家庭での干し柿作り!白い粉を出すコツと粉が出ない原因、カビの見極め方

家庭での干し柿作り!白い粉を出すコツと粉が出ない原因、カビの見極め方 料理・食べ物

干し柿の魅力のひとつは、その表面に現れる白い粉です。

市販の干し柿にはこの粉が均等に付着していることが多いですが、家庭で作るとこの現象がなかなか起こりません。

もし自宅で作った干し柿にもこの美しい白い粉が現れたら、それは素晴らしいことですよね。

ここでは、自宅で作る甘くておいしい干し柿に白い粉をつける方法、粉ができない理由、そしてカビとの区別方法についてお話しします。

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家庭製干し柿に白い粉を付ける方法

干し柿の白い粉は、柿の中の糖分が表面に出て結晶化したものです。

この粉があると干し柿がより甘く見えるものですが、自家製ではなかなかこの現象を見ることが難しいです。

単に干し柿を干すだけでは、白い粉は現れにくいのです。

しかし、特定の方法を用いることで、白い粉を出すことが可能です。これから、そういった方法をいくつかご紹介していきます。

柿の表面を軽くこすって粉を出す

干し柿に白い粉を出すためには、乾燥した柿の表面をタワシで優しくこする方法が効果的です。

このやり方で、柿から微細な傷がつき、そこから柿の蜜が滲み出て乾燥し、白い粉になります

干し始めてから3日くらい経過したら、この作業を始めることができます。

ただし、柿を傷つけすぎないように慎重に行い、何回か繰り返す必要があります。

干し柿が完成したけれども白い粉が現れない場合は、紙の箱に入れて暗く冷たい場所に置いておくと、一晩で白い粉が出ることがあります。

冷凍を試してみる

もう一つの白い粉を出す方法は、完成した干し柿を一つずつラップで包み、フリーザーパックに入れて冷凍庫で保管することです。

低温で自然解凍すると、時間が経つにつれて白い粉が現れやすくなります

ただし、冷凍する際はできるだけ空気を抜いて密封することが重要です。

そうしないと、冷凍焼けが起こり、干し柿が硬くなってしまう可能性があります。

ガーゼで包んだ干し柿をこすり合わせる

干し柿をこすり合わせる方法もあります。これはタワシでこするのと同じ原理です。

干しあがった干し柿をガーゼで包み、一日に何回か軽く柿同士を擦り合わせます

強く揉む必要はありませんが、柿が重ならないようにして、涼しい場所に置くことが大切です。

藁を利用した方法

美しい干し柿を作るためには、藁(わら)の使用が効果的です。

藁をお菓子箱などに敷いて、その上に干し柿を並べます

柿の量が多く重ねて保存する場合は、柿の層の間にも藁を挟んで配置します。

この方法で、藁と柿を層にしていきます。

藁に並べた柿を、凍結しない暗く涼しい場所に約10日間置くことで、柿に白い粉が現れます。

藁を使用する理由

藁を使う背景には、特定の菌が関わっていると思われがちですが、実際はそうではありません。

藁を用いる主な理由は、適度な湿度を維持しつつ、余計な湿気を吸収する能力にあります。

さらに、良好な通気性によりカビの発生を防ぐ効果があります。

この方法は、昔の人々が試行錯誤の末に見つけた知恵です。

意外なことに、藁と似た効果が新聞紙にもあります

藁が手に入らない場合は、新聞紙で代用するのも一つの方法です。

なぜ干し柿に白い粉が現れないのか?

いくつかの地域では、干し柿に自然と白い粉が現れることがありますが、通常はただ干しているだけではこの現象は見られません。

そこで疑問が浮かびます。何が干し柿に白い粉を生成させるのでしょうか?

また、どのようにすればこの白い粉を引き出すことができるのでしょうか?

このような疑問に答えることで、白い粉を生み出す方法が理解できます。

干し柿作りにおける寒さの重要性

白い粉を作り出すためには、寒くて乾燥した環境が必要です。

特に、糖分の結晶化を促進させるためには低温が重要です。

理想的な条件としては、気温が10℃以下で湿度が低い状態が2週間持続することが望ましいです。

この白い粉は、乾燥していて寒い空気の中で形成されるのです。

しかし、地球温暖化の影響で冷たい風が少なくなり、白い粉が付く干し柿を作るのが難しくなっています。

白い粉を生み出すには、東北地方や高地のような低温地域で11月中旬以降、またはその他の地域では12月に入ってからの作業が適しています。

このことから、冷凍以外の方法で白い粉を出すのは、気温が10℃以下の寒い期間に限られると言えます。

また、白い粉は柿の糖分の結晶であり、甘柿は渋柿と比べると糖分が少ないため、甘柿を使うと白い粉が出にくくなるという特徴があります。

干し柿の白い粉とカビを区別する方法

干し柿を作る際、カビはよくある問題です。

白い粉が出ていても、それがカビではないかと心配になることもあります。

しかし、そんな心配は不要です。カビが生じる主な原因は、干し中の柿が完全に乾燥していないためです。

白い粉は、干し柿がほとんど乾燥して完成に近づいた時に現れます。そのため、この段階ではカビが生える可能性は低いです。

カビの場合、その色は白だけでなく、緑や青、黒などが混じっていることがあり、表面が胞子でふわふわしているように見えます。

また、特有の臭いがすることがあります。この臭いはカビを識別するのに役立ちます。

一方、白い粉が付いた干し柿はカビ臭くなく、粉砂糖をまぶしたような見た目で、ふわふわとした胞子は見られません。

乾燥した干し柿にカビが生えることは稀ですが、高温多湿な環境下では注意が必要です。

カビが生えた場合は、残念ながら安全のために処分することをお勧めします。

まとめ

干し柿に白い粉を出すためには、低温で乾燥した環境が大切です。

理想的なのは気温が10℃以下ですが、それ以上の場合は冷凍庫を使用して白い粉を発生させる方法もあります。

ただし、粉が付いているかどうかは、柿の糖分とは直接関係ありません。

粉があることで糖分が増えるわけではなく、乾燥しすぎると柿が硬くなる可能性があるため、粉が上手く出なくても適度に乾燥させた状態で食べると、より美味しくいただけます。