妊娠初期からつわりは始まり、症状の酷い人は出産するまで続きます。
日本でよく耳にするいろいろなつわり対策法を試してきたけど、全然つわりが改善されない。でも、もしかしたら海外のつわり対策なら効果を得られるかもしれないと期待を抱きたくなりますよね。
今回は海外のつわり対策に関する情報を国別にまとめました。
アメリカ
アメリカの妊婦さんももちろんつわりがありますが、日本ほど症状が重症化するケースはまれで、つわり中でもアクティブに動いている女性が多いです。何がつわりの症状を軽減しているのか、具体的な方法を見てみましょう。
食事
アメリカでつわり対策食べられているものはこの2つです。
- ソーダクラッカー
- ジンジャーエール
どちらも日本でも手軽に手に入ります。
ソーダクラッカーとは、日本のスーパーでも販売されているプレミアムクラッカーと同様のもので、塩味でさっぱりしているのが特徴です。アメリカでは、妊婦さんは枕元にクラッカーを常備しておき、朝起きてすぐに食べれるようにしています。
ジンジャーエールは、生姜が原材料に含まれていることによって吐き気止め効果をもたらしてくれます。更に、炭酸が胃のムカツキを抑えてくれるのでクラッカーとセットで常備している人が多いです。ジンジャーエールと同じ理由で、セブンアップも人気です。
食事方法としては、1度にまとめて食事するのではなく、2~3時間おきに小まめに口に何かを入れるようにしている人が多く、その際にもクラッカーやクッキーが大活躍しています。
治療薬
インスタグラムのフォロワー数が世界1位のキム・カーダシアンが、インスタで広告を投稿したことでも話題になった『Diclegis』(コハク酸ドキシラミンと塩酸ピリドキシン)というつわりの治療薬があります。
この治療薬はアメリカ食品医療品局(FDA)の認可を受けているので、食事療法などで改善されないつわり対策として人気を集めています。
ホメオパシーのレメディ
レメディとは、人の自然治癒力を揺り動かす事で、自分を健康体に戻す力を引き出すものです。砂糖の玉に植物や鉱物を希釈した液を染みこませて、口に入れて自然に溶けるのを待つという方法でレメディを摂取します。日本でもレメディを使用している人もいますが、まだアメリカほど浸透していません。
ネットでも購入する事ができますが、基本的にレメディは1人1人の症状によって違ってくるので、日本ホメオパシーセンターなどでホメオパスと呼ばれる人に相談しましょう。
鍼治療
アメリカ出身で人気歌手グループ、BLACK EYED PEAS(ブラック・アイド・ピーズ)のファーギーは、自身がつわりに悩まされていた時に鍼治療に通ったり、ハーブ療法を取り入れていた事を明かしました。その為、ファンの妊婦さんに影響を与え、鍼治療もつわり対策として浸透しています。
フランス
日本では、つわり中に酸っぱいものを食べたくなる人が多いですが、フランスではつわり中にいちごを食べるのが定番です。
水分もたくさん摂れる他、ビタミンも豊富に含まれてるので好まれています。他にも、キュウリのピクルスもつわり対策として食べている人が多いです。
イギリス
アロマがつわり対策や出産時にも用いられており、特に効果が期待できるのが『ペパーミントオイル』です。
出産時にはこのオイルを妊婦さんの眉間に1滴垂らすことで、気持ちを落ち着かせる効果があります。つわり中は直接肌に垂らすという事は避けたいので、ハンカチに1滴垂らし、匂いを嗅ぐようにすると気分がスッキリします。
オーストラリア
オーストラリアの産科医の研究で、生姜がつわりに効果的だと発表されたことから、つわり対策として生姜を積極的に摂っている妊婦さんが多いです。
特に人気なのが、ジンジャーティとジンジャーチップです。
韓国
フランスと同様に、いちごがつわり対策として食べられています。その他に、スンデという豚の血や春雨などを腸詰めした料理を好んで食べる妊婦さんが多いです。
日本でも豚レバーは鉄分や葉酸を摂る為に有効な食材として知られているので、スンデも妊婦さんにとって嬉しい栄養素が摂れる料理と言えます。
シンガポール
つわり対策といえばフルーツ!というくらい、シンガポールの妊婦さんはフルーツを好んで食べています。中でも人気のフルーツはこちらです。
ビタミンの他に鉄分も含まれているので、貧血でも悩まされている妊婦さんに人気です。
ビタミンCが豊富で、胎盤への血流を促進してくれる作用もあります。
水分が多くみずみずしいので、つわりでの脱水症状対策として家に常備している人もいます。
ビタミンが豊富で、免疫力もアップしてくれます。
ビタミンCの摂取に効果的です。
ビタミンはつわりに効果的と言われているので、ビタミンの多く含まれたフルーツが好まれています。フルーツなら日本でも簡単に手に入るものばかりなので、家に常備しておくと良いですね。
まとめ
海外でも日本と同様に食事でつわり対策している国が多いですね。アロマやレメディを使用する場合は、かかりつけの産婦人科や専門家に相談してから使用するようにしましょう。