ママ友が欲しいのにできない…そんな風に悩んでいるママはいませんか?気心のしれたママ友作りは、簡単なようで難しいものです。
積極的に動けない性格のママもいるでしょうし、努力しても良いママ友と出会えていない場合もあるでしょう。
「そのうちできるだろう」と気楽に考えられれば良いですが、中には「私に問題があるのだろうか」と、自分を責めているママもいるかもしれません。
しかしママ友がいないのは、そんなに悪いことでしょうか。ママ友がいればたくさんのメリットがありますが、その反面にはデメリットも存在します。
ここではママ友がいなくて不安を感じている方のために、ママ友がいないメリットをはじめ、幼稚園や保育園のママ友との付き合い方・子供への影響を紹介します。
ママ友は作る必要がある?
ママ友は無理に作る必要はありません。仲が良さそうなママ友グループを見ると、出遅れているのでは?と感じるママもいますが、焦る必要はありません。
子供が入園すれば、役員や行事の中で仲良くなれるチャンスがたくさんあります。
もし幼稚園や保育園で気の合うママに出会えなくても大丈夫。あいさつや任された仕事をきちんとしていれば、なんの問題もありません。
固まっているママグループを見ても「私は私」と考えましょう。ゆったりとした気持ちでいれば、いつか良いママ友との出会いが訪れます。
ママ友がいないメリット6つのメリット
ここでは、ママ友がいない6つのメリットを紹介します。ママ友がいなくて孤独を感じる時は、ママ友がいないメリットを見つめましょう。
お互いの子供を比べずに済む
深い関係のママ友がいなければ、お互いの子供を比べる機会がありません。
子供は発達のスピードや能力に個人差があるもの。しかしよく会うママ友とその子供がいれば、それぞれの個人差が気になる場合も出てきます。
「うちの子は言葉が遅い」「うちの子の方が体格がいい」「習い事はあの子が優秀」など、比べ始めたらキリがありません。嫉妬や優越感は、気づかぬうちにネガティブな感情を膨らませます。
「もっと頑張って」「早くできるようになって」と、子供に過剰なプレッシャーを与えかねません。
親が過剰に頑張らせると、子供はつらい思いをします。大らかに成長を見守った方が、子供は健やかに育つでしょう。
トラブルに巻き込まれない
ママ友がいなければママ友や子供のトラブルに巻き込まれません。
子供のケンカはもちろん、子供や夫の自慢、他のママ友や子供のうわさ話など、何気ない一言がきっかけでママ友トラブルに発展するケースがよくあります。
ママ友は個人的な友達と違って、子供を通してつながっているだけ。
本音で付き合えない、もしくは本音で付き合っていない関係が多いので、ささいなことで気持ちのすれ違いが起こりやすいのです。
深いお付き合いがなければ、こういったトラブルに巻き込まれる可能性は低くなります。
関連記事:幼稚園のママ友とのトラブル事例/学んだ教訓は?【先輩ママ体験談】
余計な気を使わない
ママ友とのお付き合いがなければ、余計な気を遣うことがありません。ママ友は子供を通したお付き合いなだけに、遠慮がちな付き合い方になってしまいがちです。
「余計なことを言ったかな」「あの対応で良かったかな」「相手に合わせなくちゃ」など、さまざまな思いを抱えます。
「ママ友は気疲れする」という意見がよくあるように、ママ友づきあいは気の使いすぎでストレスの原因になる場合も多いのです。
交際費がかからない
ママ友づきあいをすれば、ランチ代、一緒にお出かけした時の交通費、お邪魔した時のお土産などさまざまな出費がかかります。
無理なことはハッキリ断れれば良いのですが、お付き合いの仕方によっては断りにくく、無理をしてしまうケースがよくあります。
金銭感覚や経済力は各家庭によって違うもの。自分のペースを守ることは、子育てのペースを守ることにもつながります。
ママ友の意見に合わせなくていい
自分の意見を押し付けてくるママ友に、困っているママがたくさんいます。しかし「ママ友は穏便にやり過ごした方が無難」と考えている方が多いので、我慢しているママがほとんどです。
自分の意見をハッキリ言えば「でしゃばり」「空気が読めない」と、陰で悪者に仕立てるママも存在します。
しかし共感できない部分が多いといつしか会うのが面倒になり、お付き合いが苦しいものに変わります。「そうだよね」と無難に言わないお付き合いの方が、ストレスの原因を作りません。
マイペースな子育てができる
ママ友とのお付き合いがないと、マイペースな子育てができます。行きたくない場所に付き合う必要もありませんし、教育やしつけについて口を出されることはありません。
他の親子を比較することもないので、ゆったりとした子育てができるはずです。
幼稚園ママや保育園ママとどう付き合えばいい?
交流する機会の多い幼稚園・保育園・学校のママと良好な関係を築くには、あいさつをしっかりすることが肝心です。
無表情よりも、ニッコリ笑顔で「こんにちは」と言うのがベストでしょう。もし声をかけにくいママグループがいても「笑顔であいさつ」を徹底しましょう。
あいさつは人間関係の基本です。とくに笑顔であいさつをしていれば、悪印象は持ちにくいでしょう。
「あのママはいつも笑顔だな」「感じがいいな」と思ってもらえれば、何かのきっかけで親しくなるかもしれません。
ママ友がいないと子供に影響がある?
ママ友がいなくても、子供のコミュニティー能力に大きな影響はありません。
個人差はありますが、友達と本格的に遊べるようになるのは4歳前後から。それ以前は一緒に遊んでいるように見えても、それぞれ自分の世界に没頭する「ひとり遊び」がメインです。
4歳未満の小さな頃は特定の友達にこだわらず、公園や児童センターなどの、その場限りの友達がいれば特に問題はありません。
「特定の子供と遊ばせた方が、友達ができるのでは?」と心配をされる方もいますが、幼稚園や保育園に通い始めれば自分で友達を見つけてきます。中には降園後や休日に、遊ぶ約束をする親子もいます。
しかしこちらも「友達と遊ぶのは園だけ」と割り切っている家庭も多くあるので、気にする必要はないでしょう。
もし子供が「自分も友達と遊びたい」と寂しがった時は、ママがたっぷり遊んで「子供の気持ちをフォローしましょう。小学生になれば子供だけで約束するので、ママの負担は軽くなります。
まとめ
ママ友がいないと、不安や孤独を感じる時もあるかもしれません。しかし今置かれている環境の良い部分を見つければ、考え方が少し変わるのではないでしょうか。
ママ友は無理に作る必要はありませんが、否定する必要もありません。「いつか気の合うママ友ができればいいな」とゆったり構えて、マイペースな子育てしてください。