小学生の子供が肥満に!原因として考えられる13のコト

女の子育児

子供には大きくなってもらいたいものですが、その思いが空回りして肥満体質になってしまうと色々な問題が出てしまう事があります。

例えば、着る服のサイズがなくなってしまうという身近な問題から、将来的に生活習慣病になるのではという心配も出てきます。

今回、子供の肥満の原因についてまとめています。なぜ、子供が肥満になったのかわからないという方は参考にしてください。

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おやつの偏食

お菓子を食べる女の子

スナック菓子や甘いジュースには質の悪い油や大量の砂糖が添加されているので、自制ができない子供は食事よりも菓子を好んで食べます。

その結果、摂取エネルギー過多となり肥満になります。

下記のページでは、偏食を治す為のコツやポイントについてまとめていますので、参考にしてみてください。

→ 子供の偏食を治すために実践してほしい対策法まとめ

不規則な食生活

朝食を抜く、深夜に食事を摂る、毎日決まった時間に食事を摂らないなどです。

深夜、眠る前に食事をすれば、摂取したエネルギーを消費することができませんので、そのまま体に脂肪として蓄積されます。また、食事を抜いておやつを食べれば肥満へ繋がります。

さらに一食抜いたのちに食事をすると、体は体内へ入ってきたエネルギーを多く吸収しようとするので、不規則な食生活は肥満へと繋がります。

よく噛まない早食い

早食いの女の子

よく噛まないと満腹中枢が刺激されにくいので、食べ過ぎに繋がります

また、早食いになると血糖値が急上昇しやすくなるので、血糖値を抑えるために大量のインスリンが分泌され、今度は血糖値が急降下し低血糖状態となります。

その結果、満腹状態が長く続かずに、すぐ空腹感を覚え食事量が増えていきます

関連記事子供の肥満はいつから気をつけたらいいの?親の責任?チェック法は?

小麦粉やご飯などの炭水化物の食べ過ぎ

炭水化物は体内へ入ると糖分と食物繊維に分かれますが、この際、糖分により血糖値が急上昇し、これを低下させるためにインスリンが分泌されます。インスリンは糖分を脂肪へ代えて体へ蓄積します。

しかし、まったくエネルギー源の炭水化物をとらなければ、成長に必要なたんぱく質がエネルギーへ変換されて使用されます。

成長期の人体形成に悪影響を及ぼす可能性が出てきますので、炭水化物の適量の摂取は必要です。

野菜嫌いの偏食

野菜嫌いな女の子

野菜にはマンガン、クロム、リン、カリウム、亜鉛などインスリンの糖代謝作用を助けるミネラルが含まれています。

これらミネラルは血糖値の上昇を緩やかにする働きがあり、急激に血糖値が上昇するとインスリンが過剰分泌され、糖分を脂肪に代え体内に蓄えます。野菜を食べることでインスリンの働きを阻害できるのです。

また、野菜に含まれるビタミンB2は脂質の代謝を、B1は糖質の代謝を、ビタミンB6はたんぱく質の代謝を上げる働きがあります。

野菜を食べなければ、摂取した栄養がエネルギーに変換されにくく、脂肪として体に残ります。さらに、不足している栄養素がある場合、人間は空腹感を覚えるので、野菜を食べないことで満腹になりにくくなることもあります。

子供が野菜をあまり食べてくれない、好き嫌いが多いので栄養をしっかりと摂れているか不安と言う方は、下記のページも参考にしてみてください。

→ 子供の成長期におすすめサプリの選び方&人気商品ランキング

牛乳の飲み過ぎ

牛乳には成長に不可欠の栄養素が多く含まれていますが、飲みすぎるとエネルギー過多となります。

消化器機能が未熟な子供の場合は胃腸を痛め、胃潰瘍などの病気になる可能性もあります。そして、日本人の8割は牛乳を飲むとお腹を下す体質です。

また、低脂肪牛乳ならば問題ないのかというと、そのようなことはなくアメリカでの統計では低脂肪牛乳を飲む子供は、不足しているエネルギーを別に摂取するので、肥満となるという分析が出ています。1日カップ2杯分が牛乳の適量です。

下記のページでは、牛乳の必要性や代わりになる飲み物についてもまとめていますので、参考にして頂ければと思います。

→ 子供に牛乳って必要なの?不必要なの?代わりになるものは?

祖父や祖母が食事の世話をする

孫と祖父母

子供の栄養バランスは親が考慮する必要がありますが、祖父や祖母はついつい甘やかすので、栄養バランスを考えずに、子供の好きなものやお菓子を多く与えてしまいがちです。

また、子供はたくさん食べなければならない、と考えて食事を与えることもありますので、子供は必要以上にエネルギーを摂取して肥満となるのです。

睡眠不足

睡眠不足になると、生活のリズムや成長ホルモンのバランスが崩れてしまいます成長ホルモンは脂肪の分解に関わる重要なホルモンなので、肥満へと繋がるのです。

また朝食を食べる時間がなくなり、朝食を抜いてしまいがちです。さらに深夜まで起きていると、夜の遅い時間に食事を摂ることになり、エネルギーが消費できず、脂肪としてエネルギーが体内に蓄えられて、肥満の原因となるのです。

成長ホルモンと関連性の高いのが身長の伸びです。身長の伸びが遅いと不安な親御さんは、下記のページも参考にしてみてください。

→ 小学生で身長が伸びない理由は?伸びる時期ってあるの?測り方は?

運動不足

ゲームをする子供

運動不足になる原因は多々あります。例えば、ゲームばかりする、遊ぶ場所がない、遊ぶ時間がない、などです。

太ってしまうと、運動や外で遊ぶのも面倒くさくなり、さらに肥満が進みます。親は子供の健康管理をする義務がありますので、子供が運動不足になるのは、子供のみの問題ではありません。

運動をすることで期待できる5つの効果やメリットについてまとめていますので、ぜひご覧ください。

→ 小学生の子供に運動・スポーツは必要?期待できる効果は?

妊娠中の過剰なダイエット

アメリカでマウスを使った実験を行い、妊娠中に過剰な食事制限をしたマウスから生まれた子供のマウスは、他のマウスよりも太りやすくなる、との研究結果があります。

これは、エネルギーの消費を司るホルモンの働きが鈍くなるので、肥満に繋がると考えられています。

また、イギリスの研究で胎児期に飢餓状態にあると将来、肥満の合併症である生活習慣病を発症する可能性が高まる、という報告があります。

これは、ダイエット中の母親が摂取したわずかな栄養を、胎児と母親とで取り合うことになり、多くの栄養は母親の方へいきます。

その結果、飢餓状態を経験した胎児は生まれた後に、摂取した栄養を体が多く吸収しようとする体の構造になり、肥満になるのです。

アメリカでの研究で低体重の赤ちゃんは、成人後に肥満となる確率が高くなるとの調査結果の裏付けがあります。

ストレスによる影響

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ストレスがたまっている子供は、ストレスを他の行動によって緩和させる代償行為の1つとして、間食や過食を繰り返すことで肥満へと繋がります。

食べ物を食べる(噛む)ことで、脳内に精神安定作用のあるセロトニンが分泌され、一時的にストレスが解消されます。

ただ毎日ストレスが溜まるような生活を送り続けていると、代償行為が習慣化していき肥満となるのです。

関連記事小学生の子供が肥満になることによる生活面&健康面への影響まとめ

授乳による影響

赤ちゃんは、母乳を通じて母親が摂取したエネルギーを体内へ取り入れますので、この間、高カロリー食品、例えばスナック菓子や甘いジュース、ファーストフードばかりを母親が食べていますと高カロリーの母乳がつくられます

赤ちゃんはミルクを飲むか寝ているしかないので、高カロリーの母乳を飲んでいれば、肥満細胞が増え将来的に肥満体質になります

遺伝による影響

DNA

両親ともに肥満の場合、その子供は80%の確率で肥満となります。

現在、遺伝子検査をすることで、糖質を分解させるのが苦手で内臓脂肪がつきやすい体質。脂質を分解するのが苦手で、下半身に皮下脂肪がつきやすい体質。

そして、たんぱく質を分解するのが苦手で一度太ると痩せにくい体質なのかを知ることができます。

これら肥満になりやすい体質は両親から遺伝します。ただ、肥満体型の両親と同じような肥満体型になるのは、両親と同じ生活習慣を受け継ぐことに起因します。

まとめ

子供が自立して行動をするまでは、肥満になる原因は親にあります。

子供の頃は太っていても大人になれば痩せるというわけではなく、思春期以降に痩せるというのは難しいので、早期に食生活を見直すなどする必要があります。

太っているのも個性かもしれませんが、肥満体の女子は、早く生理が訪れ、若くして閉経する可能性があり、子宝に恵まれないこともあります。

また、子供でもメタボリックシンドロームと診断されることもあり、そのような子供は将来的には糖尿病、高血圧などの生活習慣病になるリスクが高まります。

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