調乳ポットを使い続けていると、ポットの中にキラキラした浮遊物を見つけることがありませんか?
他にも、底に沈殿物があったり、給湯口に白い結晶のようなものがこびりついていたり。
カビや汚れ!? とギョッとしてしまう人も多いのではないでしょうか。赤ちゃんが口にするものだけに、とても気になりますよね。
そこで今回は、これらの浮遊物や結晶の正体について調べてみました。また、調乳ポットのお手入れの仕方や、消毒の必要性についてもまとめています。
調乳ポットを使っている方、浮遊物が気になっていた方はぜひ読んでみてください。
調乳ポットの結晶が気になるなら、下記のようなRO水(純水)のウォーターサーバーであれば、赤ちゃんにも安心して使えますし、育児ママの手助けにもなりますよ。
[dfads params=’groups=396&limit=1&orderby=random’]調乳ポットに結晶のような浮遊物が浮いているけど何?
調乳ポットに浮いている白い粉や沈殿物、あるいはポットにこびりついた白い結晶のようなもの…。これらの正体は、ずばり「ミネラル分」です。
水分中のカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が、「高温で反応してポットに付着→使用後にポットが乾燥して剥がれ落ちる」という状態を繰り返すことで、水中に浮かんでくるのです。
この現象のことを「フレークス現象」と呼びます。放置を続けるとこの浮遊物が底に沈殿したり、ポットに硬くこびりつき結晶化してしまいます。
水道水よりもミネラルウォーターをよく使っているとこの現象は起きやすくなります。ミネラルウォーターの方が、カルシウム等のミネラル分が豊富なことがその理由です。
そもそもこの浮遊物、元は水に含まれているミネラル分なので、飲んでも害はありません。
とは言え、赤ちゃんが口にするお湯の中に異物があるようで、あまり気持ちのいいものではありませんが…。
ちなみに、放置しすぎると白い塊のように硬く結晶化してしまいます。この結晶化したものが注ぎ口にこびりつくと、ポットの構造によってはお湯が出にくくなる原因にも。
[/surfing_su_note_ex]調乳ポットのお手入れのやり方は?
毎日、調乳ポットに残ったお湯は一度捨て、内部を洗浄してください。台所用の中性洗剤で軽く洗うといいでしょう。
水を継ぎ足して保温を続けていくと、どうしても沈殿物や結晶が溜まってしまいます。
特に一日経過したお湯をそのままにして使い続けると、カビや雑菌も繁殖しやすい状態に。こまめな水の取り換えと、簡単な洗浄を毎日することが、清潔に使い続けるポイントです。
注意点金属たわしなどでゴシゴシこすりすぎると、ガラスポットの傷や破損につながる恐れがあります。
また、研磨剤入りの洗剤などを使用しても、同様に傷の元となります。台所用の中性洗剤を使い、優しく洗うようにしてください。
本体には電源やコードなどがついているため、水洗いはできません。水洗いをしてしまうと、感電やショートの危険があります。
台所用の中性洗剤を布に含ませて固く絞ってから、優しく汚れを拭き取るようにしましょう。その後、乾いた布で洗剤と水分を拭き取ってください。
結晶の落とし方
一度結晶がポットにこびりついてしまうと、いくら台所用洗剤をつけてスポンジでゴシゴシこすっても、簡単には落とせません。
一般的な洗剤だとミネラルの結晶を溶かすことが不可能だからです。
結晶を落とすには、クエン酸が有効となります。次の洗浄方法を試してみてください。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]1.ポットに水道水を入れる
2.クエン酸を入れる
ポットの大きさにもよりますが、30グラムを目安に量を加減してください。クエン酸がない時はお酢で代用可能。
3.調乳ポットに電源を入れる
4.保温状態で2~3時間放置する
5.排水し、すすぎ洗いをする
注ぎ口からも何回か排水すると、注ぎ口の結晶詰まりの解消も期待できます。
[/surfing_su_note_ex]もし結晶が付着していない場合でも、1か月に1度はこのクエン酸での洗浄をすると、内部を清潔に保てるのでおすすめです。
ちなみに、クエン酸はドラッグストアや百円均一でも入手できます。また、調乳ポット用の洗浄剤として販売されていることもあるので、試してみてもいいでしょう。
※調乳ポットに付属している取扱説明書に、クエン酸やお酢を使った洗浄方法が記載されていることがあります。その場合は、取扱説明書の方法に従ってください。
調乳ポットは消毒しないとダメなの?
哺乳瓶の消毒と同じ感覚で、「調乳ポットにも消毒が必要なのかな」と思いがちですが…。
調乳ポットは、きちんと洗浄しよくすすいでおけば、哺乳瓶のような消毒をする必要はありません。
ミルクは高栄養なため、それだけ雑菌も繁殖しやすいもの。そのため、哺乳瓶は消毒が必要なのです。
一方、調乳ポットに入れるのは水・お湯です。したがって、それほど神経質にならずとも、日々のお手入れをしていればまず問題はないでしょう。
ただし前述したように、水の継ぎ足しはせず、こまめな水の入れ替えと洗浄を心掛けるようにしてください。
いくら中身が水・お湯であっても、入れっぱなしで何日も放置したり、まったく洗浄しない状態を続けていては雑菌やカビの繁殖を招きます。
まとめ
調乳ポットのお湯に浮かぶ白い物体…。正体はミネラル分であり、人体には無害だということが分かり、ほっとした人も多いのではないでしょうか。
とは言え、赤ちゃんに飲ませるミルクを作るお湯だけに、浮遊物があるのはあまりいい気はしませんよね。
浮遊物を発生させないためにも、また清潔さを保つためにも、調乳ポットの毎日のお手入れは欠かさず行いたいものです。
もしウォーターサーバーを設置されてないのでしたら、ママや赤ちゃんにどのようなメリットやデメリットがあるのか、こちらのページ【ウォーターサーバー導入によるママ&赤ちゃんのメリット・デメリット】で解説していますので、参考にしてみてください。