子供のゲームによる影響は?ルール決め&やめない時の対処法

育児

今、多くの子供が楽しんでいるゲーム。私たち親世代よりもさらに普及している分、友達同士のコミュニケーションツールでもあり、夢中になってしまう子供もたくさんいます。

あまりの没頭ぶりに、「どんな影響があるのか…」と心配になる人もいるでしょう。また、ゲームをする際にルールを決めている家庭も多いと思いますが、どんなルールがいいのか分からないと言った声も聞かれます。さらに、いくら注意してもゲームをやめず困り果てている…という悩みも。

そこで今回は、子供のゲームにまつわる悩みを解決すべく、ゲームの影響について、ルール決めについて、やめない時の対処法についての3点をまとめました。

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子供がゲームをすることによる影響は?

実は、ゲームをやることで得られるメリットも多くあります。一方でもちろんデメリットも多数。

メリット

ゲームをする子供

いずれもゲームの内容が常識的な範囲のものであること、そしてプレイ時間も長すぎないことが条件です。

努力の良さを感じられる

難しいゲームはクリアした時に大きな達成感を得られます。ゲームを通じて、「努力し続ければ達成感を感じられる」というポジティブな気持ちを持てます。

コミュニケーションが活性化する

友達同士でプレイするゲームは、子供同士のコミュニケーションを活性化します。情報交換や話題の輪にも入りやすくなります

思考力や記憶力を鍛える

ゲームの内容によっては、考えながらプレイを進めたり、記憶力が必要とされるシーンが登場します。思考力や記憶力を駆使することで、これらが鍛えられると言えるでしょう。

注意力や反射神経が養える

とっさの判断力が必要となるゲームは多くあります。そういった動きを繰り返すことで、注意力や反射能力を養うことができます。

デメリット

ゲームをしている子供

視力が悪くなる

プレイ中は画面を凝視するため、どうしても視力の低下を招きがち。さらに、ゲームでは小さな画面上のみで視線を動かすため、眼球の可動範囲が狭まる可能性も。

結果、広い視野を求められるスポーツなどが不得意になってしまうことも考えられます。

学力低下の可能性がある

ゲームをしている時間は、宿題や読書などにあてられないため、学力の低下を招く可能性があります。

また、ゲームにより睡眠不足が続く場合は、学校生活への悪影響も考えられます。

姿勢が悪くなる

ゲームに集中していると、猫背になりがち。長時間同じ姿勢を続けることで、姿勢が悪くなります。

下記のページでは、姿勢が悪くなる色々な原因についてご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。

→ 子供の姿勢が悪くなる原因は?何か影響ある?矯正する5つの方法

脳の疲れを招く

ゲーム機やテレビ画面から発せられる“ブルーライト”は、脳を疲れさせます。

特に夜、就寝前にブルーライトを見ていると、睡眠障害や精神的な疲労を引き起こすと言われています。

スマホを持たせている親御さんも気を付けましょう。

→ 子供にスマホってはいつからが適切?持たせている理由&影響は?

体を動かさなくなる

ゲームをしている時間が長いと、その分、体を動かす機会は減ってしまいます。肥満気味になったり、運動神経の健全な発達の妨げにも。

子供が肥満になると色々な影響が出ることも。下記のページにまとめていますので気になる方はご覧ください。

→ 小学生の子供が肥満になることによる生活面&健康面への影響まとめ

刺激の強い内容のものがある

暴力描写が過激なものや、性的なゲームも多く出回っています。子供のうちからこれらに触れることで、今後の趣味嗜好や思考の方向性に悪影響を与えかねません。

「敵を殺す」「倒す」といった攻撃が現実世界でも簡単にできてしまうと誤解してしまう危険性もあります。

子供にゲームをさせる時のルール

ルール

ゲームは各家庭でルールを決め、それに沿って楽しむのがベスト。どのようなルールがいいのか、その決め方やポイントを紹介します。

ルール決めはゲーム購入前に

ルールはゲーム購入前に決めるようにしてください。初めからルールがあればそれが当たり前になり、子供もスムーズに受け入れることができます

逆に、今まで自由にゲームで遊んでいた子供に途中からルールを守らせようとするのは、なかなか難しいでしょう。

ルールを作る際の子供との関わり

子供の年齢が低ければ、親が主導権を取ってルールを作ってもいいかもしれません。

一方で、小学校高学年・中学生くらいの子供の場合は、きちんと本人と話し合ってルールを決めてください。本人の納得感があれば、ルールを守る意識も高まります。

ルール作りの3つのポイント

次の3点を中心にして、ルール作りをするといいでしょう。

時間のルール

ゲームをしていい時間帯や、1日何時間まで、といった時間に関するルールは必須です。「宿題を終わらせてから30分」「休日のみ1時間」など、具体的にルール化してください。

「セーブするまで」「○○できるまで」などゲーム内容によって終了時間を決めてしまうと、結果的にダラダラと続けてしまうことになります。時間的なメリハリをきっちりつけるようにしましょう。

ただし、ゲームの種類によっては時間で区切るのではなく、ゲーム内容で終了間を決める方がふさわしい場合も。その場合は子供ときちんと話し合って決めるようにしましょう。

外でゲームする際のルール

公園や友達の家など、外でゲームをする際のルールも決めておきましょう。やっていい場所、時間帯などを決める必要があります。

また、ゲーム機を持っていない友達と遊ぶ際、どのように配慮すべきかも子供に伝えておきましょう。

ルール違反した時のこと

ルールを守れなかった時のことも決めておいてください。例えば、「3回守れなかったら1週間ゲームは没収」などのペナルティーがあると分かりやすいでしょう。

ここでのポイントは、「今日は大目にみよう…」など親の都合で方針をぶらさないことです。親の真剣な気持ちを見せるためにも、ルール違反には毅然と対応してください。

ルールを守らせるには

自主性を持ってルールを守らせるためには、ルールを紙に書かせて壁に貼るなど、“見える化”することが必要です。

口約束にならないように、また親自身も細かなルールを忘れないためにも、決めた後には必ず書き出すようにしましょう。

子供がゲームをやめない時の対処法

ゲームオーバー

子供は没頭してしまうと、なかなかゲームをスパッと切り上げられません。そんな時は、どのような対処がいいのでしょうか。

親がゲームをやってみる

子供がゲームをなかなかやめない時は、だいたいが“キリの悪い時”。そこで、ゲームの内容を理解すべく親自身が一度ゲームをやってみるのをおすすめします。

すると「どういうところでやめにくいのか」、逆に「どこならやめやすいのか」を把握することができ、それに合ったストップの声掛けがしやすくなります。

毅然とした態度を貫く

決めたルール、特に「ルール違反した時の対処」が甘くなっていないかを見直してみてください。

ルール違反したら捨てる、売る、壊すなど、一見過激とも思える厳しい対処を実際にすることで、子供は親が本気だということを感じ取ります。

そういった経験を経ると、素直に注意を聞き入れるようになる子供もいるようです。

まとめ

楽しくて、つい没頭してしまうゲーム。実はかつてゲームで徹夜してしまった…なんて経験を持つ人も多いかもしれませんね。

それだけに、心も体も発育途中の子供には、ルールを決めてメリハリをつけて楽しんでほしいものです。

ゲームに夢中になっている子供をやめさせるのはなかなか手ごわいものですが、毅然とした態度で注意できるといいですね。

お子さんの栄養面が気になっている親御さんへ
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