ダウン症の息子が放課後等デイサービスを利用する理由

放課後等デイサービス育児

障害がある児童が利用できるサービスのひとつに放課後等デイサービスがあります。私の息子R君は4年生から利用をしています。

デイサービスを利用するメリットはありますが、デメリットは私自身見つけることができません。とてもありがたいサービスです。まだご利用されていない人はぜひ検討してみて下さい。

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放課後等デイサービスって何?

放課後等デイサービスとは学校の放課後や休日に利用ができるサービスです。デイサービスを行う事業所では児童の療育を行い、自立を目指したプログラムを行っています。別名「障害児の学童保育」とも言うそうですよ。

R君の場合、週に2~3回ほど利用しています。予めサービスをお願いしていた日時に事業所の先生が小学校にお迎えに来てくださいます。そして、車に乗せて事業所へ行き、デイサービスが終了する時間(事業所によって異なる)になれば、自宅まで送迎してくれる仕組みです。となると、下校時間に迎えに行かなくても良いので、ママの負担が軽減されますね。

放課後等デイサービスの人

事業所で何をしているの?

R君はデイサービスへ行くのが大好きです。現在利用をしているデイサービスの事業所は2つ。どちらも私によって満足がいく内容を行ってくださっています。

1つは音楽が好きなR君にピッタリの歌や楽器を使用するプログラムを行う事業所。もう1つはお買いものや野菜作りなど、社会体験をさせてもらえる事業所。

野菜作りをしているR君

そうしたプログラムをこなす一方、学校の宿題をデイサービスの先生と一緒にしたりと、私の負担を減らしてもらえて助かります。どこに行っても人気モノのR君。デイサービスでも可愛がってもらっています。

大好きな先生と一緒に大好きな地図遊びをしたり、イタズラをして叱られたり・・・どちらにしても自分を見てほしいといった願望はバッチリ満たされていますよね。

デイサービスを利用するメリット

メリットはたくさんあります。私の場合はR君がデイサービスへ行っている時間、2人の弟たちといつもより増してまったりと過ごすことができるのです。特別何かをするわけではありませんが、R君がいない時間は2人にとっても貴重です。

R君の家族

誤解があってはいけませんね。R君が邪魔な訳ではありませんよ。手がかかるお兄ちゃんではありますが、R君がいることは弟たちには自然なこと。しかし、お兄ちゃんがいない時間があっても良いと思うのです。

R君がいると何かと頼まれ、自分がしていることを中断してR君の要望を叶えてくれます。となると、R君がデイサービスへ行っている時間は弟たちは自分たちの時間を満喫できるのです。

お友達が家に遊びに来てもR君がいれば、何かとちょっかいを出してきます。またまた誤解があるといけないので言っておきますが、そのちょっかいが嫌な訳ではありません。ただ自分たちの時間も楽しみたいので、できればそっとして欲しいと思うのは当然です。

デイサービスの利用をためらっている人へ

放課後等デイサービスのサービスを知って、私は戸惑いました。

「自分の子供なんだから、自分が面倒みるのが当たり前」

「お迎えに行くのは私の仕事」

「他人に預けるなんて・・・」と罪悪感に近い気持ちになっていました。

罪悪感を持つお母さん

しかし、実際に利用を始めてみるとその罪悪感は徐々に薄れていき、今ではデイサービスに感謝しています。兄弟のこともありますが、私自身にとっても有難いサービスなのです。

障害児を育てていると正直いって、しんどい事が多いです。そんな時には誰かに甘えて、また気持ちを新たにすることが大切!「子供と向き合うのが嫌だからデイサービスを利用する」ではなく、「子供と向き合いたいからデイサービスを利用する」のです。

ママにも休息の時間が必要です。休息があってこそ、また頑張ることができるのです。

障害児を育てていると毎日いろいろなことがあります。そんな日々の中で、目の前にいる子供を嫌いになってしまいそうな時、子供と少し距離をとってみるのもひとつの方法です。

デイサービスを利用したい人は市町村の福祉課へ行くと手続きができます。行政のサービスに甘えてみてもいいのですよ。

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イラスト by hiro

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