幼稚園から小学校低学年になると、子供の習い事について考えはじめる親御さんが多くなります。
ピアノや英会話などの文化系の習い事も人気ですが、体力をつけさせたい、集団行動に慣れさせたい、という理由でスポーツ系の習い事をお探しの方も多いのではないでしょうか。
今回は幼児から小学校低学年までを対象に、人気のスポーツ系の習い事をランキングと目的別にまとめました。
各習い事の概要や、月謝などの費用の目安もあわせてご紹介します。
男女別・人気のスポーツ系習い事ランキング
男の子・女の子それぞれに人気のスポール系の習い事をランキング形式でご紹介します。
男の子に人気のスポーツ系習い事
- 水泳・スイミング
- サッカー
- 体育・体操
- 野球
- 武道
女の子に人気のスポーツ系習い事
- 水泳・スイミング
- 体育・体操
- ダンス
- サッカー
- テニス
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目的別・おすすめスポーツ系習い事
運動が苦手な子供、発達障害を持つ子供などにおすすめのスポーツ系の習い事をご紹介します。
運動が苦手な子供におすすめの習い事
- スイミング
- 体育・体操
- テニス
- 卓球
- 武道
水中運動のために体への負荷が軽いスイミングや、基礎体力の向上が期待できる体育・体操教室がおすすめです。
テニスや卓球など、ゲーム感覚で行えるスポーツが集中できて良いでしょう。
足の速さなど、周りの子との実力差に悩んでしまう運動音痴の子供には、空手や合気道などの武道もおすすめです。
発達障害児におすすめの習い事
- テニス
- ダンス
- 体育・体操
集団行動が苦手な発達障害を持つ子供には、集中して行えるテニスなどの個人競技が人気です。
ダンスは向き不向きのある習い事のひとつですが、楽しんで行えるようであれば人前に出ることへの抵抗がなくなるなどのメリットがあるようです。
サッカークラブや野球クラブなどのチームプレイスポーツを好んで行う子ももちろんいますので、一日体験などでクラブやスクールの雰囲気を見つつ、子供に合った習い事をじっくり探してみましょう。
発達障害を持つ子供を対象とした体操教室もあります。障害に理解のあるインストラクターが子供に合わせて指導を行うため、子供のペースで運動が出来ます。
児童の数に対しインストラクターの人数が多いので、月謝は17,000円程度と高めです。
月謝の安さで選ぶならスポーツ少年団がおすすめ
スポーツ少年団は日本体育協会による日本最大の少年スポーツ少年団です。少年団認定指導者のボランティアによる指導のため、月謝は無料~1,500円と安価ですが、父母会のサポートが必要なクラブが多いのが特徴です。
サッカー、野球、バレーボール、バスケットボールなど様々なクラブチームがあります。
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スポーツ系習い事の概要・費用
上記のランキングやおすすめの習い事の概要、費用の目安などをご紹介します。
レッスン回数(通常週1~2回)や年齢によって月謝が前後します。入会金や月謝のほか、登録料・年会費がかかるスクールや、別途保険料が必要なスクールもあります。
水泳・スイミング
スクール数が多いため、通いやすさなどからも男女ともに人気です。水中での全身運動により、骨や関節に負担をかけず、体をバランスよく鍛えることができます。
ジュニアコースでは水に慣れ親しむことから始められるため、水に顔をつけられない場合も問題ありません。
心肺機能が鍛えられるので小児喘息の子供にもおすすめです。季節を問わず水に触れるため、体温調節機能や皮膚感覚が向上し、風邪をひきにくくなる子供が多いようです。
入会金:5,000円前後
月謝:5,000~8,000円
その他費用指定水着・男児:2,000~3,000円
指定水着・女児:3,000~4,000円
スイムキャップ:500円前後
学校の水着での代用はできません。
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サッカー
プロスポーツの影響もあり、男女ともに習い事としての人気が上がってきました。
蹴るだけでなく、走ったりしますので、運動神経を養えたり、運動能力の底上げができます。また団体競技のため、コミュニケーション能力も養えます。
クラブや教室にもよりますが、3,4歳と低年齢から始めることができます。サッカーボールをひとつ用意すれば自宅での練習も可能です。
入会金:5,000円前後
月謝:4,000~6,000円
その他費用ユニフォーム一式:10,000~20,000円
スポーツ少年団の場合は月謝が無料~1,000円程度、高価なユニフォームではなくチームTシャツや練習着で行うところもあります。
サッカークラブ・スポーツ少年団共に合宿遠征(年に3回程度)を行う場合には、合宿1回につきバス代や宿泊費などで別途10,000~25,000円ほどかかります。
体育・体操
マット運動や跳び箱、鉄棒など、様々な運動ができる体操教室は男女ともに人気です。柔軟性や反射神経、動体視力、運動神経を養えます。
子供の運動能力に合わせクラス分けをする教室も多く、3,4歳と低年齢からスポーツの楽しさに触れることが出来ます。
入会金:5,000円前後
月謝:5000円~8000円
その他費用指定ユニフォーム(2,000~4,000円程度)の購入が必要な教室もあります。
新体操クラスではレオタードやシューズなど、計10,000円ほどかかるようです。
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野球
最近ではいろいろなスポール系の習い事が一般化してきましたが、少年野球は今も根強い人気があります。
全身の筋肉を使うため体作りにもなりますし、集団行動による協調性も養うことができます。
入会金:5,000円前後
月謝:5,000~7,000円
その他費用ユニフォーム一式:15,000~20,000円
設備費・整備費:5,000~10,000円(1年毎)
サッカークラブと同様に、スポーツ少年団の場合は月謝が1,000~1,500円ほどです。
自宅で練習する場合にはユニフォームの他にもグローブ、ボール、バットなどを購入する必要があります。
武道
空手・合気道・柔道など。合気道は力を使わずに行う護身武道のため、女の子の習い事としても人気があります。
体作りはもちろんのこと、礼儀作法、瞬発力、反射神経、集中力などを養えます。
入会金:5,000円前後
月謝:5,000~6,000円
その他費用道着:10,000円程度
昇級審査・試験に5,000~20,000円ほどかかります。
関連記事:子供に剣道をいつから習わせられるの?メリットは?かかる費用は?
ダンス
小学校・中学校の授業で必修化されたこともあり、習い事としての人気も上がってきました。
全身をほぐすストレッチから始めるため、柔軟性の高いしなやかな体作りが期待できます。基礎体力やリズム感の向上のほか、集団行動による協調性も身につきます。
発表会などで人前に立つことへの抵抗がなくなり、ダンスを始めることで明るく社交的になる子も多いようです。
入会金:5,000円前後
月謝:5,000~10,000円
その他費用チケット制の場合は月謝ではなく1回あたり1,500~2,000円が一般的です。
発表会の衣装代、出演料が別途かかる場合もあります。
関連記事:キッズダンス教室は何歳から習えるの?費用は?期待できる効果は?
テニス
幼児クラスではスポンジボールを使い、ボールとラケットに慣れることから始めます。
ボールを追いかけ広いコートを走り回るので、運動神経、反射神経を養えます。また練習は合同で行うため、コミュニケーション能力も養えます。
入会金:5,000円前後
月謝:5,000~6,000円
その他費用ラケットやボールはクラブで貸し出すところが多いようです。クラブによってはシューズやゼッケンの購入が必要な場合もあります。
まとめ
習い事は文化系・スポーツ系共に、子供が興味を持った習い事を選ぶほうが長続きするようです。
子供の習い事は、中学・高校の部活動や、大人になってからの趣味や特技にも繋がります。
教室への通いやすさや費用などをすり合わせ、子供が長く楽しめる習い事を選びましょう。