新生児の赤ちゃんの沐浴は、ママとしては、わからないことだらけだと思います。
沐浴させるベストな時間帯とは果たしていつなのか、寝ている新生児を起こした方がいいのか、それとも寝かせたままがいいのかなど。
今回は、新生児の赤ちゃんの沐浴のベストな時間帯と、なぜ毎日沐浴させるのか、そして、沐浴と夜泣きの関係性についてまとめました。
新生児の沐浴におすすめの時間帯は?
赤ちゃんの沐浴時間帯は決めた方がいいのです。
その理由と何時までに沐浴を済ませればいいのか、またお勧めの時間帯と季節によっての沐浴の時間帯なども紹介します。
時間を決める方がよい理由
生活リズムができる
新生児の赤ちゃんは、まだ夜に寝て昼に起きるという生活リズムがありません。沐浴は赤ちゃんのお風呂だけではなく、生活リズムを作るという側面もあります。
その為、沐浴の時間帯は決めておき、固定した方がいいのです。沐浴の時間がバラバラですと、赤ちゃんの体内時計が混乱してしまいます。
もちろん、沐浴時間を分単位で決める程、神経質になる必要はありませんが、沐浴タイムは決めておきましょう。
体内時計が整う
新生児の赤ちゃんには生活リズムがありませんので、毎日、大幅に違う時間帯に沐浴をすると体内時計がすぐに乱れてしまいます。
人間は眠くなるときには、急激に体温が下がるメカニズムがあります。これは、赤ちゃんも同じです。
そして、お風呂で温まった体温が下がるのは、眠くなるメカニズムに似ています。つまり、お風呂から出て少し経った後が寝かしやすい時間帯となります。
夜にぐっすり寝て、朝に活動するという体内時計を作ることへ繋がります。
また沐浴のみならず食事なども、だいたい毎日同じ時間にしておくと、赤ちゃんの体内時計が整い、ママの育児と家事がスムーズにはかどることにも繋がります。
20時までに済ませる
20時頃までには沐浴を済ませることが望ましいです。例えば、お父さんが育児に積極的で、仕事帰りに赤ちゃんを沐浴させてくれる、というご家庭もあります。
ただ、お父さんが夜遅くに帰ってきて沐浴をさせますと、本来寝ていなければならない時間に、赤ちゃんが起きることになるので、体内時計が狂ってしまいます。
理想の時間帯は病院へ行ける日中
新生児の赤ちゃんに沐浴をさせる理想の時間帯は、沐浴後に何らかの異常が起きてもすぐに病院へ行ける、日中が理想的です。
夏は涼しい時間帯を選ぶ
新生児の赤ちゃんは自律神経が未発達なので、体温調節を苦手としています。そこで、夏の場合、沐浴の時間帯は、涼しい時間を選び沐浴をさせましょう。
また、クーラーや扇風機などを付けて部屋を快適な温度に保つことが望ましいですが、赤ちゃんに直接風を当てないようにしましょう。
冬は日中の暖かい時間帯を選ぶ
冬は日中の暖かい時間帯に沐浴をさせた方が、赤ちゃんにストレスが溜まりません。
ただ、冬場のように日中の暖かい時間帯に沐浴をすると、夜泣きがひどいという場合、冷暖房機を利用し部屋を暖めて夕方に沐浴をしても問題はありません。
新生児が沐浴の時間に寝ている時はどうしたらいいの?
新生児の赤ちゃんが寝ていると起こしていいのか、迷ってしまうと思います。
本項では、赤ちゃんが寝ているときの他に、どのようなときに沐浴をさせた方がよいのかも紹介いたします。
起こす必要なし
赤ちゃんの傾向によって異なりますが、起きるまで待つ場合と寝ているまま、沐浴させてしまう場合があります。
寝ている場合の方が洗いやすいという体験談がありますが、中にはびっくりして起きてしまう赤ちゃんもいます。
これは、ママ達が試行錯誤をしてどちらがベストなのかを判断した方がいいでしょう。
空腹と不機嫌な時間は避ける
赤ちゃんが不機嫌なときに無理やり、何度も沐浴をさせますと、お風呂が嫌いになってしまいます。
つまり、沐浴をさせるために、寝ている赤ちゃんを起こすというのは、ママにも赤ちゃんにもメリットがありません。
時間帯の変更はアリ
沐浴の時間を決めた方がいいですが、きっちりと時間を決めてその時間に過度にとらわれる必要はありません。
沐浴の1時間程度前から赤ちゃんの様子をうかがい、機嫌が良さそうだったら、沐浴をしても問題はありません。
また、眠そうにしていたら寝せてしまい、そのまま沐浴という手もあります。
沐浴の時間と夜泣きとの関連性は?
沐浴と夜泣きには関連性があり、夜に沐浴をさせますと夜泣きの原因となります。
人間の体内時計は朝日を浴びることでリセットされます。このメカニズムは、大人も赤ちゃんも同じです。
しかし生まれた当初の赤ちゃんは正しい体内時計を持っていません。その上、体内時計が未発達ですのですぐに乱れます。
沐浴や食事の時間をある程度、固定することは赤ちゃんの体内時計を整えることにも繋がります。(20時は赤ちゃんが寝るに望ましい時間です。)
ですが仕事帰りのお父さんが風呂へ入れる習慣がありますと、沐浴の時間が20時以降になる可能性が高くなります。
そのような時間に、電気で明るいお風呂場にいますと、20時を朝と勘違いしてしまいます。その結果、体内時計がリセットされ、夜中に頻繁に目を覚まし、夜泣きの原因になります。
また夜に沐浴をさせる習慣がある赤ちゃんは、睡眠の深さが浅くなりがちです。さらに朝、赤ちゃんを起こす時間が8時以降になりますと、夜泣きの習慣ができるのです。
まとめ
新生児の赤ちゃんへの沐浴は、体を綺麗にするだけが目的ではありません。
もちろん、赤ちゃんの体は新陳代謝が活発ですし、涎やオムツ汚れを放置していれば、すぐにオムツかぶれなどに発展します。
そして、毎日、同じ時間帯に沐浴をさせ、寝かしつけることで、夜は寝て昼間は起きるという生活習慣が赤ちゃんに身に付きます。
TOPICS:ウォーターサーバー導入によるママ&赤ちゃんのメリット・デメリット
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