育児ノイローゼの原因は?対策&克服法【先輩ママの体験談】

病気

育児ノイローゼとは、育児に関連したノイローゼ(神経症)の総称です。情緒が不安定となり、イライラや落ち込み、不眠、過食や拒食といった症状をきたすようになり、場合によっては虐待に発展することもあります。

厚生労働省の調査では、実に子育て中のお母さんのおよそ半数が「自分はもしかすると育児ノイローゼかもしれない」と感じたことがあるそうです。

決して他人事ではない育児ノイローゼの原因をはじめ、楽になる為の対策について解説します。

さらに育児ノイローゼで悩まれていた先輩ママさんに独自調査を行い、どのように克服されたのか、乗り越えるために行った事について答えて頂きました。

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育児ノイローゼになる原因は?

育児ノイローゼは、育児に対する悩みや不安などが起因となります。

子育てをしていると少なからず悩みや不安があるものですが、それが育児ノイローゼに至るまで思い詰めてしまうのには、本人の性格や育児環境なども大きくかかわってきます。

具体的な原因には、次のようなものが挙げられます。

なりやすい性格

心配性な女性

育児ノイローゼには、陥ってしまいやすい性格というものがあります。大まかに分けると、以下の3つの特徴が挙げられます。

  • 完璧主義で、責任感が強く、妥協は許さない
  • 周囲に悩みを打ち明けることなく、何でもひとりで解決しようとする
  • 神経質で心配性

これらに該当する人はあらゆることに対して思い詰め、精神的に追い詰められやすい傾向にあります。

子育てにおいても同様で、誰にも相談することなく自分一人で完璧な母親であろうとした結果、育児ノイローゼとなってしまうのです。

育児環境

孤独な女性

前述した性格にあてはまらなくても、育児の環境によっては育児ノイローゼを発症してしまうことがあります。育児に励むお母さんを追い詰めやすい環境というものは、次の通りです。

  • 子どもの世話や家事を頼んだり、相談を打ち明けられるような人物が身近にいない
  • 日中は子どもと家に閉じこもり、密室育児となっている
  • 日頃の努力を認めてくれるような人物がいない

誰かに頼りたくても頼る相手がおらず、周囲との繋がりも希薄な場合、孤独な子育てを強いられてしまいます。

その上努力を褒めてくれるような人が周囲に誰もいないとなれば、母親としての自尊心が培われず、やがては自信を喪失してしまうかもしれません。

特に、本来最も身近にいて力になってくれるはずの夫が育児や家事に非協力的であったり、母子家庭のシングルマザーや、単身赴任などで一緒に暮らしていないケースにおいて、こうしたリスクが大きくなります。

子どもに手がかかる

二人の子供

手がかからないお子さんよりは、当然手がかかるお子さんのほうが育児ノイローゼを発症しやすい傾向にあります。

子どもの年齢

育児ノイローゼは、生後間もなくの新生児期から3~4歳になる頃までのお子さんを育てるお母さんに多くみられます。その理由は、その年齢の子どもはとても手がかかるからです。

子どもが保育園や幼稚園に入るまでは、お母さんはお子さんに付きっきりでお世話をしなければならず、育児ストレスが蓄積しやすいと言えます。

子どもの個性

子どもにはそれぞれ個性があり、とても手がかかるお子さんもいれば育てやすいお子さんもいます。子どもの性格や成長のスピードなどは千差万別ですから、当然のことと言えるでしょう。

例えば、ぐずりやすい、かんしゃくを起こしやすいといった性格であればお母さんはより手を焼きますし、成長がのんびりなケースでは周囲の子どもと比較してしまい、悩んでしまうお母さんも多いようです。

子どもの人数

1人目や一人っ子の場合は育児経験がないために何かと悩みやすく、兄弟姉妹がいる場合はそのぶんお母さんの育児負担量が増します。

双子や三つ子といった場合はその両者に当てはまるため、お母さんにかかる負担はさらに大きなものとなるでしょう。

2人目や3人目を妊娠中である場合も、つわりなどで大変な状況の中で育児を行わなければなりません。

加えて妊娠中はマタニティブルーで知られるように精神的にも落ち込みやすい状態にあるため、育児ノイローゼになりやすいといえます。

発達障害

発達障害には自閉症やアスペルガー症候群、注意欠如多動性障害(ADHD)などさまざまなものがあります。

そうした発達障害のお子さんの中には、お母さんがとても育てにくいと感じるような特徴をもつお子さんがいます。

コミュニケーションがとりづらい、強いこだわりがある、かんしゃくを起こすと手がつけられないほど暴れる、一時たりともじっとしていないなどといったケースでは、お母さんのほうが疲れ切ってしまうことも珍しくありません。

また発達障害はある程度の年齢にならなければ診断がつかなかったり、診断がつくかつかないかという程度のいわゆるグレーゾーンのお子さんも多く、ずっと不安や葛藤に苛まれるお母さんもいます。

あなたは大丈夫?なりやすい人チェック

チェック

次の項目にあてはまる人は、育児ノイローゼになりやすい傾向にあります。どれだけ自身が該当するかをチェックし、その危険度を調べてみましょう。

本人の性格
  • 何ごとにも完璧を求める
  • 神経質なほうである
  • 自立心が高く、人に頼るのが嫌いだ
  • 甘え下手である
  • どちらかといえば内向的である
  • 思い通りにならないとイライラする
  • 決まりごとは絶対に守りたい
  • 周囲の目が気になる
  • 何事も平均を気にする
  • メンタルが弱い自覚がある
  • マイナス思考だ
育児環境や背景
  • 専業主婦である
  • 働いているが家事も全部自分でこなす
  • 夫が家事や育児に非協力的である
  • 夫婦間のコミュニケーションが少ない
  • 夫が単身赴任で、ひとりで子供を育てている
  • 母子家庭である
  • 育児について相談したり、頼ったりする親類が身近にいない
  • 日中、人と会うことがあまりない
  • 外に出ることがなく、子どもと2人きり(密室育児)である
  • 核家族である
  • 両親(義両親)と同居しているが、関係がうまくいっていない
  • 愚痴を言い合えるような友人がいない
  • 初めての子育てである
  • 昼夜問わずよく泣く赤ちゃんである
  • 上の兄弟姉妹に手がかかる
  • 子どもに発達障害やその疑いがある
  • 育児書やその手の情報サイトで逐一情報を得ている
  • これまでにうつ病と診断されたことがある
  • 趣味に費やせるような時間が全く確保できない
  • 笑うような機会がほとんどない
  • アルコールやパチンコで日頃のストレスを発散する

育児ノイローゼを楽にする為の6つの方法

育児ノイローゼを少しでも楽にする為の具体的な対策についてご紹介します。

開放的な育児を

家族

子育ては自分一人ではなく、周囲の人と協力し合って行うものです。孤独で閉鎖的な育児はやめて、一歩外へ踏み出してみましょう。

周囲に悩みを打ち明け、頼れるところは頼る

一人で思い悩まずに、夫や親、友人などに、悩んでいることを全て打ち明けましょう。手伝って欲しいことがあれば、「手伝って欲しい」と相手にしっかり伝えることが大切です。

「心配をかけたくない」「頼りないと思われたくない」「負担になりたくない」そんな考えは捨てましょう

情報交換の場を活用する

市町村の児童館や公園などに足を運び、子育て中のお母さん達と話をしてみましょう。

案外と同じような悩みを抱えている人は多いもので、共感して貰えることで気分が楽になったり、自分一人ではないことが実感できるかもしれません。

インターネットの掲示板やSNSなどに書き込むことで、共感や助言などの反応が返ってくることもあります。

ただしインターネットは相手の顔が見えず、不特定多数の人の目に触れる場所でもあるので、使い方には注意しましょう。

SNSサイトやブログに普段の何気ない子育て日記をつけることも効果的ですが、トラブルを防ぐためにも個人を特定できる内容や、お子さんやお母さんの顔がわかる写真などは公開しないようにしましょう。

自治体の相談窓口を利用する

各自治体の保健センターには、子育ての相談窓口が設置されているはずです。こうしたサービスを積極的に利用しない手はありません。

専門のスタッフが親身に話を聞いてくれますので、悩みや不安があれば何でも相談しましょう。

周囲と比べない

3歳児

人間一人一人が異なるように、子どもの成長や性格にも個人差があります。つい自分の子どもを周囲の子どもと比較してしまいがちですが、違うからといって悩む必要はありません。

育児書やインターネットなどの情報は役立ちますが、書いてある内容はあくまでも平均や理想であることが多いため、参考にし過ぎることは避けましょう

それらを読んで悩んでしまうくらいなら、はじめから読まない方がいいです。

自分の頑張りを認め、自身を誉める

笑顔の女性

育児ノイローゼは、お母さん自身が頑張っているからこそ引き起こされるものです。

大人になると一生懸命頑張っても周囲から褒められる機会が少ないため、努力が報われないと感じることも多いかもしれません。

そんなときには自分の頑張りを、自分自身で認めてあげることが大切です。ときには自分へのご褒美として、好きなものを買ったり美味しいものを食べたりする機会をもつとよいでしょう。

完璧志向は捨てる

グッド

目標を高く持つことも大切ですが、高過ぎる目標はときに自分自身を苦しめることになります。何ごとも完璧でなくてよいのです。

100点の「完璧」目指すのではなく、60点程度の「合格」で十分という考え方で子育てに臨みましょう。

頑張り過ぎず、気楽に

楽しむ家族

最も重要とも言えるのが、「頑張り過ぎない」ことです。手を抜けるところは手を抜いて、気楽に子育てを楽しみましょう。

できないことがあっても、自分を責める必要はありません。できないことは決して恥ずかしいことではありませんし、お母さんは子どもと一緒に成長していくものですから、はじめはできなくて当然です。

焦らずゆっくりと、自分のペースで子育てすることがポイントです。

趣味の時間をもつ

リラックスをする女性

お母さんは四六時中子どもと一緒に過ごさなければならないわけではありません。ときには自分が好きに使える時間を持つことも大切です。

子どもを預ける相手が周囲にいない場合は、一時保育などを活用してみましょう。子どもを人に預けて遊ぶのは躊躇われると思うかもしれませんが、健やかな子育てのためにはお母さんの息抜きも必要不可欠です。

息抜きをしてお母さんが笑顔になれるのであれば、それはお子さんにとっても喜ばしいことです。

育児ノイローゼをどのように克服されましたか?【先輩ママの体験談】

実際に育児ノイローゼを経験された先輩ママさんに、どのように克服されたのか、乗り越えるために行った事、アドバイスを頂きましたので、参考にして頂ければと思います。

ねこねこにゃんにゃんさん
ねこねこにゃんにゃんさん産後すぐの産後うつから始まりました。入院中は心療内科の診察をうけました。

退院してからは地域のファミリーサポートを利用しなるべく子供と二人きりになら無いように工夫しました。しかし、落ち込みや苛立ちが激しく夫との関係の悪化などでますます自分を責めるようになりました。

一歳手前で託児所に預けるようにして自分の時間を確保し、気分転換をはかりました。

ファミリーサポートと方や託児所の人に少しでも困ったことがあるときは相談するようにしました。内側からのケアとして漢方薬を処方してもらったりしました。

今子供は4歳になり意思疎通が大分スムーズになったし、幼稚園に通っているのでわたしもいつの間にか落ち着きました。でもイライラしやすい方だと思います。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

とにかく一人にならないこと。子供と二人きりの孤独な子育てにならないこと。他人の力を借りること。支援センターなど無料で出入り出来る施設なども利用しましょう。

キジトラさん
キジトラさん初めての育児でノイローゼになりました。慣れない育児にくわえ家事もしなくてはいけないので必死に完璧にこなそうと頑張りました。

夜は子供が寝てくれない日が続き、寝不足でどんどんストレスがたまり可愛いはずの子供に対しイライラしたり怒ったりしてしまい、後から自己嫌悪になり泣いたりしてしまいました。

そんな時私を助けてくれたのは夫です。夫も仕事で大変なはずなのに家事を分担してくれたり休日には子供の面倒を見てくれて私が寝れる時間を作ってくれました。

一人じゃない夫がいてくれるんだと感じることができそれからはストレスなく育児ができるようになりました。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

一人で頑張り過ぎず周りの人に助けを求めてもいいと思います。夫でも親でも友人でも誰でもいいと思います。誰かに話を聞いてもらえるだけで気持ちが楽になります。

hagiohagiさん
hagiohagiさん私は結婚してから、見知らぬ土地に引っ越してきて友達もいない状態でした。実家も微妙に遠いです。

幸いにもすぐ妊娠・出産をしたのですが、子供はよく泣く子でした。寝ても覚めても泣いているような子でした。もう泣き声を聞くのも辛かったし、いつ泣くのか怖くて怖くて、眠っている間に自分も休まないと!と解っていても、満足に休めずにまた子供が泣いて辛い…の悪循環。

夫も夜勤があったので、子供の泣き声で寝不足にさせてはいけない!と妙なプレッシャーを感じてしまい、夜中も一人で泣きわめく子供を抱っこし続けていました。

ある時、市の広報で「子育て支援センター」というものがあることを知りました。乳児も大丈夫とのこと。藁をもすがる思いで恐る恐る出かけてみました。すると、私と同じような境遇のお母さん方がたくさんいらっしゃいました。

子供の年頃が近いと、案外すんなり話せるものです。おかげで、初めて嫁ぎ先の土地で「友達」ができました。何人も。その時泣いていた赤ん坊ももう小学校3年生ですが、その時仲良くなった友達とは、今でも交流が続いていて嬉しい限りです。

そして、そこには保育士の資格を持った先生方が常駐しておられ、雑談しながらさりげなく話を聞いて下さいました。優しく話を聞いて下さり、「大丈夫だよ」励ましてくださる先生方の存在にも、随分と救われました。

そうやって、毎日のように支援センターに入り浸っていたら、いつの間にか子供がとても大変だった時期が過ぎてしまい…あんなに辛かったのがウソのようです。

あの時、思い切って支援センターに行ってみて、本当に良かったと思っています。育児ノイローゼだけではなく、友達もたくさんできたのですから、一石二鳥でした。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

私のように、結婚してから初めての土地で暮らして、慣れない育児に奮闘するお母さまも多いのではないでしょうか。

親や友達が近くにいらっしゃる方ならともかく、友達や知り合いがいない中での育児って、やっぱり孤独に陥りがちです。

余り気張らなくてもいいので、とにかく「誰かとこの辛い状況を愚痴りあいたいなぁ。話を聞いてもらいたいなぁ。」という気持ちで、支援センターだとか育児サークルなど、似た境遇の人が多く集まる場所へ行くのをお勧めします。

もし、引っ込み思案だという方でもそこへ行けば色んな人がいますので、きっと気の合う方は見つかります。ほんのちょっとの勇気と、ご縁が自然と導いてくれると思います。

頑張らなくてもいいんです。いつも頑張っているんですから、赤ちゃんと一緒に気晴らしに行きましょうよ。

ありんこさん
ありんこさん私は、子どもが言うことを聞かなかったり、部屋を汚したりといった様々なことが続き、育児ノイローゼになりました。

ずっと育児に追われているのが原因だったと思うので、気分転換になる趣味を見つけたり、保育園などに短時間でも預けて、働きに出ると気分が変わって育児ノイローゼを克服できました。

また私は、コーヒーが好きだったため、テレビのCMで見て気になったコーヒーや少し高めのコーヒーを買ってみて、ゆっくり楽しむことでリフレッシュしていました。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

育児は、仕事のように完璧にしなきゃということは必要ありませんので、力を入れる時は入れる、リフレッシュする時はリフレッシュするというように、気分転換になることを取り入れると良いと思います。

また、育児と家計のことで頭が一杯になると症状が悪化するので、せめて家計に悩まなくて良いように働くと良いと思います。

かかさん
かかさん夜泣きもひどく、手がかかり、まとまってゆっくり寝ることもできませんでしたし、ご飯もゆっくり座って食べる事もできませんでした。

主人は一切家事も育児も協力がない人で、ほとんど母子家庭状態でした。

やはり、ひとりで自由になれる時間がない事がストレスでしたので、たまに30分程度とかですが買い物にでたり、母親に見てもらって1人で外に出たり、子育て支援センターなどに出かけて、子育て中の同じような悩みをもつお母さんたちと話しをしたりして、少しは気分も楽になりました。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

1人で悩むのはきついと思います。できるだけ、外に出た方が、お母さんも、子どもさんも気分転換になるかと思います。

子育て支援センターなどいろいろと親子で利用できる施設などもあると思いますので、お子様と一緒に出かけられて、同じ悩みをもつお母さんたちと触れ合ったり、先輩ママの経験などを聞いたり、悩みをきいてもらったりするだけでも楽になったりすると思います。

たまにはお子様を預けられたりして、1人の時間を少しの時間でもいいから、作ったりされるのも、気持ちに余裕がでてよいかと思います。

イギーさん
イギーさん育児ノイローゼになったことを誰にも相談できずにいました。ですが、私の両親が察してくれました。

もちろん親には、育児ノイローゼになったことを告げていません。育児ノイローゼになったときは、育児に夢中でほとんど外出をしていなかったので、母が「気分転換に出かけてきなさい。」と言ってくれました。

久々に外出をして、買い物をしたり、自分がしたかったことを思う存分にできました。おかげで、気が楽になって体調が改善されました。

私のことをとても心配して、助けてくれた親に感謝したいです。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

誰かに相談すると、気分が安らぐと思います。我慢したり、ストレスをためることはしてはいけません。気分転換を忘れずに行って下さい。

ぼんちゃんさん
ぼんちゃんさん初めての出産初めての育児。住みなれない土地。産後母親の手を借りれたのは2週間でした。

旦那は仕事が忙しく全く育児にはノータッチで、精神的に参ってしまいました。

娘が2か月くらいの時、なにをしても泣き止まなくて、イライラしてしまい気づいたら声をあげながら小さな肩をつかんでゆすっていました。自分がふがいなくて涙がでました。

私を助けてくれたのは近所のドラックストアのパートのおばさんでした。日々の買い物も旦那の手を借りることはできなかったので娘をだっこ紐で抱えふらふらと買い物をしていました。

品出し途中のパートのおばさんが私と娘をみてにっこりしながら「お子さんのお顔見せてもらってもいいですか」と聞きました。

私は無言でうなずくとパートのおばさんは娘の顔を見てそして私の顔をみて「まぁかわいいですね。お母さん頑張りましたね」と言ってくれました。

涙が出るほどうれしかったです。まるで日々の私にエールを送ってくれているかのようでした。娘にイライラしっぱなしでしたが、娘を頑張って産んだことを思い出させてくれた言葉でした。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

上記のパートのおばさんとは、それ以来顔見知りになり、ドラックストアに行く度に軽く会話をしています。

知らない土地で日々不安でしたが、外に出て話せる人が見つかっただけで、ずいぶん気持ちが楽になりました。育児ノイローゼになると家にこもりがちになりますが、外にでて例えスーパーの店員さんでもしゃべる事をおすすめします。

まうはーとさん
まうはーとさん3人の男の子の母親です。私の場合、長男が生まれてから11年間、毎日ではないもののすごく落ち込む日やヒステリーになる日、子どもには申し訳ないと思いながら虐待まがいのことをしたりなど今となってはかなり精神的に参っていたし鬱に近い状態でした。

他のお母さんや子どもさんを見ると自分がおかしいのではないかと深刻に悩んだ時期もありました。子育てが始まると、生活するにあたって自分の思い通りにならないことばかりで、一生懸命頑張っているのに無駄なことをしているようでなりませんでした。

私は出産後からずっと専業主婦で、自分の稼ぎはなく子どものお世話をしていても、毎日遊んでいるという観念が頭にあって自分が役立たずな存在だと思っていました。

仕事をしようにも、結局自分の負担が増えることばかり考えていたものですから、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが、知人の紹介で思い切って仕事を始めてみました。

いざ仕事を始めてみると、時間の縛りはありますが生活にメリハリも出るし、お金も稼げて人の役に立っていることが嬉しかったです。

それがきっかけで、育児をしている私だけでなくもう一人の仕事場での私が見えてきて育児だけにとらわれなくなった気がします。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

悩んでいる時は本当にそこから抜け出せなくて辛い気持ちになりますよね。少し見方を変えて、お母さん・お父さんである自分と別の側面の自分をかいま見ることができれば考え方が変わってくるのではと私は思っています。

例えば、趣味であったり仕事であったり、自分の好きなことをする時間を少しでもいいのでわざわざ時間を作ってみてると、子どもに対する気持ちに変化が出てくるのではないかなと思います。

それと、人と話すことが私にとってはすごくストレス解消になっていて近所の人と挨拶や何気ない話を一言、二言話すだけで気持ちが全然違います。

お父さん、お母さんなど身近な人だけでなく、子どものことを気にかけてくれる人や場所があるのはとても安心感につながるような気がします。

一人で育児していると責任を重く感じず、頑張りすぎないでください。

家族以外でも友達、近所の人、地域の人、幼稚園・保育園・学校の先生などあなたとお子さんを温かく見守ってくれる人がいますから、みんなで子育てしてると思ってくださいね。

とぅみーさん
とぅみーさん産まれたばかりのころは、赤ちゃんが1日中泣いていて、なんで泣いているのか分からず私も一緒に泣いていました。

相談できる相手もおらず、思っていたような幸せな生活とはかけ離れていて、産んだことさえ後悔したこともあります。

私の場合母乳があまり出なかったことも原因だったので、ミルクに頼るようになってからは赤ちゃんもよく寝るようになり、少しずつ自分の時間ができて気持ちにも余裕が生まれるようになりました。

それからはミルクを増やして、赤ちゃんとの生活と上手くバランスが取れるようになりました。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

私の場合は母乳があまり出なくて自分にイライラしたり、赤ちゃんが寝なくて睡眠不足になったりで精神が不安定になってしまいました。

私が言えることは、とにかく母親が一番楽な方法をとることです。赤ちゃんのためにも、お母さんが元気で笑っていられる選択をすることです。

micanさん
micanさん泣いてる我が子がかわいく思えず、なんで泣いてるのかも分からずに悩んでました。

実家も遠いので頼ることもできず、主人も夜遅く帰ってきたりでなかなか頼ることができませんでした。誰にも会いたくないと思い、家に引きこもっていた時期もありました。

そんな時になにげなく見ていた本が赤ちゃんの布小物を手作りする本でした。簡単なスタイなら作れると思い、早速挑戦しました。作っている時は我が子の事ばかりを考えてました。

それから、ハンドメイドにハマり、SNSのコミュニティーで知り合ったママさん達と話しているうちに1人で悩む事はなくなりました。

ママ友のうちの1人が「赤ちゃんだから泣くのは当たり前なんだよ」と言う言葉をかけてくれ、救われた気がしました。

それからは市が運営する子育て支援センター等に出向き、自分が興味があるイベントには積極的に参加するようになりました。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

初めての育児で夜も満足に眠れず、家事はしなきゃいけないと考えている方もいると思います。やらなきゃいけない事がたくさんあるのに全然進まないなんて事もあると思います。

そんな時に、かわいいはずの我が子の泣き声が、かわいくなく聞こえてしまう事は何事にも一生懸命にしていればあると思います。

外出するのが億劫でも誰にも会いたくない日があってもいいと思います。その日の天気や気分で外に出てみようと思った時に近所を散歩するだけでも気分転換になると思います。

子育て支援センター等に出向き、我が子と同年代のママさんとお話しするだけでも気分転換になると思います。気が向いた時に気楽にやればいいと思います。

なんで泣いてるか分からなくても「赤ちゃんは泣くもの」と思っていれば少しは気が楽になるかもしれません。

あっちゃんママさん
あっちゃんママさん育児ノイローゼかもと感じたのはアパート暮らしをしていて子供と二人っきりで、転勤族のため、知り合いも全く周りには居なくて孤独を感じていた時でした。

普段は静かな住宅街ということもあり、子供が発する声に周りの反応へビクビクしていました。しまいには昼間の子供の泣き声までも気にするようになった私は子供への怒りが増してしまいました。

自分自身が感じていることに気がつき、私は子供を連れて児童館やショッピングモールの遊び場へ行くようになり、自然と友達が出来て悩みや不安を話してみんなで共有し合いました。

それからというものの子供に優しく接することが出来た自分がいました。また、育児を頑張っている他人のママにも自然と手助けする様になって今ではノイローゼになっていた私を懐かしく思います。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

育児は終わりがなく、その時その時で大変なことが多いと思いますが、ノイローゼになるくらい自分自身が子供ときちんと向き合えている証拠なのかもしれません。自分へのご褒美をたまにしてあげてくださいね。

としまろさん
としまろさん実母は激務のため産後里帰りができず、夫は出張ばかりで不在続き、ほぼ1人育児のストレスで育児ノイローゼになり、不眠になりました。

まず精神科で抗ヒスタミン薬(睡眠薬だと授乳、育児に影響が出るため)を処方してもらい、夜ぐっすり眠ることに成功しました。

また、母乳の量が足りていないことのストレスもあったため、変なこだわりを捨ててミルクをバンバン足すようにしました。

子供のぐずりも減り、生後4ヶ月頃には朝まで眠るようになり、だんだんとストレスも軽減していきました。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

まず、1人で悩まないことです。相談する友達がいなければ、地域の保健センターに相談すれば保健師さんが家を訪問してくれます。これでだいぶ気持ちが変わります。

まだまだ終わらないさん
まだまだ終わらないさん2人目が産まれて数ヵ月の頃になりました。1人目はその時2歳でした。

夫は仕事で忙しく、割と亭主関白なタイプで 出掛けたときも 子供のことをするのは基本私で、子供を2人抱えながら 荷物やベビーカーを持っていることもざらでした。

食事も買ってきたお総菜などは食べない人で 食事を作ることも手が抜けませんでした。

自分で おかしくなってしまうな、と感じながらも 乗り越えるしかないと思っていて 悔しいことも、全部自分さえ我慢していれば そのうち子供も大きくなる、と過ごしていました。

歯医者に行けば 食いしばりがひどくて 歯がもろくなっている。美容院に行ったら 10円ハゲのあとがある。原因のない皮膚が痒くなる症状があったりと 気持ちだけでなく、体にも変化が出ていました。

ある時、夫の意見に対して私が言い返したりしなくなったことなどをどうしたんだ、と聞いてきました。悩みましたが自分が我慢をしていること やってほしいことなどをダメもとで打ち明けました。

全て改善されたかわかりませんが、話は一応わかってくれ、子供も大きくなっていくうちに 私の症状もよくなりました。

育児ノイローゼと言っても、私の場合子供によるものではなく、子供がいるのに手伝ってくれない夫が原因の育児ノイローゼでした。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

子供が言うことを聞かなかったり、赤ちゃんが泣くのはごくごく普通のことで、それをとめられない自分には悩むことはありません。

子供と自分とだけで殻に閉じこもってしまいがちな時期こそ、同じ状況で話せる友達や肉親、一番は同じ気持ちで頑張ってくれる旦那さんの理解が大切だと思います。

あやかさん
あやかさん今思えば、あの時の私は育児ノイローゼだったのだと思います。娘が産まれてから約半年間、何かにつけて夫に怒っていました。

その後なぜ、あんなことで自分は怒ったのだろう…と反省したりもしました。このままではいけないと思い、外に出るようになりました。

ベビーカーをおしてお散歩に行ったり、スーパーに買い物に行ったり…。そうしているうちに、段々とメイクをするようになり、ヘアセットも気にするようになりました。

自分のケアをしていくうちに、相乗効果でより外に出るようになり、気持もどんどん晴れやかになりました。今では市が運営している子育てサロンに通うようになり、ママ友もでき、毎日充実した日々を送っています。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

程度に差があるとは思いますが、誰しも子育てノイローゼになったことがあるのではないでしょうか。

私が通っている子育てサロンには、そういったママさんが集まって、子育てに関する不安をあれやこれや話すことで、気分をリフレッシュさせている人が多いです。

子育てサロンに初めて行くときは緊張すると思いますが、勇気を出して通ってみて下さい。

一、二ヶ月もすると顔なじみのママさんができ、そのうちママ友に発展するような人との出会いがあるかもしれません。勇気を出して外へ出てみて下さい。

tokotokoさん
tokotokoさん離乳食をほとんど食べてくれず育児ノイローゼになっていました。平日は夫の帰りが遅く、三食赤ちゃんと二人きりで煮詰まっていたのもありました。

精神的にかなりきつかったので、実家に長期で帰省しました。そうすると、赤ちゃんはやっぱり食べなくても、家族に愚痴を言ったりして、時には母が食事をあげてくれたりして、気持ちが軽くなりました。父や母と話すことも、よかったのだと思います。

また、赤ちゃんの成長とともに意思の疎通も少しづつ出来るようになり、食べる量も少しづつ増えて、悩みの原因が解消とまではいかなくとも、あまり気にしないように出来るようになりました。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

育児ノイローゼになってしまったら、誰か甘えられる人に甘えるのがいいと思います。私の場合は実家でした。ご主人でもいいと思います。

そして、甘えながら、育児の悩みは人それぞれだと思うので、その悩みの種が無くなるように試行錯誤するのがいいと思います。

のんきっこさん
のんきっこさん

初めての子が皮膚が弱いと思っていたらアトピーでした。紙おむつが使えず、布で頑張りました。市販のおしりふきもだめで、大の時は必ず洗いました。

大を1日に4、5回するので洗濯とおむつ替えでへとへとでした。夏は汗でかぶれるので汗をかいたらシャワーをして着替えさせていました。

加えて離乳食が食物アレルギーを起こさないようにと、色々な物を省いた除去食でレトルトが使用できませんでした。一日洗面所と台所を行き来し洗濯と食事作りに追われていました。夜泣きがある時は本当につらかったです。

救われたのはママ友達ができた時です。家で子供と二人きりだと疲れます。思い切って近くの公園に1才を過ぎた時に出ました。

そうしたら同年齢の子供が沢山いてあっという間に親子で友達が沢山できました。公園だけでなくお互いの家を行き来するようになりました。

そこでアトピーで悩んでいるのは家だけではない事を知りました。またその他に大きな病気や障害を持った子供がいる人とも友達になり皆で情報交換したり、愚痴ったりすることでストレス解消になりました。

色々な情報交換もでき子供との接し方、家事のコツ、手抜き幼児食等色々教えてもらいました。

そして困った時はお互い様と助け合うことができました。子供も母親とだけいるよりお友達と遊ぶ方が楽しいようで、たくさん遊べた日は家でぐずぐず言いませんでした。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

色々なことが相談でき、助け合えて信頼できるママ友達を見つけるといいです。上に子供がいる人は様々なノウハウを持っています。育児の悩みは皆一緒だなと安心できます。

子供と二人で家にこもるとしんどいので積極的に外に出た方がいいです。子供も外の世界を通して大きく成長します。必ず子供とずっと一緒でなければならなと言うことはありません。

つらければ一預かりをお願いしてリフレッシュするのも手です。我が子は年少の1年前より週に2、3回午前3時間だけ元保育士をしていた人達がボランティアでしている預かり保育に入れました。

その間に家事がすむので、その後ゆったりと子供と向き合うことが出来ました。

そうちゃんママさん
そうちゃんママさんまず、外へ自主的に出掛けるように心掛けました。市の子育て支援センターが行っている子育て事業に積極的に参加。

また、子育てサークルに所属し、週に一度同じ子育て中のママと会話することで、日頃の悩みや、ストレスを発散すること。

そして、同じ悩みを持ってるお母さんがたくさんいることを知ること、実感することで、一人がんばって子育てしているような感覚から抜けられたような気がします。

このような活動を続けるうちに、徐々にお友達も増え、特に緊張することなく、子供と自然に社会の場へ出られるようになったと思います。まずは、1週間の予定を立ててみてください。

スーパーへ買い物。でもかまいません。私もイベントがない日は買い物とカレンダーに書いてました。そうする事で朝から予定に合わせて体も動きます。

少しずつ、子供と遊びにいくつもりで、外へ出てみてください。意外と子育てのイベントは盛んですよ。子供と少し離れるのも手です。24時間一緒にいると疲れます。

自分時間をちょっと作ってみてください。誰にも怒られないです。子供もお母さんが気持ちよく一緒に居てくれるほうが嬉しいし、何よりお母さんが元気なのが子供にとっては一番だと思います。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

何より自分は一人の女性であることを忘れないでくださいね。育児に専念することはとても大事かもしれない。けれど、一人の女性として自由はありますよ。

小一時間離れても、子供さんは怒ったりしないです。発散するメリハリをつけることで、より楽しく育児ができます。私もより良い育児をと頑張ってしまうタイプでした。

二人きりでいる時間が苦しいと思うまでになっていました。だったら、ちょっと離れてみれば良いのです。離れると言っても、方法はたくさんありました。

お外でお買い物。ご近所さんと挨拶をする。子供と遊びに出掛ける。少しずつお友達ができる。育児の不安を共有する。家にとじこもるより、思いきって出掛ける。これに尽きます。ぜひやってみてください。

koroさん
koroさん初めての子供は 泣き出したら3時間でも平気で泣き続け暴れる子でした。いわゆるかんしゃくもち。夜中も2時間起きに泣き、それが4歳まで続き私も寝不足、イライラが毎日でした。

旦那は仕事が遅く平日は子供と一対一でしんどかったです。一度泣くとずっと泣き続けどうすることもできずほったらかしにしたり子供をイライラで叩いたこともあります。

可愛いと思えずなんでこんなふうに思ってしまうんだろう?と1人で泣いたりもしました。旦那に話を聞いてもらってましたがそのかんしゃくの状態を見ていないので大変だったねと言われるだけでした。

自分が育児ノイローゼから克服できたのは、旦那がいる時に1人の時間を作らせてもらったことが大きかったと思います。

子供から離れて1人でショッピングに行ったり映画に行ったり友達とお茶したり気分転換することで 帰ってきた時に子供に優しくできました。

後 近くの保育所が開放園庭をしてくれてたので、そこで遊んだり先生とお話したりしても気分転換になりました。

それと子供が一度泣くと止まらないことを小児科の先生に相談した時にわかったかんしゃくという言葉。かんしゃくについてとことん調べ 対応の仕方 泣く原因などを理解し、子供と向き合いました。

今まで泣く→止まらない→イライラの負の連鎖だったのが 向き合うことによって私もノイローゼから克服できたように思います。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

1人で悩むととてもしんどいですよね。旦那さんが協力してくれるなら1人で気分転換したり、友達や親に話すことによって気持ちが楽になったりします。

あと 保育所とか幼稚園でも開放園庭とかがあり、遊びに行ったり先生と話せたりします。一対一で家にいるとイライラしたりするので外に出てみて気分転換してみて下さいね。

きのこさん
きのこさん睡眠不足と疲労で身も心もボロボロになっていた頃、ネットショッピングをすることで、そのツラい時期を乗り越えることが出来ました。

もともとファッションが大好きだったのですが、子供が産まれると買い物も行けず、おしゃれをすることも出来ず…知らない内にフラストレーションが溜まっていました。

しかし、ある日子供の服をネットで初めて購入した事をきっかけに、ネットショッピングの素晴らしさを実感して、それ以降子供がお昼寝をしている時などにちょこちょこ利用するようになりました。

家にいながらにして大好きな洋服を買えて、もちろん買うのはほとんど子供の服ですが、それでも気分はウキウキでした。

育児ノイローゼで悩まれている方への一言

子育ては育児書通りにいくことの方が稀で、上手くいかない場合がほとんどです。子育てする中で、少しでも自分の時間を作って、自分らしさを失わない事が大切だと思います。

まとめ

育児ノイローゼは誰にでも生じる可能性があるものですので、日頃から思い詰めることのないように過ごすことが大切です。

育児はマイペースでいいのです。周囲と比べて不安になる必要も、できなくて焦る必要もありません。

育児は協力し合うものですから、困ったときは一人で抱え込まず、積極的に周囲に頼るようにしましょう。

「今」という時間は今この時だけです。愛するお子さんとのかけがえのない時間を楽しみながら、明るく子育てできるといいですね。

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