自閉症の子供にすんなり薬を飲ませる為に自閉症の子供をもつ経験者として実践してよかった5つの事例についてまとめてご紹介しています。
自閉症の子供に薬を飲ませるのに苦労している人は多いのではないでしょうか?
病気の時に薬を飲んでくれないのは困りものです。自閉症児に薬を飲ませるためにやって良かった5つのことをご紹介します。
医師に相談する
一番基本的なことです。病院にかかったとき、苦手な薬の形状を伝えるようにしましょう。
シロップなら飲んでくれる自閉症の子供なら、可能な限り処方してもらうことで飲ませることができます。粉、カプセル、錠剤など、子供が飲みやすいものを処方してもらえるか相談してみましょう。
アイスクリームに混ぜる
大事なのは薬の味(苦味)や、薬の形状が見えない状態で食べさせることです。美味しいものは味わおうとするので、舌で溶かしてしまっては薬の味を感じてしまいます。
薬を飲ませる前にそのまま少し食べさせて舌を冷やすのも良いでしょう。アイスクリームはチョコレート味などの濃い味の方がわかりにくいようです。
薬の飲み下し用のゼリーを使う
出典:amazon.co.jp
薬を飲みやすくするためのゼリーが市販されています。ゼリーに薬を混ぜると粉や顆粒ががばらけてしまい舌に当たると苦味を感じて吐き出してしまいます。
少量の水で練って団子状にしたものを口にいれてすぐ、ゼリーで流し込むようにすると飲み込みやすいでしょう。
緊張させない
これから薬を飲ませるという親の緊張や切迫感を感じて、パニック状態になることがあります。なるべく平常心で臨みましょう。
待って、と言ってなかなか飲みたがらない時がありますが、焦らせず子供のペースで飲ませてあげてください。時間はかかっても無理強いして飲まなくなるよりはましです。
飲まないと治らない、というマイナスな言葉は使わないようにしましょう。
薬を飲むことの大切さを教える
言い聞かせてわかる年齢なら、どうして薬を飲むか、飲んだらどんな効能があるのか、薬の必要性を話して聞かせてみてください。病気を治すため、早く元気になって遊ぶためなど、治りたいという気持ちになるような言い聞かせをしましょう。
頑張って飲んでくれる自閉症の子供もいます。薬を飲めたらたくさん褒めてあげましょう。
一度苦味を感じてしまったり、好きな食べ物に混ぜて食べられなかったりすると、二度と飲まないと頑なになってしまいます。薬は薬でさっと口に入れて飲み下し、その後ご褒美に美味しいジュースやアイスクリームを食べるという方法の方が薬を飲める自閉症児もいます。
自閉症の子供は得体の知れないものや初めてのことが苦手です。病気になって薬を飲む非日常的な行為に不安を覚えて飲めないこともあるようです。
薬の効果を話して聞かることで、納得した上ですんなり飲んでくれることもありますので、年齢や理解力に応じて試してみましょう。成長するにつれて問題なく飲めるようになる自閉症児もいます。
焦らない、焦らせない、マイナスの声掛けはしないことに気をつけて子供に合った方法を探しましょう。
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