最近では、手ぶらでバーベキューができる公園や農園がずいぶん多くなり、バーベキューがとても身近になりました。パパがいなくても、ママ友たちと子供たちだけでも手軽にバーベキューを楽しむことができます。
ですが、いざママ友たちと子供を連れてバーベキューに出かける予定が決まると、迷ってしまうのが着て行く洋服です。
ママ友たちとのバーベキューで着る服装について、季節ごとのポイントや注意点について解説します。そして、おすすめのコーデや持ち物、コーデの参考サイトも紹介しましょう。
ママ友たちとのバーベキューで着る服装のポイントは?
ママ友たちと子供も一緒にバーベキューをするときの服装で、意識をしなければいけないのは、子供が一緒だという点と自分たちがすべての作業をするという点です。
また、季節によってもそのポイントは異なります。
バーべキューの服装の基本と注意点
楽しいバーベキューですが、火を使うという面では危険をともなうことも忘れてはいけません。季節にかかわらず、ママにふさわしい服装のポイントがいくつかあります。
動きやすく、汚れが目立たない服装
食材をカットしたり焼いたりしながら、子供たちのめんどうも見なければいけません。立ったりしゃがんだりすることが多いバーベキューでは、動きやすい服装が必須です。
また、油が飛んだり調味料がついたり、ススで汚れる可能性もあるので、汚れが目立たない色や柄のものを選びましょう。
ボトムスはスカートではなく、パンツスタイルがおすすめです。
ミニスカートやロングスカート、ひらひらとしたスカートで行くと、動きにくいだけでなく、ママ友たちには「動く気がない」と思われてしまうかもしれません。
ぺたんこ靴
物を運んだり立ちっぱなしになることも多いバーベキューでは、スニーカーやスリッポンなどのフラットシューズが動きやすく疲れません。
洗濯しやすい素材
バーべキューでは、汚れたり匂いがしみついたりしやすいものです。デリケートな素材より綿素材のように、気兼ねなく洗濯できる素材のものを選びましょう。
肌の露出が少ないデザイン
しゃがんだり動いたりするときに、胸元や腰やお腹が見えたりする服装はふざわしくなく、場違いな印象を持たれます。
そして、それだけでなく、火を扱う場での肌の露出は、やけどの危険性が高まります。また、季節によっては、虫刺されや日焼けの原因にもなってしまいます。
春の服装のポイント
気温によって調節できるトップス
春は日中はポカポカであっても、夕方になるとグッと気温が下がってくることがあります。重ね着ができてアレンジが効くシャツが便利です。
また、夕方からのバーべキューの場合には、Gジャンやカーディガン、薄手のダウンベストも重宝します。
フルレングスのボトムス
動きやすいストレッチの効いたものや少しゆとりのあるフルレングスのボトムスがおすすめです。虫よけや日焼け防止の面からも長ズボンの方が安心です。
紫外線対策
春は、夏に負けないくらい紫外線が強くなっています。帽子やサングラス、日焼け止めクリームなどで紫外線対策を忘れないように気をつけましょう。
夏の服装のポイント
トップスのおすすめは長袖
火の粉や油が飛ぶことや紫外線対策を考えると、UVカット効果のある長袖が望ましいといえます。
長袖は暑くて無理だと思う人でも、火のそばにいるときだけは半袖Tシャツやタンクトップの上に長袖のシャツやパーカーなどを羽織る方が安全です。
長袖が苦手で半袖で過ごしたい場合には、アームカバーを使用すると、袖口から風が通るので長袖よりは涼しく、火傷防止や日焼け対策になります。
夏服によくあるシフォンのような薄手で風になびく素材は、バーベキューの火がついてしまうおそれがあり危険です。
夏でも山や川でのバーベキューの場合は、急な天候の変化によって肌寒くなることがあるため、羽織ものは持っていた方がよいでしょう。
露出の少ないボトムス
虫刺されや火傷のおそれを考えると、ロング丈のパンツが理想ですが、暑苦しいと感じる場合には、7分丈くらいのパンツなら過ごしやすいでしょう。
どうしてもショートパンツを穿きたい場合には、レギンスなどを合わせて露出を避けましょう。
サンダルは避ける
夏場はサンダルを履いてしまいがちですが、やけどやケガのおそれがあるため、ヒールがなくぺたんこであってもサンダルは不向きです。
春以上に紫外線対策を
帽子、サングラスはもちろんですが、半そでの場合には、塗る日焼け止めや飲む日焼け止めなどで念入りな紫外線対策をし、汗をかいたら、こまめに日焼け止めを塗り直しましょう。
→ 飲む日焼け止めサプリを選ぶ際に確認するべきポイント&徹底比較
秋の服装のポイント
基本は重ね着
秋になると寒暖差が大きくなり、15時以降に急に気温が下がってきたりするものです。気温の高い時間帯には薄手のトップスで過ごし、涼しくなってきたら、少し厚手の羽織ものを重ねるとよいでしょう。
「シャツ+ニット+ダウンベストorGジャンorパーカー」のように、脱ぎ着できるものを重ねて調節します。秋らしいベージュやカーキなどの色を取り入れると、おしゃれを楽しむこともできます。
フリース、ストール、ショールは危険
薄手のフリースは重宝するのですが、引火しやすいので気をつけなければいけません。
ストールやショールも気温に合わせて使いやすい物ですが、バーベキューには不向きです。ヒラヒラしたり、前に垂れたりして引火する可能性があります。
スズメバチに要注意
夏の終わりから秋にかけてはスズメバチの活動が活発になるため、服装にも注意が必要です。スズメバチは黒を狙う習性があるので、黒っぽい服装は避けた方が賢明です。
一番安全なのは白ですが、白は汚れが目立つのでエプロンなどを利用すればよいでしょう。白以外ではできるだけ明るい色を選ぶことが大切です。
冬の服装のポイント
動きやすい防寒着
冬だからとアウターを厚着し過ぎると、動きにくくバーベキューには向いていません。軽くて暖かいアウターが理想です。
冬服にはファーつきの物も多いですが、首まわりなら暖かくていいのですが、袖口についている場合は引火の危険があるために避ける必要があります。
屋外でのバーべキューには、貼るカイロや靴用カイロが大活躍します。
ユニクロのウルトラライトダウンは、軽いのに暖かくて、厚みも少ないためアウターの中に着込むことができます。インナーにはヒートテックを着れば、冬のバーベキューを快適に過ごせます。
帽子と靴
春や夏の紫外線防止のための帽子ではなく、冬は防寒として帽子を活用できます。ニット帽は、暖かくて、風による髪の乱れも防いでくれます。
靴もムートンブーツやワークブーツなどを履けば、動きやすく、冬ならではのおしゃれも楽しめます。
鮮やかな色の洋服
ネルのシャツやニットなど冬こそ鮮やかなカラーを合わせると、華やかで活動的な印象になります。
ママ友たちとのバーベキューでおすすめのコーデは?
動きやすい服装とはいっても、機能重視の味気ない服装ではなく、ママ友たちから「素敵!」と言ってもらえるようなセンスのよい服装で出かけたいものです。
おすすめのコーデとコーデの参考にしていただけるファッションサイトを紹介しましょう。
おすすめのコーデ
普段、モノトーンやグレー、茶系統が多いママも、バーベキューでは赤やブルーのチェック柄のシャツを取り入れてみてはいかがでしょう。
シャツは、気温調節や紫外線防止など使い勝手抜群で、そのうえチェックなら可愛くて、汚れも目立ちにくい万能アイテムです。暑くなったらシンプルなジーンズなどの腰に巻くと、アクセントになりおしゃれ度もアップします。
街着としては抵抗があったとしても、バーベキューにはサロペットがぴったりです。
デニムのサロペットにグレーや生成りのパーカーを合わせれば、「動く気満々」をさりげなくアピールできて、それでいてどんな仕草もナチュラルに可愛く見せてくれます。
足元はシンプルなスニーカーが似合います。
Tシャツやパーカー、シューズなど、何か1つだけアイテムを親子でペアにするのもおすすめのテクニックです。
フルセットで親子ペアにすると「頑張った感」が出てしまう場合もありますが、1アイテムだけなら主張し過ぎません。
洋服の汚れをできるだけ避けたいときには、エプロンを活用するのがおすすめです。エプロンの色や柄は、洋服とのバランスを考えてトータルでコーディネートしましょう。
バンダナを頭に巻くと、髪をまとめることができて活動しやすく清潔で、かつ、可愛らしさも演出できます。
おすすめコーデの参考サイト
コーデに迷ったときには、ぜひ参考にしていただきたいサイトを紹介します。
「Niau」はフェリシモのファッションニュースメディアで、コーデの参考になる様々な情報を発信しています。シーン別コーデのキーワードで検索できるところが、とても便利です。
バーベキューコーデの中でも、いくつかのキーワードに分けて提案してくれているので、お気に入りのバーベキューコーデが見つかること間違いなしです。
#CamCam.jp スタイリスト直伝!「動きやすくてかわいいBBQコーデ」のヒント8つ
小学館のファッション誌「CamCam」が発信している女性のための総合情報サイトです。Q&A形式で解説してあり、コーデの写真つきなので見やすくわかりやすいのが特徴です。
ママ友たちとのバーベキューであると便利な持ち物は?
子供と一緒にバーベキューをすると、「あれがあったらよかったのに」と思うことが多いものです。みんなで使える物は、ママ友たちで手分けして持って行けば個人の負担が少なくなります。
必ず持って行きたい物
- 虫よけスプレーと虫刺されの薬
- 消毒液や傷薬と絆創膏
- 火傷用の塗り薬、保冷材(万が一、火傷をした時に冷やすため)
- ボックスティッシュ・ウェットティッシュ
- 多めのタオル(汗を拭いたり、顔を拭いたり、何にでも使えます)
- 麦茶やスポーツドリンクなどの飲み物
- 帽子と日焼け止め(春、夏、初秋は日焼けに注意)
- ウェストバッグやヒップバッグ(スマホや財布、小物を入れておけます)
あったら便利な物
どこにでも気軽に掛けられるうえ、曲げて使うこともできるので、タオルを掛けたりゴミ袋を掛けたりと、何かと便利です。
紙コップなどは誰が使用していたものかが、わからなくなりがちです。そんなときには、それぞれの名前を書いておくことができます。
また、ノートやスケッチブックがあれば、子供たちにお絵かきをさせることもできます。
川遊びができる場所では、川遊び用の靴を用意するのがベターです。サンダルはケガをする可能性があるのでおすすめできません。
汗をかいたり濡れたりするので、服以外に下着と靴下も用意しましょう。多めに2~3組あれば安心です。
バーベキューの準備の間や食材が焼けるまでの間、子供たちは時間を持て余してしまうことがあります。シャボン玉や水鉄砲、砂場セットやままごとセット、虫取りあみなどの安全なおもちゃがあると便利です。
ボールは、グリルやコンロがあるバーベキューの時には危険なので避けましょう。
小さいお子さまがいる場合には、途中で疲れて寝てしまうことがあるので、あると便利です。
まとめ
おしゃべりをしながらのママ友たちとのバーベキューは、最高のリフレッシュです。バーベキューにピッタリなお気に入りのコーデなら、動くこともより楽しくなります。
ただし、おしゃべりに夢中になりすぎて、お子さまから目を離さないでくださいね。ママも子供もみんなで仲良く、楽しい思い出を作りましょう。
ママ友との距離感も大切。上手な付き合い方についてご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。