母親になると、子供を介した親子付き合いをしなければなりません。しかし、一緒にいると目に付く迷惑親子っていませんか。そんな迷惑な親子は、子供の成長を考えれば近付きたくはないものです。
でも、周りのママ友との関係を考えると、安易に縁を切ることができないケースもありますよね。
ここでは、多くの人が抱えるママ友と疎遠になりたい理由、ケースごとに合わせた苦手なママ友と上手に疎遠になる方法、疎遠になった後の再開での対応方法についてをまとめました。
ママ友と疎遠になる理由として多いのは?
人によって理由はそれぞれですが、「疎遠になりたい」と思われるにはいくつか共通の理由があります。
頻度が多すぎる
会いたい、話したいと思っていないのに、必要以上にコンタクトをする人がいます。例えば、毎日のようにメールをしてきたり、学校の帰りに会うたびに家に押しかけてきたりです。しつこいママ友は疎遠にしたいと思いますね。
距離が近すぎる
子供を挟んでの付き合いになるからこそ、”親しい仲に礼儀あり”を守りたいという人が多いでしょう。しかし、中には子供の成績、夫の年収といった人には安易に話したくないデリケートな情報まで聞き出そうとする人がいます。
育て方の価値観の違い
子供を介した付き合いであるからこそ、育て方の価値観に違いがあれば次第に離れたいと思うものです。例えば、子供へのお金のかけ方が極端にかけ離れていると気を使ってしまいます。また、子育てのルールに共通点がなければ話が合わず疎遠にしたいと感じます。
子供の好みの変化
成長に従って同じ男の子、女の子でも趣味が変わります。幼稚園まで仲良かったママ友も、子供の習い事が変われば付き合いが面倒になります。例えば、サッカーや野球が好きな活発な子供と、ピアノや絵などが得意な子供では、話の話題が変わってきてしまうので会うのが面倒になるでしょう。
ママ友と上手に疎遠になる方法は?
理由はまちまちでも、疎遠になりたいママ友がいる場合には離れるまでに気を使わなければなりません。ママ友とどのような付き合い方なのかによって、上手に疎遠になる方法が違います。
近所の人
目と鼻の先に住んでいるご近所さんであると、普段の私生活で子供同士・大人同士、顔を合わせてしまうことがあります。ご近所さんであれば、完全に縁を切ることは難しいかもしれませんが、深い”ママ友”の仲を解消する方向に向けて努力をしましょう。
まずは、連絡を少しずつ素っ気無くする、外出を増やして突然の訪問を避けるなどの手があるでしょう。ご近所さんは、周りとの関係もあるので、いきなり縁を切るわけにも行かない場合が多いです。ただし、「忙しい」ということが理解できれば、相手も次第に連絡をすることを諦めるでしょう。
近所以外
近所ではないけれど、現状で仲が良い人であれば連絡をすることをやめてみましょう。まずは自分から連絡することをやめて、相手からの連絡も毎度毎度律儀に応じることをやめましょう。
近所に住んでいないからこそ、会おうというのは時間も手間もかかるものです。「子供の習い事が忙しい」「家庭環境が変わった」など、それとなくやんわりと理由を伝えれば、相手も次第に理解してくれます。会う回数を減らしているうちに、少しずつ疎遠になっていくでしょう。
共通の習い事
子供の習い事が同じという場合は、いきなり縁を切るのが難しいはずです。子供同士が仲がいいようであれば、子供から少しずつ遠ざけていくほうが早いでしょう。
水泳など進級があるクラスであれば、クラスが変われば友達が変わります。ピアノなどの時間割のプライベートクラスであれば、先生に相談をして時間帯や曜日を変えてもらいましょう。
このときに、先生の性格や周りの環境を考えて、ダイレクトに「疎遠になりたいから」と相談するか、「スケジュールが合わなくなった」とやんわり伝えるか、上手く考えて行動しましょう。
グループ付き合い
グループでの付き合いは、”自分だけ”が違和感を覚えているのか、”グループ皆”が疎遠になりたいと思っているのかによっても状況が変わります。
ただし、対象の一人だけと疎遠にするのは、子供親として難しいですよね。また、グループ内で対象者の悪口を言うというのもご法度です。
ここは、「グループの関係を続けたいか」、「グループごと脱退をするか」の2つの選択肢しかありません。ママ友と付き合い続けたいのであれば「我慢」、どうしても特定の人物と疎遠になりたいなら「グループごと縁切り」です。本当に縁のあるグループの仲間なら、一度グループから離れても再度集まることができるでしょう。
疎遠になったママ友と会った時の対応は?
疎遠になったママ友でも、学校や習い事の行事などで再開するのは避けられません。再会時にどのような対応をするかによって、相手に与える印象や学校やクラブ内といった大きな纏まりのなかでの立ち居地が変わります。
会釈をする
どんなに気まずい相手であっても、会釈をするのは大人のマナーです。特に、行事で顔を合わせたのであれば、周りの親、子供、先生などの目があります。たとえ相手にムシをされても、嫌な顔をされても、にこやかに会釈をしておくことが大切です。
簡単に挨拶をする
隣に来た場合、2人きりになってしまった場合、沈黙が辛いということありますね。挨拶をする場面に立ってしまったら、簡単に挨拶をしておきましょう。
「お久しぶりです」「最近いかがですか」など、当り障りのない会話をしましょう。このときに、共通の話題を見つけられてしまうと誘いを受ける可能性が高いので、あくまでも表面上の会話でとどめるべきです。
やんわりと対応をする
万が一ガツガツと話をされ、「明日空いてる?」「この後家に来ない?」などの誘いを受けたら、やんわりとお断りをしましょう。「今日は予定が入っていて」「子供の習い事がある」など、時間がないことを伝えておくべきです。
ただし、嘘を言うのは子供伝えに回る可能性が高く危険です。どうしても予定がなければ、子供と2人で外出をするなどして真実を作りましょう。
まとめ
疎遠になりたいママ友は、独身時代の友達とは違い複雑かつ厄介な存在です。子育ての方針、価値観が違えば遠ざけておきたい存在もいますし、子供の成長に合わせて付き合うママ友もどんどん変化します。
空気の読める人であればお互いに少しずつ離れていくものですが、そうもいかない面倒なケースが少なくはありません。
子供のことを考えると無理な避け方ができませんが、時と場合に応じた適切な方法で少しずつ離れていく事が求められます。また、疎遠になった後にも会う機会があるのでしたら、適切な大人の対応をしてお互いとお互いの子供により良い関係を保ちましょう。
TOPICS:幼児のうちから色々な経験をさせてあげたいとお考えの親御さんへ