物を大切にする心の育て方!人生がときめく片づけの魔法を活用する

おもちゃだらけの部屋 育児

今世界中で話題になっているときめき片付け術、「人生がときめく片づけの魔法」をご存知ですか?

この片付け術は日本でお馴染みの片付けの伝道師・近藤麻理恵さんが考案した方法で、自分に大切な物を見極める力によって部屋をキレイにするという、物のあり方を根本的に変えていくスタイルです。

アメリカではKONMARI、KONDO-ingの名前で親しまれ、物を慈しむ心を養いながら片付け習慣を身につけられることから子どもを持つ親にも大変な関心を集めています。

先だって報道番組mr.サンデーで「全米が熱狂!日本人の片付け術なぜ人気!?」というタイトルで特集が組まれていましたが、子どもの成長と共に物が増える子育て世代にも活用度の高い真似したくなる内容でした。

そこで大人と子どもの視点での片付け習慣を定着させるアドバイスを付け加えて内容をまとめてみました。単なる片付けの枠を超えて、物を大切にする気持ちを小さな頃から育むプロセスとして親子で実践してみてはいかがでしょうか。

人生がときめく片づけの魔法を行う前に、そのスタイルと人気の秘密を探ってみましょう!

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全米で支持される秘密は引き算の美学の思想にあった!

コンマニアと言われる熱狂ファンもお目見えする近藤さんの片付け術。書籍はAMAZON(アメリカ)で売り上げNO.1!雑誌TIMEでお馴染みの「世界で最も影響力のある100人」に選ばれる程の人気ぶりです。

支持される理由は片付けから得られる哲学にあり人生観にインスパイアされる部分が強く、その影響力はオンエアされた番組内でのインタビューからも伺えます。

コンマニアの1人ゲリー・アダムスさんは、「麻理恵の片付け方法は産業革命と同じくらい大きな影響をアメリカ人に与えました。これはスティーブ・ジョブスと同じレベル!」と大絶賛。

近藤さんの本を広めたNYタイムズの記者ペネロペ・グリーンさんは「ワクワクして面白くなる片付け術!物には全て魂が宿っているという考え方が身に付き、片付けの美学がいかに素晴らしいかを教えてもらったわ」とコメントしています。

沢山の片付け術がある中でこんなにも愛される理由には、日本古来の物には魂が宿るという慈しみの心が共感を得ていることがわかります。不要な物は持たない、まさに引き算の美学の思想なんです。

そして片付けを習慣化する極意、それは物を大切にする気持ちを持つスタンスが重要であると伝えています。

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法
出典:amazon.co.jp

人生を変える魔法の収納法として、30か国語以上にものぼる翻訳版も登場しています。

片付け習慣を身に着けるには、物を大切にする心をもつことが重要!

心

大人も子どもも物が片づけれない背景には、物に対する思い=慈しみの心が欠如している状態が考えられます。

片付けなさい!といくら注意してもアクションに移らないのは同じようなものが重複して存在したり本当に必要なものではないから片付けるという行動に至らない理由が根底に隠されています。

部屋の周りを見渡してみましょう。そして片づけることができないもの、片づけられないものを見つめてみましょう。

きっとそれらは、大切なものだったらきちんと元の場所に片付いているはずです。子どもではまだ、こうした考えがきちんと持てないので大人の視点から部屋の状況をみて次のことをチェックするのが有効です。

子どもが物を大事にできない原因と解決策

オモチャなど持ち物の量が多い

沢山あるオモチャや持ち物は一度出すと片付けも大変になります。増えてしまっている物が本当に子どもにとって大切なものなのか考えてみましょう。次のような物は散らかりモードに転じやすいので要注意です!

  • その場の雰囲気で買ってしまって、今では興味を引かない物。
  • 戦隊物など流行りが過ぎて遊ばなくなったもの。
  • お子さまランチに付いてくるオモチャやガチャガチャなど後になるとすぐにポイしてしまう物。
  • 小さい頃のもので、今現在の年齢に合わず使わなくなった物。

不要な物を一つの箱に押し込んでいるだけでは良い片付け習慣は身に付きません。使うものだけ手に取ることができる状態を作っておくのがお勧めです。しまうのも楽になり、片付けが面倒になりません。

リビングキッズファニチャーシリーズ【SMILE】

リビングキッズファニチャーシリーズ【SMILE】
出典:amazon.co.jp

子どもには一か所にまとめてお片付けさせるのが一番合理的!年齢が上がっても使えるラックはランドセルも置けるうえに二人まで対応可能なので、賢く使いまわせてお得です。

取扱いが乱雑

手の動きがまだ器用ではない小さな子は仕方ありませんが、幼稚園の入園を境に物を丁寧に扱うことを教えていきましょう。

例えば絵本。沢山そろえるのではなく、子どもの心に暖かく寄り添うようなお気に入りを2、3冊用意してページをめくることから教えます。そして、読み終わったら優しく本棚や定位置に戻します。

当たり前のことなのですが、大人になっても本の取り扱いが乱雑な人は目立ちます。ページにしわが寄って破れてしまったり、カバーがボロボロになっていたり。

丁寧に扱うことが物を大切にする心を育てます。図書館でもマナー良く本を読める子になりますよ。

さびしがりやのホタル

さびしがりやのホタル
出典:amazon.co.jp

偕成社の絵本・ボートブックシリーズは3歳の手にも馴染むめくりやすいページが特徴です。大切にしたい初めての絵本に最適です!

創造性を膨らます物が乏しい

子どもは創造力の神様です!発想力があるので、どんなものでも遊び道具に変えられます。

色々と知育玩具などもあって、あれやこれやと買ってしまいがちですが子どもの発想力を伸ばすことは身近にあるものでも十分に対応できます。

余ったケイトやゼリーのカップ・色紙などは女の子ならおままごとのお料理に見事に変えるし、男の子ならちょっとしたロボットやゲームを作ったりします。

今あるもので遊ぶことは創造性をふくらませ、あるものを有効に工夫をして使うことを覚えます。物を無駄にしないから物を大切にする視点が育まれるのです。

※簡単手作りおもちゃの作り方工作図鑑(外部サイト)

赤ちゃんから小学生まで年齢別に作れるユニークな手作りオモチャが目白押しです。作り方もわかりやすくて、本当に役立ちます!雨の日は必見ですよ。

大人が物を大切に見る目を養うには

女性

不要な物は持たない

量より質とよくいいますが、決して高価なものが質の良い物とは限りません。自分にとって必要な物を吟味して持つことが、不要な物の多い片付かない部屋とサヨナラできる秘訣を生み出します。衝動買いもセーブできるので一石二鳥ですよ!

幸せに感じるものであるか

今部屋の中に占拠している物たちは幸せを感じるものですか?もし、それが幸せに感じるものだったらきっとそのまま放置しないはずです。幸福感を得られるものは今、必要としているものかどうかの物差しになります。

重宝する物であるかの線引きをする

日常に使うもの、心を癒すものなど物には様々な思いが個々にあります。そのなかで、重宝する物であるか線引きをすると今持つべき物が大切なものかが理解できます。また、大切な物=必要な物が明確になります。

片付けることで得られるメリットについて

家族

物の置き場所が把握できる

当然のことのようですが、やはり散らかった部屋では物が迷子になりやすい状況です。必要な物を使いたいときに瞬時に手にできるのがイイですね。

アイテムごとに一つの場所にまとめるなど置き方も工夫すると、更に使い勝手が良くなるばかりではなく使ったものを元に戻すアクションに移しやすくなります。

リラックスできる空間が作れる

片付いた部屋の醍醐味はなんといってもリラックスできる空間であるということです。ハウジングセンターやインテリアSHOPなどに行くと、心がとろけるような、ずっといたい雰囲気がいっぱいです。

世界に一つだけの家族との空間を思い切りリラックスできる場所にして、愛しのマイホームをより一層素敵にしましょう。帰りたくなる家は、子どもの心の安定にも繋がり非行防止になるこがわかっています。

※Smile Happy SweetHome(外部サイト)

築46年のお家をDIYで素敵に変身させていく過程が綴られたブログです。オリジナリティあふれたインテリアが片付けの参考になり、子育てを楽しむヒントをくれます。

人生がときめく片づけの魔法の実践!キーワードは「SparkJOYのルール」

では、全米が熱狂する人生がときめく片づけの魔法・TVオンエア版を紹介します!

やり方は至って簡単。「自分を幸せにしてくれるものを大事にする」ことを中心にして次の3つのルールに沿って実践します。

ちなみに「SparkJoy」とは「ときめき」を英語に置き換えた新しい言葉。幸せな物が人生にときめきを与え、不要な物を部屋からなくしていくのだそうです。

ルール1:一つのジャンルを一か所に集めて積み上げる!

部屋の中の物を一気に片付けるのではなく、まずは一番多い物に焦点をあてて一つのジャンルを一か所に集めてみましょう。

キレイにまとめず積み上げるかんじにしてください。積み上がった山の高さはどうですか?クローゼットの洋服もやってみましょう。

このルール1は片付け前の自分への「言い聞かせ」。いかに物が沢山あり、多く持ちすぎてしまっているかということをビジョンで捉えることで不要な物を持たないようにする気持ちを強くします。

ルール2:ときめき判別法の実践!

山になった物を頂点から一つずつ手に取ってみましょう。手に触れたときにその物と自分の、あるいは家族との関係を見つめ直します。

自問自答になりますが、物と対峙する時間を設けることで判別を実践していきます。例えばこんな風に自分の心に問いかけてみましょう。

  • それは使うものですか?
  • 必要なものですか?
  • 役に立ちますか?
  • しまっておくだけの利用価値はありますか?
  • 思い出がつまっていますか?

そして、最後の問いかけが一番重要になります。

「使いたいと思うときめきを感じますか?それは自分を幸せにしてくれる物ですか?」

ときめきは心を揺すぶられるものであるかどうかの基準です。もし、洋服ならば「もう一度着たいと思うときめきがあるか?」を問いかけてみましょう。

ときめきを感じないものは潔くお別れします。潔さが大切なんだそうです。まるで人生指南みたいですが、この決別こそがリバウンドしない片付けを可能にしていく大切なプロセスになります。

ルール3:お別れする物に感謝の気持ちを伝える!

ときめき判別法で部屋からお別れすることになった物たち。別れが決まったら、手にしたままの状態で今までの感謝の気持ちを伝えます。

「ありがとうございました」

いつまでも残しておこうとする思いが断ち切られます。感謝の気持ちを伝えたら一旦、大きな袋などに入れて部屋に置いたままにしないようにするのがポイントです。

お別れする物はリサイクルに出したり、バザーに出品するなどして自分の納得のいく方法で行く先もきちんとしてあげましょう。

不要品が役に立つ耳よりリサイクル情報!

不用品

専門店での買取やフリマとは違ってお金に還元されることはありませんが、企業を通して不要になった衣類などを新しく繊維として作り直したり、発展途上国の子ども達に再利用してもらう取り組みが行われています。

必要とされている方たちに少しでも貢献するスタイルは親も子どもも、学ぶべきところが大きく良い経験になります。

※赤すぐnet・古着でワクチン(外部サイト)

古着を寄付することで、開発途上国の子ども達にポリオワクチンの接種を支援するシステムです。1口千円で送付に必要な伝票を購入し、後日赤すぐnetで使用できる千円分のクーポン券がプレゼントされます。

※しまじろうクラブくるくるリサイクル(外部サイト)

しまじろうの教材をとっているお家の方必見です!遊ばなくなったこどもチャレンジのおもちゃをリサイクルするシステムがありました。愛着を持って遊んだ教材おもちゃを捨てるのは勇気がいりますが、これならホッとしますよね。

※一般社団法人日本リ・ファション協会(外部サイト)

毛糸や古着などを常時引き取り、服育活動のために活用しています。子どもと再利用で楽しめる手作りワークショップなど楽しく役に立つ内容がいっぱい。最新情報を閲覧するにはfacebookから入るのが効率的です!

この他にもマルイやイオン、パルコ、トリンプ、ワコール、ローラアシュレイなどでも不定期ですが割引クーポンが発行されるリサイクル&リユース対象の洋服の引き取りを行っています。お買いもののときにチェックしておくのがおすすめです!

気に入った物で末永く愛用できるものをこれからはチョイスしたいですね。

片付けの実践で物に対する慈しみの心に気づくことができたとき、幸せに繋がる感謝の心を得られるような気がします。人生がときめく片づけの魔法は試してみる価値がおおいにありそうです。

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