受験勉強と戦う子どものために、親が力になれることって限られていますよね。
その中の一つで、「基本的な生活習慣を身につけさせること」があります。中学校受験では、学力だけでなく面接や作文など人間性も重視されます。
基本的な生活習慣を身につけることで、人間性も豊かになり、勉強するためのより良い環境が整うのです。今一度、お子さんのために生活習慣を見直してみませんか?
当たり前だけど継続するのが難しい生活習慣
衣食住で普通にしていることだけれど、毎日正しく継続することって難しいですよね。
夜更かしして寝坊してしまい、朝食抜きで学校に行かせたり、眠すぎてその日の授業が身に入らなかったり。でも、それが中学校の受験当日だったら大変。普段から正しい生活習慣を身につけておくと良いですね。
早寝早起きをする
我が家では、起床時間と就寝時間を毎日同じにすることで、自然と生活リズムも整い、体調も良い状態を保つことができました。
一番困るのは、受験目前になって体調を崩してしまうことですよね。それに、起床後は3時間経たないと脳が効率よく働かないのです。
中学校の試験は午前中から始まることが多いので、試験開始時間より3時間前に起きる習慣が身についていれば、試験当日も脳がしっかり働き、安心です。
朝食をしっかり食べる
身体をしっかり目覚めさせるためには、朝食は必須です。さらに、タンパク質を摂ることで、脳が効率良く機能します。ちなみに、「納豆卵かけご飯」が我が家の朝食の定番でした。納豆は良質のたんぱく質で食物繊維も豊富です。
普段から「朝食→排便」のリズムが整っていると、試験中にお腹が痛くなることもなく安心ですね。
挨拶をする
我が家では、家の中での日常の「いただきます」や「行ってきます」はもちろん、外でも近所の人への「おはようございます」「こんにちは」の挨拶は、うるさく言ってしつけました。
現代の子供は、親と教師以外の大人に関わることが少なく、大人に対して免疫がないように思います。近所の人に積極的に挨拶することで大人に慣れ、面接でも面接官の目を見て堂々と発言できるようになりました。
学力向上のために活字を読む習慣
家ではほとんど活字を読むことがない、という子もいると思います。でも、活字を読むことは、学力の向上に繋がります。だから、まずは親が活字のある環境をつくってあげましょう。
新聞を読む習慣
インターネットなどの普及から、新聞をとらない家が増えてきていると言われています。我が家でも新聞はとっていなかったのですが、中学の受験一年前からとり始めました。
新聞のメリットとしては、時事問題に強くなるということと、文章を読む力、書く力が身につくということです。特に、新聞の文章は、伝えたいことを簡潔に書いていて、お手本にするには最高の文章です。
読書をする習慣
勉強の息抜きに、ゲームをしたりテレビを観たりするよりは、読書をする方が良いです。学力水準が世界一高い国フィンランドでは、読書量も世界一多いというデータが出ているくらい、読書と学力は密接な関係なのです。
そのメリットは新聞と類似しますが、読解力が身につくこと。読解力は、国語だけでなく数学や科学にも必要なのです。それは、数学や科学でレベルの高い問題になると、問題が読解できないと答えが出せないからです。
最初は簡単な小説からでも良いです。うちの子は野球をしていたので、野球を題材にした物語ばかり読んでいたように思います。それでも、徐々に読解力が身につき、国語の成績が上がるのはもちろん、算数の応用問題にも強くなりました。
まとめ
どんな小さなことでも、毎日続けることは難しいものです。でも、それが習慣になると、苦にならずに継続することができるのです。
中学受験を乗り越えるために、良い生活習慣で毎日を自然に過ごせるよう、親としてサポートしていきたいですね。
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イラスト by hiro