小学生の子供が情緒不安定になる原因は?対処法&対策法を紹介

落ち込んでいる女の子育児

情緒不安定はどの年齢にも起こり得るものですが、成長過程にある子供はささいなことでも心のバランスをくずしがち。

特に心身ともに大きく成長する小学生時代は、情緒不安定な状態が表れやすい時期とも言えます。

そこで今回は、小学生の情緒不安の原因にはどのようなものがあるのか、どのように接するべきか、そしてどのような対策法があるのかをまとめました。

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小学生の子供が情緒不安定になる原因は?

泣いている女の子

原因には様々なものが考えられます。

環境の変化

クラス替え、席替えなど、学校での環境の変化で情緒不安定になる子供は多くいます。

特にガラリと環境が大きく変わる小学1年生は、多かれ少なかれほとんどの子供が不安定な時期を過ごすと言っても過言ではないでしょう。

また学校内の変化だけでなく、引っ越しや弟・妹の誕生など、家庭での環境の変化も影響します。

大きなイベント

運動会、学芸会などの大きなイベントの前後も情緒不安に陥りやすい時期です。

様々なプレッシャーや緊張感を感じるからでしょう。また、練習などによる体の疲れが影響する場合があります。

友達との人間関係

友達同士の人間関係も、子供の精神面に与える影響は大きいと言えます。

いじめは言わずもがなですが、ケンカやグループのいさかいなど子供の世界のトラブルは、大人が考えている以上に子供自身の悩みの原因になります。

家庭内の問題

家庭内にトラブルを抱えている場合は、子供は情緒不安定になりやすいものです。親同士のケンカが頻繁な時や、別居・離婚など、家庭内の不和は大きく子供に影響します。

これらは考えられる原因のほんの一例。取り巻く状況や本人の個性により、情緒不安定の原因も多岐にわたります。

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情緒不安定な小学生の子供への対処法は?

情緒不安定の症状を知る

情緒不安定な男の子

まずは子供の状態をキャッチすることがとても大切です。情緒不安定は、感情面の症状のみならず体の不調として現れることも多くあります。

また、行動面での変化を見せる子供もいます。

感情面での現れ

イライラや怒りを爆発させる、泣いてばかりいる、暴言を吐く、笑顔が見られないなど

体調面での現れ

腹痛、下痢と便秘を繰り返す、めまいを訴える、おねしょなど

行動面での現れ

朝起きられない、学校に行きたくないと言うなど

子供が悩みなどを話してくれない時は、いつもと違う様子はないかよく観察し、親が異変に気づいてあげる必要があります。

親はどのような対処をすべきか

子供たちと会話をするお母さん

子供が話せる環境を作る

家庭内で何でも話ができる環境を整えてあげることは、とても大切です。

普段から子供の言うことを否定しない、親の意見を押し付けない、など「親が自分を尊重してくれている」と子供が思えるようなコミュニケーションを心掛けてみてください。

一緒に考える

もし、情緒不安定の原因が解決できる問題のようであれば、子供と一緒に解決方法を考えてみてください。一緒に考えることが大切なので、親の考えを押し付けないようにしましょう。

“自分には味方がいる”“物事には絶対に解決方法がある”ということを子供が理解できると、落ち着く場合があります

親は感情をあらわにしない

子供が怒りや悲しみの感情を爆発させている時、親は一緒になって怒ったり泣いたりしてはいけません。

親が感情をあらわに取り乱している状態を見て、子供はますます不安定になります。あくまで冷静に、温かく見守る態度が大切です。

情緒不安定の症状を責めない

朝起きられない・学校へ行きたくないなど、その症状が行動面に現れた場合は、責めないようにしましょう。

また、子供のイライラや怒りなども責めず、ありのままを受け入れるようにしてください。

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情緒不安定な小学生の子供への対策法は?

情緒不安定の状態を脱するためには、原因の根本解決が一番です。

でも原因が特定できない時や短期間で解決できない時には、食事や快適な生活環境を作ることが情緒を安定させることにつながります。

いずれも作用はゆるやかで即効性はありませんが、日々の子供のイライラや苦しさを紛らわす対策法として期待できます。

精神安定に効く栄養素を取る

魚や納豆、バナナなど

精神安定作用がある栄養素を積極的に取るのがおすすめです。子供の情緒が不安定な時は、これらをいつもより多めに取るといいでしょう。

カルシウム

神経の興奮を抑える働きがあります。

・魚、乳製品、ほうれん草、小松菜、ひじきなど

ビタミンB6

不足するとイライラを招きます。

・レバー、肉類、豆、卵、マグロなど

トリプトファン

精神安定に必要な神経伝達物質“セロトニン”の原料となります。

・バナナ、牛乳、卵黄、落花生、アーモンドなど

マグネシウム

脳や神経の興奮を鎮める効果があります。

・アーモンド、カシューナッツ、納豆、昆布、バナナなど

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アロマオイルを利用する

アロマ

アロマオイル(精油)には様々な種類がありますが、中には精神安定に作用するものも

例えばオレンジスイートやマンダリンは、自律神経を整えて不安な気持ちを和らげる作用があります。また、ベンゾインは緊張をほぐす効果があります。

アロマオイル(精油)を使う際は、専門店などで詳しく使い方や効果・禁忌を確認してから利用すると安心です。

生活リズムを整える

寝ている女の子

夜更かしなどが続いている時は、生活リズムを整えてみてください。睡眠や食事リズムの乱れは自律神経の乱れにつながり、それが情緒不安定を招く可能性があるからです。

地味なことのように思えますが、しっかりとした睡眠・食事は、思っている以上に心のバランスに影響します。

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まとめ

情緒不安定になっている原因や子供の個性により、親がどのように対処すべきかは様々です。また、低学年と高学年では原因も対処も違うものになるでしょう。

しかし共通して言えるのは、親が子供を受け止めてあげる姿勢が大切だということ。子供はその安心感を得ると、心が安定する場合も多いようです。

子供の情緒不安定は、親も振り回されて大変なものです。でも大らかな気持ちで子供を受け入れ、見守っていけるといいですね。

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