小学校受験で模試を受ける意味とは?うまく活用する方法

模試を受けている子供育児

「小学校受験の模試では好成績とらない方がいい?!」、誤解のないように補足しますと…小学校受験で模試で好成績をとること、それはとても立派なことで、親にとっては飛び上がりたいくらい嬉しいことですよね。

ただ、就学前の子どもが受ける小学校受験の模試というのは、子どもたちの頑張りプラス、親のサポート力が大きく影響しているので、良い結果だったからといって合格間違いなし!とも言い切れないのです。

だからと言って、「じゃあ模試は受けなくてもいいんじゃない?」というものでもありません。そこで、上手く活用する方法を説明します。

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小学校受験の模試を受ける意味

模試を受けている子供たち

成績優秀者で名前が載る常連さんが、本番の入試では不合格だったということは稀な話ではありません。好成績をとり続ける子は落ちる恐怖に縛られます。

逆に成績がふるわない子は、親や先生に叱られたり、学習量が増えることが負担になります。

これが、模試二大デメリットにハマってしまったパターンです。こうならないために、小学校受験の模試を受ける意味をしっかりおさえておきましょう。

今までの学習法が上手くいっているのかを知る

子どもの苦手、得意な問題を知りましょう。親はクリアしたと思っていた項目やジャンルが、実際にテストとなると出来なかったりすることはよくあります。

もし白紙の回答用紙があれば、その理由は掴んでおきましょう。問題が聞き取れなかったのか、勘違いなのか、パニックになってしまったのか…等よく分析してください。

塾、幼児教室、家庭ではつくれない雰囲気を経験する

受験用の服装、慣れない教室やトイレ、初対面の先生、見知らぬその他の受験生。筆記具も配られるものを使用したりします。

どれも子どもには強烈な緊張感を与えます。そのような状態で、前向きな気持ちを試験終了まで持ち続ける練習をするのです。

指示通りに出来なかったり、問題が最後まで解けなかったり、普段の力はなかなか100%発揮出来ないものですが、一問一箇所つまづいて気持ちが沈んでいては合格しません。

助けてくれる親も先生もいない中で、自分の気持ちをコントロールすることが出来れば、どこかで失敗しても、またどこかで挽回できますからね。

小学校受験の模試をトコトン活用する

黒板

色々な失敗をしておく

目標は志望校合格なのですから、小学校受験の模試では様々な失敗をしておきましょう。

  • 面接で固まってしまった…
  • 待ち時間に友だちと騒いでしまった…

親が想定外のことはたくさん起こります。

与えられる時間をよむ

何回か模試を受けていく中で、子どもに「この問題だったら与えられる時間は短いな」とか、「この指示だったら割と長い時間与えられるだろうな」という予想をたてるようにアドバイスしておきましょう。

問題や指示を聞いて、少々雑でも急いでした方が良いのか、どの箇所から取り組むのが良いのか、といった事を考えられるようになると、点数は格段に上がります。

勉強をしている女の子

時には引っかけもあり、簡単な問題なのにやたら長い時間与えられて、時間が余った子どもがソワソワし始めるのを誘ったり…ということもあります。「終わったら鉛筆をおいて前を向いて静かに待ちましょう」という指示が守れているかを見られます。

または、絵画など長めの時間があたえられるだろうと思っていたら、すぐに「終わり」と言われることもあります。時間が余っても足りなくても、動揺しないような精神鍛錬が大事です。

複数の会社の模試を受ける

同じ会社のテストを5回受けるより、様々な会社のテストを受けましょう。

採点基準も、先生の接し方も、受けにくる子どもたちも、出来るだけたくさんのケースを知っている方が最後には有利です。同じような設問や指示でも、違う場所、違う状況で聞くと、また学ぶこともあるものです。

結果が返却されたらサッと復習

テストの度に一箇所一箇所細かくチェックするのは逆効果です。良かったところを褒め、頑張っている成果が出ていると伝え、前向きな気持ちが持てるようにする方が何倍も子どもは伸びます。

できていない所は、どうしてこのような回答をしたのか、次はどうすれば良いと思うかを話し合えば充分です。親は、模試で良い成績をおさめることが絶対目標ではない!くらいの気持ちでいた方がいいですね。

最後に

今はこう言う私ですが、1度目の受験では親子でカチコチに緊張し、模試会場へ向かう電車の中でまで苦手問題を確認していた母親でした。当然結果は散々です。

電車内

2人目では、同じく電車に乗っていても楽しい会話だけしていました。(一応面接対応を意識しますが、子どもは気づかないくらい)

お母さんの良いところ、○○ちゃんの良いところを出し合う…子どもが好きな料理を挙げて材料やレシピを言い合う…など。

模試前日の晩ご飯、当日の朝食(または昼食)は手料理にしましょう。面接で聞かれることがありますので。コンビニのおにぎりです…ではマズイです。

失敗して、考えて、徐々に登り調子にもっていって、小学校受験の入試当日に頂点でいられるよう、模試を使ってみてください。

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