子どもの中学受験を考えた時に、それが人生初めてであれば、やはり塾やその他ありとあらゆるところに頼りたいし、情報も欲しいものだと思います。わからないことだらけだけど、絶対に合格はしたいですもんね。
受験ビジネスの誘惑と親の願望は、底ナシ天井ナシです。それを上手くコントロールする方法と、続けてきた習い事への対応について説明します。
信頼できる塾か教室を一つ
中学校の受験準備は、市販のテキストや書籍等をつかいながら親子で出来ると思いますが、二人で煮詰まってしまう不安があるなら、外部の何かを利用するのが良いと思います。
外部の何かとは、大きく分けて二種類です。
- 受験対策用に受験テクニックを教える塾
- 総合的知育重視の幼児教室
塾、教室もまたそれぞれにカラーがあります。
男性の先生、女性の先生、大人数での指導、少人数での指導、ビシビシ叱咤激励系、優しく褒め励ますヨイショ系。大手か個人かによっても違いますね。
とにかく重要なのは、子どもが伸びることです。その為には、事前にリサーチ、見学、体験をしてください。子どものタイプに合ったツールを選ぶことが、合格への必須条件です。
私自身は子ども二人の中学受験を経験しましたが、そもそもにわかに思い立った受験だったので、一人目の時は何の比較検討もなく、家の近くにあったというだけで大手の塾を選んでしまいました。
それまで特に知育をしてこなかったのに、いきなり受験対策をビシビシする塾に入ってしまったという現実。塾へ行く度に親子でブルーになって帰ってきていました。
結果的に合格は出来ましたが、親がもっと下調べをしていれば、明るい受験準備が出来たのに…という苦い思いが残りました。
決めた塾、教室を信じる
充分に検討して入塾、入室を決めたら、そこの先生とのコミュニケーションを密にして信頼関係を築きましょう。
有名塾とか、合格率が良い教室など気になりだしたらキリがありません。複数掛け持ちする人もいますが、子どもの時間的、肉体的負担を思うと一つで良いと思います。
ここを信じて頑張るんだというスタンスの方が、先生だって人間ですので、そういう親子をよくみてくれるように思います。
習い事こそ続けるべき
塾、教室通いを複数するよりも、小さい頃からしている習い事があれば是非続けましょう。
うちの場合、一人目の中学受験の時は前述の通り塾へ行く度に親子で毎回ズタボロ。塾がない日でも、中学受験対策をして周りに追いつかなければと、常に脅迫観念に縛られていたので、習字、体操、スイミングを休会してしまいました。
毎日中学受験対策などしても、子どもは「自分は出来ないんだ」と追い込まれるだけで、何の意味もなかったのに当時の私は気づけませんでした。
子ども自身が好きな習い事であれば、気分転換と褒めてモチベーションアップにつなげてください。
うちでは二人目の中学受験の時は、試験前日も空手に行っていました。先生の話を聞く、見本の動きを見る、姿勢を正す、ハキハキ答える、そんな練習が実はすべて受験にも役立っていると気づけていたので。
一人目の体験をふまえて、二人目の時は随分冷静に、そして明るく中学校の受験準備が出来ました。合格率や評判など、溢れる情報に振り回されることもありませんでした。
不安になることも何度もあるでしょうが、決めた方針からブレずに信じることが、良い結果につながります!