初盆に関する誤解と正しい対応:過ごし方やマナーの基本

初盆に関する誤解と正しい対応:過ごし方やマナーの基本 マナー

初盆とは、家族が亡くなった後、初めて迎えるお盆の期間を指します。

一般的なお盆との違いについて疑問を持つ方もいるかもしれませんが、特に初盆にだけ当てはまるタブーは存在しません。

お盆期間中に避けるべきことは、初盆でも同じです。

お盆は故人が家族のもとへ戻る時期とされ、「水辺には近づくな」という言い伝えがあります。

これは、夏場の水辺での事故を予防するための古くからの教えとも言えます。

初盆の際は、普段使う仏壇に加え、盆棚を設けて、位牌やお線香立て、お供え物や仏花を飾るのが一般的です。

また、親族や近所の人々を招いて法要を行うこともあります。

この際、仕出し弁当を用意したり、来訪者への返礼品を準備することが重要です。

初盆の準備や進行については、葬儀屋や僧侶のアドバイスに従うことをお勧めします。

訪問者がお供え物や香典を持参することもあるので、適切な返礼品を用意しておくことも忘れないようにしましょう。

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初盆に不向きな贈り物と推奨されるお供え物

初盆の際、葬儀時と同じく香典を贈るのが一般的ですが、お供え物の添付も良く行われます。

しかし、生命を奪う象徴である肉や魚は避けることが望ましいとされています。特に肉は冷蔵が必要で、贈る際には適していません。

お盆期間中はずっと供えられるため、保存性の低い品は避けたほうが良いでしょう。

長期保存が可能で温度変化に左右されにくいものが適したお供え物です。

以下におすすめのお供え物を紹介します。

ゼリーや水羊羹(日持ちする上、冷たくて味わい深い)

焼き菓子(保存がきくため)

果物(盛り篭などで見た目も鮮やか)

生花(部屋を明るく飾る)

そうめん(保存性があり、食欲がない時にも食べやすい)

線香(日常的に使用されるため重宝される)

初盆での果物を備える際の注意点

初盆の際にお供えとして不向きな果物については、いくつかの種類があります。

例えば、バナナ、イチゴ、桃、ブドウなどは、初盆のお供えには向かないと考えられています。

これらの果物はあまり日持ちしないため、お供えには適していません。

特に、お盆時期の夏の暑さはこれらの果物を一層傷みやすくさせるため、お供えとしては推奨されていません。

もし傷みやすい果物が贈られた場合は、お盆の終わりを待たずに早めに食べることで、贈り主の心遣いを大切にすると良いでしょう。

初盆とは?行うべき習慣とタイミングについて

初盆は、亡くなった家族を迎える初めてのお盆を指します。

基本的には普通のお盆と変わらないものの、初盆には特有の習慣が存在します。

白い提灯を吊るす理由

お盆は、故人が帰宅する時期とされています。

初盆では、故人が迷わず帰れるように、家の軒先に白い提灯を吊るす習慣があります。

これらの提灯は、仏具店や葬儀屋、お盆時期にはホームセンターでも手に入ります。

通常のろうそくを使う提灯もありますが、火災の危険を避けるため、現在は電池式のろうそくを使う提灯が多く用いられています。

初盆の日程について

初盆の日程は、一般的なお盆と同じで、8月13日から16日です。

ただし、地域によっては旧暦を用いることもあるため、帰省時にはその地域の習慣を確認することが大切です。

7月または8月に亡くなった場合

7月や8月にお亡くなりになった場合、その年のお盆は初盆としては扱われず、初盆は翌年のお盆期間に実施されます。

通常、初盆は故人が亡くなった後、初めて迎えるお盆を指しますが、7月や8月に亡くなると、その時期は既にお盆の準備や行事が行われているか、直前であることが多いため、その年は初盆には含まれません。

故人の四十九日が過ぎてから初盆を行うため、来年のお盆がその人の初盆になるということになります。

四十九日を過ぎると、故人は成仏し仏様になると考えられています。

それまでは魂がこの世に留まっているとされ、既に存在している魂を再び迎える必要はないとされています。

僧侶との予約について

自宅で僧侶を招く場合、3ヶ月前の予約が推奨されます。初盆が多く集中するため、合同法要を行うお寺もあり、事前の確認が必要です。

準備するものは、お寺からの指示に従いますが、位牌とお布施は必ず準備しましょう。

色付き提灯やスリッパなど、細かな指示がある場合もありますので、法要前に準備することが重要です。提灯はお堂に飾られることがあります。

菩提寺によって必要なものが異なるため、事前の確認は欠かせません。

初盆を行わない場合の考慮事項

家庭によっては様々な理由で初盆を行わない選択をすることもあります。

この決定は、全ての家族や関係者が納得している場合に限るものですが、それでも決断は容易ではありません。

初盆を行わないことに疑問を抱く人がいる場合、十分な話し合いが必要になります。

家族内で一方的に決めてしまうと、後悔するリスクがあります。

初盆を行わない場合でも、亡き人への敬意を表すためにお供え物を用意することは大事です。

近年は、コロナ禍により帰省や集まりが難しい状況もあるため、そのような場合でも感謝の気持ちを伝えることが重要です。

お供え物を贈る際は、理想的には初盆やお盆の1週間前くらいが適しています。

早すぎると保管に困り、遅すぎると不適切になります。もし手配が遅れてしまった場合でも、法要当日の午前中に届けば問題はありません。

お供え物を選ぶ際や贈るタイミングについては、家族や関係者と事前に話し合っておくことが望ましいです。

まとめ

一般的にお盆は家族が集まって楽しい時間を過ごす機会ですが、初盆ではその様子が少し変わります。

初盆は故人が初めて戻るお盆とされ、そのため法事のような厳粛な形式で行われることが一般的です。

亡き人を暖かく迎える気持ちが特に大切です。