小学校での初めての授業参観。自分が子供の頃のことなんて覚えていませんから、親としてどんなことに気をつければいいんだろう、と少し不安に思ったりしませんか?
学校へ行って恥をかかないために、また、子供が恥ずかしい思いをしないために、当日は何を準備しておけば良いか、授業参観の時のマナーなどについてまとめました。
小学校の授業参観で準備しておいた方がよいことは?
授業参観は、あくまでも授業を見学させてもらう機会であって、学芸会や運動会などの発表会とは違います。お祭りではありません。それを踏まえて、準備しておくことが大切です。
当日の持ち物
当日学校に持っていく必要があるのは以下のようなものです。
履くものは何でもよいのですが、外履きとはっきり区別できるものです。何もないと素足や靴下で校内を歩くはめになるので、結構恥ずかしいです。
携帯用のスリッパは今後何かと使う機会が増えますから、1つ持っておくと便利です。
脱いだ靴は自分でもって歩くのが基本です。外履きを入れられるビニール袋を持っていきましょう。
参観の後に保護者会などがある場合には、プリント類が配られることもあります。A4サイズの紙が入るようなバッグで行くと便利です。
これは学校へ行く時の必需品。メモと筆記具は必ず持っていきましょう。
授業参観は必ず事前に日時や持ち物についてのお知らせが配られているはずです。必ず目を通し、そこに書いてあるものは忘れないようにしてください。
あると便利なもの
必須ではありませんが、持っている便利なものもあります。
通常よりもたくさんの人が集まるので、エアコンが効いていない場合は教室の中が暑くなることがあります。
そんな時に扇子があると便利です。ただし、周りの人の迷惑にならないように、静かに使ってください。
風邪を引いている時には自分が感染源とならないように、マスクを持っていきましょう。咳やくしゃみがそれほどひどくない時にはしなくてもよいですが、持っていると安心です。
小さい子を教室で遊ばせてはいけませんが、ぐずりそうになった時に気をそらせるものがあると助かります。
参観の後に保護者会がある場合
年度の始め、もしくは年度の最後の参観は、学校によっては参観の後にクラスの懇談会や保護者会が設定されている場合があります。
役員や委員決めなど、PTAに関する決めごとなどもあるので、その場合は事前に配布されているPTAの資料を持っていくといいでしょう。
保護者会の場で、先生に質問できる時間を設けてある場合もあります。せっかくの機会ですから何か聞きたいことがあれば聞けるように準備しておくといいでしょう。
「他のおうちはどうしているかな?」と疑問に思っていることを聞けるように、質問を考えておくとスムーズに発言できます。
小学校の授業参観で確認しておきたいマナーは?
親として学校に行くのですから、節度のある格好を心がけ、授業を見る時のマナーにも気をつけましょう。
学校に行く時のマナー
自転車はOKだけど、自家用車はダメという場合もあります。学校によっては自転車もダメで、徒歩で来てくださいとなっているところもあります。
学校によって守るべきことが違ってくるので、いけないということはやらないように注意しましょう。
遅刻をしない
早く着く分には校内を静かに見学したりして時間を潰すことも出来ますが、遅刻はいけません。授業が始まってから教室に出入りしたりするのは、子供達の気も散ってしまいます。
ただし、「学校公開」という形で、出入り自由となっている場合にはその限りではありません。どのような参観の仕方なのかも、事前のお知らせできちんと確認しておきます。
ペットは連れて行かない
基本的なことですが、衛生上問題がありますので、授業参観にペットを連れて行ってはいけません。
学校に入ってから&参観中のマナー
「あそこの親って非常識ね」と後ろ指を指されないように、気をつけたいマナーについてまとめました。
こんなこと当たり前では?と思うかもしれませんが、出来ていない人が意外といるので、自分もうっかりやってしまっていないか振り返ってみましょう。
おしゃべりは控える
参観中はおしゃべりはしないようにします。ひそひそ声で話すのもいけません。子供たちが集中できないですし、一生懸命授業をしている先生に対してとても失礼です。
子供に「先生の話は聞きなさい」などと言っておいて、親が喋っていたら説得力がなくなります。
では教室から出ればいいのかというとそうではありません。特に廊下でのおしゃべりは思いのほか聞こえるので、とても迷惑です。
しかしこれがとても多いのが現状。とても悲しいことです。一体何をしにきたのかわかりません。
ママ同士で久しぶりに会って話が盛り上がるのは分かりますが、それは学校の外でやるようにしましょう。
ビデオ撮影、カメラはダメ
授業参観は基本的にビデオもカメラも撮影禁止のところが多いです。自分の子だけでも写したい、という人もいるかもしれませんが、授業の写真を撮ればどうしたって他の子が写り込んでしまいます。
今は個人情報の保護にうるさいので、写真を撮ることはもちろん、撮ったものをSNSにアップするのも禁止されている場合が多いのです。
ただし、自分の子の掲示物(絵など)はOKの場合があります。撮影の基準については学校によっても若干の違いがあるので、事前のお知らせでしっかり確認しておきましょう。
携帯やスマホの電源は切る
授業参観の間くらいはスマホの電源を切るか、マナーモードにして周りに迷惑をかけないようにしてください。参観しながら電話に出るなどもってのほかです。
どうしても仕事のメールなどが気になる場合は、教室の外に出て確認するようにします。先生が一生懸命授業をしているのですから、教室の中でスマホをいじるのはやめましょう。
ガムや飴を食べない
物を食べながら参観するのは臭いもしますし、マナー違反です。授業中だということをお忘れなく。
下の子から目を離さない
下の子をおいていくわけには行きませんから、連れてくる人はたくさんいます。そのこと自体はあまり気にする必要はないでしょう。
しかし、小さい子からは絶対に目を離さないようにしてください。廊下には子供達が作った作品や絵が展示されていることもありますから、うっかり触って壊してしまったら困ります。
また、授業の邪魔をしてしまうのも迷惑ですから、抱っこしたり手をつなぐなどして、しっかり見ておいてください。
未就学児を連れて行く時のマナーとしては、ぐずったら教室を出る!これを徹底させてください。
授業参観は、あくまでも普段の学校生活の様子を見に行くためのもので、他のクラスでも授業を行っています。
小さな子供の騒ぐ声や泣き声はとても迷惑になります。他のパパやママも、子供がぐずるのが仕方のないことくらい分かっていますが、そこに甘えるべきではなく、みんなが静かに参観できるよう配慮する必要があります。
どうしても静かに出来ない場合には、いったん校舎の外に出て気分転換をするか、諦めて帰宅する勇気も必要です。
我が子に声をかけない
たまに、子供に遠くから声をかけたり、授業中も身振り手振りでサインを送ったりする人がいます。しかしそれは子供の集中力を妨げますし、他に子供にも迷惑です。
子供が恥ずかしい思いをしないように、授業は静かに参観しましょう。
休み時間に先生に声をかけない
授業と授業の間の休み時間は、先生も次の準備などがあって忙しく、声をかけるのは迷惑になります。
滅多に学校に来られないから挨拶くらいしたい、と思う人もいるかもしれませんが、それは授業が終わってからにしましょう。
担任の先生と長々話す
授業が終わって下校となり、先生に時間があれば、声をかけて少し話が出来るかもしれません。しかし、そう思っている親はあなただけではないかもしれないのです。
真っ先に先生に声をかけるのはいいのですが、長々と話し込まないようにしたいものです。
せっかく学校にきたので、普段気になっていることを少し先生に聞きたい、と思っている人が自分以外にもいるかもしれないということを考慮しましょう。
強すぎる香水
少し番外編になりますが、授業参観には様々な世代の人が来ますし、何より学校は子供達が勉強をしている場です。強すぎる香水は「香害」になりますから気をつけましょう。
まとめ
幼稚園や保育園と違って、少し自立した我が子の姿を見ることが出来るのは、親として嬉しいものです。
だからこそ、親である私たち大人が、子供の見本となれるようにマナーを守って参観することが大切だと思います。
先生の話は静かに聞く、人に迷惑をかけない、など、普段子どもに言っていることを自分が破らないように気をつけましょう。