自閉症の子供との上手な遊び方と親がサポートできるコトについて実際の体験談を元にご紹介しています。
自閉症の子供は独特な遊び方をすると言われていますが、どのような遊び方、接し方をするとよいのでしょうか。自閉症の子供を遊ばせる時に気を配ると良いことは?
お友達と遊ぶ時に親がサポートすることで上手に遊べることもできます。療育面でも効果が期待できる自閉症の子供との遊び方とサポートの仕方をまとめてみました。
指先を使う遊び方
自閉症の子供は折り紙の角を合わせたり小さなものをつまんだり、指先を使うことが苦手です。指先を使う練習になる遊びをすることで、鉛筆やお箸を使ったり、はさみなどの道具、ボタン掛けなどの訓練になります。
箱を二つ用意して、片方からもう片方に小さなものをつまんで移す遊びが効果的です。つまむものは何でも良いですが、できないとパニックを起こしてしまいます。
最初は少し大きなものから徐々に小さなものに変えていきましょう。
形や色を覚える遊び方
型抜きの積み木をはめ込む遊びや、子供が手にした物の色や形を声かけする遊び方をしましょう。大きさの違う物を用意して大小を教えたり、色とりどりの積み木で色を覚えることができます。
興味を示していないように見えても、声かけをすることが大事です。親が手渡すのではなく、子供が興味を持って手に取った物で遊ばせましょう。
お友達と遊ぶ時に気をつけること
自閉症の子供はコミュニケーション力や想像力が乏しいため、ごっこ遊びやお友達とのやり取りでトラブルになりがちです。ひとり遊びが好きな自閉症児は、おもちゃを急に取られたり遊びを邪魔されるとパニックになってしまいます。
度々遊ぶ機会があるお友達の場合は、どうしたらうまくいくか、前もって話したりお願いしておくことでトラブルを避けることもできます。少しだけ先回りして声掛けをすることで回避できることもあります。
過干渉にならない程度にそばで見守って、必要な時に親が声かけするようにしましょう。最初からすべてのお友達とうまくやることを期待せず、特定の相手とのやり取りを通して他人との距離のとり方を少しずつ覚えて行くことから始めましょう。
まとめ
声掛けをしながら遊ぶ、できたら褒めることを忘れないようにしましょう。やりたがらないことをさせるのではなく、子供が興味を持ったことで遊ばせると効果があります。
自閉症の子供が子供同士で遊ぶのはなかなか難しいことですが、親が声掛けをすることでスムーズなコミュニケーションをとる手助けができます。
順番を守る、おもちゃの貸し借りをすることは遊びを通して自然に覚えることかもしれませんが、自閉症の子供には難易度が高いことです。
何度も繰り返しているうちに覚えることが期待できます。指示を出すのではなく、さりげない声掛けをし、何度も経験させましょう。焦らず我が子の成長を見守ってください。
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