自閉症児の就学前に親が実行するべき3つのこと

小学校育児

自閉症の子供の学校生活のスタートをスムーズにするために親ができることがあります。

不安要素を取り除くため、就学前に次の3つのことを実行しました。ぜひ参考にしてください。

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診断書を用意する

子供が自閉症だということをしっかり認識してもらうために必要です。診断書を添えてお願いすることが大事です。

医療機関で検査して診断がおりていることで配慮をお願いする時の学校の対応(姿勢)が違います。すでに自閉症と診断されている場合は診断書を書いてもらい学校に提出しましょう。

グレーゾーンでまだはっきりしてない子供については、入学の機会に改めて検査することをおすすめします。自閉症を診断できる医療機関や信頼できるかかりつけ医を探しておきましょう。

かかりつけ医

特徴や配慮して欲しいことを文書にする

子供の特徴や気をつけて欲しいこと、パニックになりやすい状況など、できるだけ詳しく書いたものを用意しましょう。

手紙を書いているお母さん

学校の先生は自閉症について講習会で勉強する機会があったり、特別支援学級の担任経験があったりと知識を持っている先生や、積極的に本を読んで勉強されている先生もいます。

ですが、自閉症の子供の特徴はどの子も同じというわけではありません。自分の子供の特徴を知ってもらうことが重要です。

残念ながら担任以外の先生全員に理解してもらうのはなかなか難しいようです。知識があるだけでは対応しきれないことが出てきます。

先生によって対処の仕方が変わるのは避けたいところです。担任はもとより関わるすべての先生に知ってもらうために、文書化して回覧してもらうようお願いしましょう。

学校の下見をする

毎日使う教室や移動教室とそのルート、トイレや入ってはいけない場所など、あらかじめ下見をしておきましょう。

自閉症の子供は先の見通しの立たない状況を不安に感じます。新しいことに順応するまでに時間が必要です。

学校はこれから先、一日のうちの多くの時間を過ごすことになる場所です。前もって知ることで不安やパニックを起こす回数を減らすことができます。

子供がしたいように行動させ、興味を示したことや場所について説明してあげましょう。困った時に助けを求める機会の多い職員室の様子を知ることも大事です。

下見をしておく

さまざまな初めての体験をし、学校生活に慣れるまで不安と困り感を感じる毎日です。新しい生活になじむまで時間がかかります。

精神的に落ち着けない状況はパニックを起こす要因になります。前もって知っておくことで落ち着いて行動できることにつながります。

新しい環境でがんばる子供のために学校生活のスタートを助けましょう。

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イラスト by hiro

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