最近、スプレータイプの日焼け止めが注目されています。広い面積に簡単に塗れる、手が汚れにくいなどいろいろなメリットがあり、より手軽に紫外線予防ができると人気が出てきているようです。
ところが、口コミを調べてみると「効果がない」という声もちらほら…。
実際のところ、日焼け止めスプレーは紫外線予防に効果はあるのでしょうか、使い方のコツや注意点も併せて紹介します。
日焼け止めスプレーは紫外線対策として効果あるの?
もちろん、日焼け止めスプレーも“きちんと塗れば”効果はあります。
ただし、この“きちんと塗る”というのが意外に難しいのがスプレータイプ。
スプレーは、ある部分は多く塗られ、ある部分は少なく塗られ…とムラになりやすく、当然塗られていない部分は日焼け止め効果は期待できません。
また、スプレーを吹きかけただけだと、「どのくらい塗ったか」という判断もしにくくく、塗り残しも多くなってしまいがち。そのため、効果を感じられないと思う人もいるようです。
つまり日焼け止めスプレーは、効果的に使うためにはちょっとしたコツが必要と言えます。
口コミなどで、「効果がない」と書いている人は、そのコツを押さえていないために効果を感じられなかった可能性があります。
日焼け止めスプレーの効果的な使い方は?
では、どのような使い方をすれば、日焼け止めスプレーの効果を実感できるのでしょうか。効果的な使い方を紹介します。
スプレーのタイプによって使い分ける
日焼け止めスプレーには、大きく分けて次の2つのタイプがあります。
- ガスを利用してスプレーするもの
- ノンガスでミスト噴射するもの
それぞれの特徴を活かして用途や部位によって使い分けけることも、日焼け止め効果を高めるために必要です。
粒子が細かく広範囲に塗ることができるため、背中など手の届きにくい場所や、足など広い面積の部位に適しています。
また、SPF値・PA値が高いものも多いため、リゾートで使うのもいいでしょう。
ただし、紫外線吸収剤を使用しているものが多いため、敏感肌の人は肌荒れの原因になる可能性も。
ガスありのものに比べると、肌に優しいものが多いのも特長です。そのため敏感肌の人はもちろん、普通肌の人でも、顔に使用するならばこちらがおすすめ。
ただし、その分持続力が弱いことも多いため、こまめな塗り直しが必要です。
スプレーした後に伸ばす
日焼け止め効果を高めるためには、ムラをなくすことが大切です。ムラを生じさせないために、スプレーを噴射した後は手のひらで伸ばすようにしてください。
この時、ゴシゴシとこするのはNG。肌への刺激は、シミ・シワ、肌トラブルの元となります。優しいタッチで伸ばすようにしましょう。
しっかりなじませる
伸ばすのと同時に、よくなじませることもポイントです。
日焼け止めは、肌に密着している方がより効果を発揮するもの。スプレー後に優しく伸ばしたら、じんわりと手のひらで密着させるといいでしょう。
こまめにスプレーする
日焼け止めは一度塗ったら塗りっぱなしではなく、こまめに塗りなおすことが大切です。
人の肌は、見えていなくても汗をかいているもの。どんなにしっかり塗っていても「落ち」や「よれ」はあるので、2~3時間おきにスプレーしなおすようにしてください。
顔は手のひらに出してから
日焼け止めスプレーを顔にも使いたい場合は、一度手にスプレーして、それを顔になじませるようにしてください。
直接顔に吹きかけると吸引の危険や、目に入るなどのトラブルにもつながるので避けましょう。
商品によっては「顔に吹きかけてOK」と説明されているものもありますが、凹凸のある顔はムラが生じやすいので、手で塗る方がより効果的と言えます。
日焼け止めスプレーを利用する際の注意点は?
日焼け止めスプレーは、使用にあたりいくつか注意点があります。細かい注意点は商品によっても異なるため、添付の使用説明書や裏面をよく読んでから使用してください。
ここでは、多くの商品に共通する注意点を紹介します。
ガスで噴射するタイプの日焼け止めスプレーは、火の側では絶対に使ってはいけません。噴射されたガスに点火すると広範囲に炎が燃え移り、大やけどの原因になります。
夏のバーベキューや花火などのレジャーシーンではついスプレーしたくなりますが、大変危険です。
また、直接火は使っていなくても、ドライヤーやヘアアイロンの近くでも使用しない方がいいでしょう。引火したり、やけどを負ったりなどの危険性があります。
ガスで噴射するタイプのものは、炎天下に放置するのも大変危険です。引火や爆発などの事故につながりかねません。
また、夏の車中に放置するのも危険です。取り扱いには十分に注意しましょう。
日焼け止めスプレーには、多くの化学物質が含まれています。肌に塗って問題のない成分であっても、吸引して肺に入り込むと危険な成分もあります。
スプレーする際には、吸引しないように気を付けてください。顔に塗りたい時は、直接スプレーすることは避け、一度手に取ってから塗るようにしてください。
日焼け止めスプレーを傷んだ髪に使用するのは、避けた方がいいでしょう。
乳液タイプやジェルタイプと違い、髪にも使えるのはスプレータイプの大きなメリットですが、日焼け止めの成分によっては髪の傷みを促進してしまう場合があるからです。
特にSPF値・PA値の高いものは、刺激の強い成分を含んでいることも多いため、髪が傷んでいる時は使用は避けた方が無難です。
どうしても使いたい場合は、低刺激をうたっているものやSPF値・PA値の低いものを選びましょう。
まとめ
日焼け止めスプレーは、使い方にポイントや注意点があることがお分かり頂けたでしょうか。
顔は乳液タイプやジェルタイプ、ボディはスプレータイプ…と、他の種類の日焼け止めと併用すると良さそうですね。
それと、最近では、飲む日焼け止めという体の内側から対策されている方が増えています。
→ 飲む日焼け止めサプリを選ぶ際に確認するべきポイント&徹底比較
また、日傘や帽子なども一緒に使うとさらに紫外線の予防はばっちり。将来、シミシワを作らないためにも、いろいろなアイテムを使って紫外線対策していきたいものです。
人気の日焼け止めをランキング形式にしてご紹介していますので、購入の際にはこちらも参考にしてみてください。