エプロンでの悩みといえばカビ。毎日洗濯しているはずが、気づけば点々と黒カビが生えていることも。
保育園で使っている場合はすぐに洗うことができないので、いっそう黒カビが生えやすくなっています。
とはいえ子供の食事で使うものですから、できる限り黒カビは取り除きたいところ。
そこで今回は、黒カビ対策やおすすめのエプロンなどについてお伝えいたします。
エプロンの黒いカビの取り方は?
漂白剤を使う
カビといえば漂白剤。漂白剤を使って洗うことで、軽いカビなら落とすことができます。
特にカビに強い塩素系の漂白剤がおすすめです。
キッチンペーパーなどに薄めた塩素系漂白剤をしみこませて、カビを叩くよう押し当ててください。
30分ほど放置し、漂白剤のついた箇所をしっかり流水で洗い流してその後いつも通りに洗濯します。
- できる限りグローブなどを使い、手を保護してから使用してください。
- 色柄物の場合、色落ちしてしまいます。
- エプロンの素材によっては塩素系、酸素系ともに漂白剤自体がNGのものもあります。
熱湯につけおき
カビの元となる菌は様々ですが、おおむね70度以上のお湯で殺菌することができます。
ケトルやヤカンなどでお湯をわかして10分以上つけおきし、一度乾燥させてから洗濯しましょう。
日光に当てて乾燥させることで日光消毒もできるので、晴れた日におすすめの方法です。
クリーニング店などプロに頼む
家庭でできる方法で黒カビが取れない場合、クリーニング店などプロにお願いするのもひとつの手です。
ただしクリーニング店でも黒カビを落とすのは難しいケースがあることや、高いお金がかかることを考えると、よほど思い入れのあるエプロンでない限りおすすめできません。
エプロンにカビが生えない為の予防策は?
洗剤でつけおきする
帰ったらすぐにエプロンを洗剤と一緒につけおきしましょう。つけおきの時間は軽い汚れであれば10分~20分、ひどく汚れているのであれば1時間つけるのがおすすめです。
余裕があれば、つけおきする前に洗濯せっけんなどを使い、軽く予洗いできるとより効果的です。
つけおきに使う洗剤は通常の洗濯洗剤で十分ですが、効果が感じられない場合は以下のような洗剤に変えてみるのもよいでしょう。
- 衣類が傷みにくいおしゃれ着用洗剤
- 色柄物にも使える酸素系漂白剤
- 油分の汚れに強いセスキ炭酸ソーダ
煮沸消毒する
少し手間はかかりますが、鍋などにお湯をわかして煮沸消毒することでカビが生えるのを予防できます。洗剤など入れず、10分ほどグツグツと煮たあと、風通しのいい場所で乾燥させましょう。
煮沸の際に重曹や粉せっけんなどを入れるとより効果的ですが、鍋の素材がアルミであった場合、鍋が黒ずんだり穴が空いてしまうこともあるため注意が必要です。
重曹を入れて煮沸した場合は、仕上げに水やお湯などでエプロンを軽く洗うと綺麗になります。
衣類用の抗菌消臭剤などを使用する
スーパーやドラッグストアなどで販売されている、衣類にスプレーする抗菌消臭剤も予防につながります。
消臭作用よりも抗菌作用の強いものを選ぶとよいでしょう。
違う素材のエプロンにする
ナイロン素材のエプロンは、水物に強く汚れが浸透しづらいという利点がありますが、実は非常にカビの生えやすい素材です。
また、二重構造になっているエプロンも長く使うあいだに水が入り込んでしまい、いつの間にかカビが生えていることも。
買い替えるのにはお金がかかってしまいますが、毎日カビに悩まされたりカビ対策に時間を取られる手間を考えると、思い切って違う素材のエプロンにするのもおすすめです。
洗濯機をカビ取りする
おそらくほとんどの方がエプロンを洗濯機で洗っているのではないでしょうか。しかし、洗濯機にカビが生えていると、せっかく洗っても洗濯機のカビが衣類にうつってしまいます。
もし毎日エプロンをしっかり漂白剤などで洗っているのにカビが生えてしまう…という場合、洗濯機が原因かもしれません。
専用の洗剤や酸素系漂白剤などで、定期的に洗濯機もカビ対策を行っていきたいですね。
カビが生えにくいおすすめのエプロンは?
シリコン製のエプロン
最もおすすめなのは、シリコン製のエプロンです。洗濯機にかけることはできないものの、水物にも強くカビも生えにくく、製品によっては丸めて持ち運ぶこともできます。
汚れても気軽にゴシゴシ洗えるので、少しでも手間を減らしたい方におすすめです。
出典:amazon.co.jp
くるくると丸めてしまえるシリコン製のエプロン。帰宅後すぐに中性洗剤で洗って干しておけば、翌日には綺麗な状態で使うことができます。
価格もシリコン製の中では安価なため、お試しにいかがでしょうか。
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こちらも丸めて収納できるシリコン製のエプロンです。2枚でセット販売されていることが多いので、まとめて購入したい方にぴったりです。
シリコン製のものの中でも柔らかいと評判で、身に着けた際のごわつきもありません。
タオル地の柔らかいエプロン
水物に弱いという難点はありますが、ゴシゴシと洗濯できるのでカビ対策を行いやすいです。首回りがゴムでできているため、幼児ひとりでも着けられるのも嬉しい点です。
こちらのエプロンには名前を書き込めるスペースが最初からついているので、名前札を縫い付ける手間が減らせます。
少々厚みがあるものの、そのぶんしっかりと食べこぼしをカバーできる作りです。
ゆったりした首元なので、首周りの圧迫感が気になる子供でも安心です。ロング丈とショート丈があるので体格に合わせて購入できます。
デザインもシンプルでわかりやすく、カラフルなものが苦手な子にぴったりです。こちらもベルメゾン同様、名前を書き込めるスペースがついています。
定番のポリエステル・ナイロン素材のエプロン
エプロンの中でも定番のポリエステルやナイロン素材。シリコン製に比べると黒カビはつきやすいですが、こまめにお手入れできる場合や、定期的に買い替える場合におすすめです。
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油をはじくオリジナルの素材で作られた、洗濯機OKのエプロン。
シャカシャカしたウィンドブレーカーのような感触ですが、着けてみると柔らかく馴染んで使いやすいという口コミが多いです。
小さく折りたためて速乾性もあるため、複数の携帯や洗い替えもしやすく実用的です。
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洗濯機で洗える防水加工の、大きめに作られたスタイです。1枚あたり500円未満というお手頃価格。
エプロンにかける洗濯の時間を減らしたい場合、こうした比較的安価なエプロンを定期的に買い替えていくのもいいですね。
まとめ
一度生えてしまった黒カビはなかなか取れにくいもの。漂白剤を試してみてもし取れなければ、あきらめて買い替えることをおすすめします。
また、ママさんの中にはあらかじめセスキ炭酸ソーダなどの水溶液を密封容器に作ってお迎えに持っていき、エプロンを回収したらすぐにつけて少しでもつけおきの時間を長くする…といった対策を取られている方もいました。
もちろん、安価なものをカビが生えたら買い替えている方もいましたので、無理せずライフスタイルに合った対策が取れるといいですね。
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