子供に何か習い事をしてほしいと思ったとき、ダンスを選ぶご家庭が増えてきましたね。
学校での必修項目でもあるダンスは、楽しく生き生きと運動できるイメージがあり、子供に習ってほしいもののひとつです。また、歌や踊りが好きで、進んで教室に通いたがる子供もいます。
そこで、何歳から習えるのか、費用はいくらなのか、どのような効果があるのか調査しました。
子供に人気のスポーツ系の習い事を知りたい方は、下記のページを参考にしてみてください。
→ 子供(幼児・低学年)におすすめ!スポーツ系の習い事ランキング
キッズダンス教室は何歳から習えるの?
教室によって異なりますが、3歳からの受け入れとなっているところが多いです。おおむね小学生までがキッズ、中学生はジュニア、高校生からは大人のクラスと分かれています。
ヒットチャートにヒップホップ系のダンスユニットが登場するにつれ、ヒップホップのダンス教室に通う子供も増えました。
3歳という教室側の受け入れ年齢から始まる子供もいれば、小学校入学と同時である6歳で習い始める子供もいます。
ゆったりした動きながら筋肉を多く使うフラダンスは、他のダンスに比べると年齢層が幅広くなっています。最年少では3歳、最年長では75歳という教室もあるほどです。
ちなみにフラダンス教室では、子供向けのクラスは「ケイキクラス」「ケイキコース」といった、子供をあらわす「ケイキ」というハワイの言葉を使って、キッズクラスであることを示しています。
スポーツの試合に欠かせないチアダンスは、まとまった年齢層でチームを組んで踊ることになります。
プロの中には、3~4歳から始めた方もいれば、幼少期に異なるダンスをしており10代になってチアダンスに転向された方など、習い始めた年齢には差があります。
キッズダンス教室にかかる費用は?
ダンスを習わせてあげたいと思っても、気になるのが費用です。教室の月謝だけでなく、衣装にかかるお金や発表会に参加するための費用など、習い事にはお金がかかります。
こちらの項目ではおおよその平均額をまとめましたので、参考になれば幸いです。
入会金
5000円~8000円が全国的な平均となっています。地域によっては10000円と高額になっているところもあります。
年会費
3000円~5000円ですが、教室によっては無料も多いです。また、入会金や年会費は、お友達を紹介したり、されたりすることによって戻って来ることもあります。
月謝
ダンス教室ではチケット制と月謝制、ふたつの料金制度が用意されているところがほとんどです。
1回のレッスンにつき2000円で当月のみ利用可。5回のレッスンにつき8500円で3ヶ月~無制限で利用可といった仕組みが多いです。
定期的に通うことが難しい場合、こちらのプランがお得ですね。
月4回のレッスンで5000円、無制限で8000円~10000円が平均となっています。
子供自身にやる気があり、連日通いたがるようであれば無制限のコースがおすすめです。また、コースの差額を支払うことで途中から変更もできます。
服装
家にある動きやすい服装でいい教室がほとんどですが、中には指定のウェアをそろえなければならない教室もあります。
あらかじめ予算を編成しておくと安心ですね。
指定のウェアは教室オリジナルのTシャツやスウェットが多く、価格は2500円~3500円が平均的です。
はじめのうちは上はTシャツ、下は短パンなど動きやすい服装でレッスンを受けることがほとんどです。
長く続けるようであれば、下はパウスカートというフラダンス用のスカートを用意することになります。
4000円ほどで購入できますが、2000円ほどの安価なものをデザイン違いで複数購入するのもおすすめです。
ヒップホップなどのストリートダンスと同じく、手元にある動きやすい服装で問題ない場合がほとんどです。
中には、チアダンス練習着の定番であるチアフル短パンを購入しなければならない教室もありますが、1500円あればおおむね問題ありません。
シューズ
ダンス教室の場合、室内での運動に適したシューズであればよいとされています。
2000円~3000円程度の、足首が固定されないものや、床に色がつくのを避けるため靴底が黒や紺でないものがおすすめです。
発表会
ダンス教室によって異なりますが、発表会では出演料、衣装代、振り付け料、交通費、謝礼代、DVD代などが必要になってきます。
3万~5万ほどになります。詳しい内訳は教室より説明やお知らせが届きますので、しっかりと把握しておくと安心ですね。
イベント・コンテスト
参加自由のダンスイベントやコンテストでは、参加費を負担しなければならないケースがあります。
相場は2000円~4000円、交通費や雑費なども考えると8000円ほど見積もっておくのがよいでしょう。
どのくらいの費用がかかりましたか?(習わせている親御さんの体験談)
ジュースやバッグ練習着などにこだわれば、それなりにかかりますが、人それぞれです。コンテストやパーティーの時は衣装を合わせたり、髪もヘアーサロンにお願いするので、参加費込みで5万円弱です。
他のお母さんたちと相談して何にするかで毎年金額が違ってきましたが、だいたい5000円以内でおさめていました。また発表会は出たくなければ出ない事もできます。
イベントに出てダンスを披露することもあるので衣装代がかかり、レッスンの服の予備や着替え、タオル等を多めに用意する必要があるので、最初の出費が大きいくらいですね。靴は消耗品だと思った方がいいです。よく動くので靴底のゴムのすり減りが激しいです。
不定期にかかる費用は衣装代。だいたい先生に曲のイメージを言われるのでそれに合わせて親がネットなどで探します。年に2回変えるので2万円程度で抑えるようにしています。後、各イベントなのでDVDを作成する時はDVD代として1000円位かかります。
キッズダンスを習わすことで期待できる効果は?
どのようなジャンルのキッズダンスであれ、期待できる効果はいずれも共通しており、学校ではなかなか身につけられないものが多いです。
定期的に一定の運動を行うため、体力、柔軟性、瞬発力、バランス感覚などが鍛えられます。
そうした基礎体力が身につくので、様々な場面に応じて思うように体を動かすことができ、ダンス以外のスポーツへ活かせるようになります。
キッズダンスでの経験をダンス以外のスポーツへ活かせることで、将来的な選択肢の増加につながります。
ダンスはいずれも、同じ教室に通う子供たちと協力し励まし合い、時に競い合うことになります。
そのようにして様々な年齢や性格の子供たちと接するため、学校だけではどうしても偏りがちな人間関係が幅広くなり、協調性が身につきます。
ダンスが少しずつ上達し、成功を重ねることで自信につながります。
また、キッズダンスはそのほとんどが人前で発表を行うものですが、続けていくうちに慣れ、人前に出ることの楽しさを知り、自信が得られるようになります。
メリット・デメリットは?(習わせている親御さんへのアンケート)
今回、いくしぇあ運営事務局で独自調査を行い、キッズダンスを習わせている親御さんから、習わせてわかったメリット、デメリットについて答えて頂いた内容をまとめますと、下記のような結果となりました。
メリットについては、「自信がついた」、「リズム感がついた」と回答されている方が最も多いという結果となりました。
続いて、「友達が増えた」、「仲間意識を持つようになった」、「バランス感覚がついた」、「体が柔らかくなった」、その他の内訳は、「集中力がついた」、「挨拶など礼儀」という声が1件ずつありました。
あと下記のような回答もありました。
- メンバー同士協力して発表会を成功させるという、成功体験ができましたた。
- 発表会などで大勢の前で緊張して踊るという経験も良かったと思っています。
デメリットについては、「人間関係のトラブル」、「結構お金がかかる」と回答されている方が最も多いという結果となりました。
その他の内訳は、「イベント時のヘアスタイルが大変」、「ダンスばかりやって宿題をやらなくなった」、「将来的に考えたら役に立つ機会が少なそう」といった声が1件ずつありました。
あと下記のような回答もありました。
- イベントや大会に向けて、仲間たちと夜遅くまで練習をするので帰りが遅くなった。
- イベントに向けてレッスンをしようという雰囲気なので、一人一人のペースに合わせるというより、グループのレベルに合わせたレッスンになる。そのため休むと少々出遅れてしまう。
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まとめ
お金はかかるものの、キッズダンスにはそれだけの価値があります。親としてはぜひ子供に習ってほしいところですね。
キッズダンス教室にも様々な分野がありますので、お子さんが興味を示したダンス教室に、まずは体験コースから始めてみてはいかがでしょうか。
親子そろって学べる教室であれば、思い切って一緒に入ってみるのも楽しいかもしれません。