎児に先天性の障害が起こる可能性があるため、抗体がなければ予防接種を勧めた方が良いでしょう。

昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの人は予防接種を受けていないので、今のうちに受けておくことをおすすめします。

風疹は今でも数年に1度流行する病気であり、国立感染症研究所でも予防接種を強く勧めています。

尿検査

尿検査をすることで、クラミジア、淋病などの感染症の有無が分かります。

これらの病気はパートナーにうつす可能性もあるので、もし感染しているなら早期の治療が必要です。

喉の粘膜検査

性病は喉にも感染することがあるため、綿棒のようなもので喉の粘膜を軽くこすりとるか、うがい液で検査をします。

オプション検査

オプション検査の項目は、病院によっては基本検査の中に入っている場合もあります。

精液検査

精液を採取して、妊娠するにあたって問題がないかどうかを確認します。顕微鏡で専門の技師が下記のようなことを調べます。

  • 精子の数
  • 精液量
  • 精子の運動率
  • 精子の濃度
  • 精子の正常形態率

精液の検査は、その場で個室が用意されている場合と、検査容器を受け取って後日提出する場合があります。

もし病院で直接検査をするのが気が進まないというパートナーには、後日出来るタイプの病院を勧めるのもひとつの方法です。

ただし、新鮮でないと検査ができないため、採取後すぐに持参する必要があるので、病院が近くにないと難しいかもしれません。

精液検査は体調によって変動が大きなものでもあり、1回の検査結果が思わしくなかったとしても、それがすぐに「妊娠に影響あり」とはなりません。

その場合は体調の良い時に再度受けてみると結果もまた違ってきます。

ムンプス抗体検査

おたふく風邪の原因となるウィルスの抗体があるかどうかの検査です。

おたふく風邪は男性の不妊原因の一つと考えられているためで、おたふく風邪にかかったときに「耳下腺炎性睾丸炎(精巣炎)」を起こしている場合があるからです。

また、かかっていない人はこれからかかる可能性があります。大人になってから罹患すると重症化する可能性もあるので、抗体がなければ予防接種をした方がいいでしょう。

前立腺疾患の超音波検査

前立腺や精巣の超音波(エコー)検査を行い、疾患などがないかどうかの確認を行います。ゼリーを塗布してエコーで見るだけですので、痛みなどは特にありません。

不妊検査とは違う
ブライダルチェックは、男性も女性も「不妊検査」とは趣旨が違うものです。男性の場合は、性病や感染症の有無を調べるものです。

ただし、ブライダルチェックで特に問題が発見されなかったといって、不妊症ではないということにはなりません。

もし不妊症かも?という心配があるなら、同時に不妊の検査も受けた方がいいでしょう。

男性が受けるブライダルチェックの費用は?

お金

男性と女性のブライダルチェックの一番の大きな違いは、内診がないことと、当然ですが子宮がんなど女性特有の病気の検査がないことです。

その分、女性と比べると若干低額になる傾向があります。

病院での検査費用

問診や血液検査など基本的な検査のみであれば、1~3万円くらいで受けられるクリニックが多いです。オプションをつけると2~4万円程度になります。

病院によっては通常の人間ドックと一緒に行うと割引になる場合もあります。

検査キットでの費用

検査キットの場合、検査する項目によって金額が変わってきます。少ないものなら5千円程度から、多くなると2万円くらいのものもあります。

ただし自費診療になる
ブライダルチェックは病気のための検査ではないので、健康保険は適用されず、すべて自費診療となります。

男性のブライダルチェックはどこで受けられるの?

病院

男性の場合、女性と違って病院でだけでなく、市販の検査キットを使って受診もできます。

病院で受ける場合

病院で受ける場合には、泌尿器科、性病科などで受診できます。数は少ないですが、男性専門のクリニックもあります。

また、一部の産婦人科や不妊治療を行っているクリニックなどでは、パートナーと一緒に受けることも可能です。

検査キットを使う場合

男性のブライダルチェックはまだまだ一般的ではない地域もあるので、近くにそういった検査をしてくれる病院がないとか、病院には行きづらいという方は、検査キットを使うといいでしょう。

説明書に従って問診票に記入をし、尿検査、血液検査、うがい液による咽頭検査などが出来るようになっています。検査後、郵送またはインターネット経由で結果がもらえます。

関連記事ブライダルチェックとは?検査内容や費用は?結果はいつわかるの?

まとめ

女性でもなかなか受けにくいブライダルチェックですから、男性に受けてもらうとなるとさらに敷居が高いかもしれません。

しかし、もはや妊活は女性だけの問題ではなく、2人で一緒に考えるもの。今や不妊原因の50%は男性側にあるといわれています。

結婚してからトラブルの原因が見つかるよりも、結婚前に解決しておいた方が2人のためにもなるでしょう。

かといってあまり深刻にならず、結婚前に一緒に健康チェックをしておかない?というように勧めてみてはいかがでしょうか。

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