人参が嫌いで食べてくれないと言う子は、嗅覚や味覚が敏感で苦手意識がついてしまっているということが多いです。
うちの子供も人参嫌いの一人で、大きな塊では好んで食べてくれず何が原因なのか良くわからずにいました。
たっぷりの栄養が含まれる人参は出来れば食べられるようになってもらいたいです。
ここでは、人参嫌いを克服してもらう為の対策について考えましょう。
子供が人参を嫌いな理由とは?
子供が口を合わせて「嫌い」という野菜の1つである人参ですが、嫌いになる理由は大きく分けて4つあります。
食感
人参嫌いな子供は、人参の独特な食間が苦手だと言います。
生であればしゃきっとしたような硬い食間、カレーやシチューに入ったゴロゴロとしたタイプは、グニャっとつぶれるのが気持ち悪いという感覚を覚えます。
見た目
色鮮やかでお料理を華やかに見せてくれる人参は、色身にも好まれて使われます。
しかし、そんな綺麗な人参であるが故、他の野菜よりも主張をしている鮮やかな色が嫌だと感じる子供が多いです。
匂い
人参には独特の甘みを帯びた匂いがあります。生であれば生臭い、ゆでれば余計に匂いが増すと嫌だと主張する意見が多くあります。
味が嫌い
人参はそのままでもほんのりと甘く、加熱をすると更に甘さが増す野菜です。しかし、逆にこの甘さが子供にとって「野菜なのに甘い」「変な甘さ」と犬猿されることがあります。
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子供の人参嫌いを克服させる方法は?
美味しいレシピに挑戦する
人参が嫌いである理由が分かったら、その苦手を刺激しないように調理方法を変えて美味しいレシピに挑戦すると食べてくれやすいです。
食感が嫌な人にお勧めレシピ
人参のシャキシャキとした生の食間が嫌いならば、細かく刻んだレシピがお勧めです。反対に柔らかい人参が嫌いならば思い切って生の人参を食べさせるといいでしょう。
出典:cookpad.com
にんじんが嫌いな人でも食べやすいたっぷりのフルーツが入っているポテトサラダです。柔らかな人参が苦手な子にお勧めです。
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ひき肉や他の野菜に人参がまぎれてくれるので、食間が苦手な子供でも食べやすいレシピです。どうしても駄目な場合にはペーストにして見た目も完全に消すと効果的です。
見た目が嫌な人にお勧めレシピ
人参のオレンジ色を見ただけで嫌だ、そんな子であれば好きなものと一緒に混ぜてしまうのがお勧めです。
手作りをするときに心がけたいのが、第一印象で人参を感じないルックスを作ることです。
出典:cookpad.com
すりおろした人参がつなぎとなってハンバーグに肉汁と甘みを足してくれます。見た目に人参を感じることが無いので、苦手な子供でもすんなりと食べてくれます。
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人参をはじめ、野菜が嫌いな子でも美味しいと食べられるオムライスです。甘みとコクがでる野菜はすりおろしてご飯に足せば、びっくりするくらいパクパクと食べてくれます。
匂いが嫌いな人にお勧めレシピ
どうしても匂いが苦手なんていう子供であれば、糖分の甘みで香りをごまかせるお菓子がぴったりです。
果物や野菜が食べられるのであれば、ドライフルーツや野菜を一緒に混ぜるとより人参っぽさが分からなくなります。
出典:cookpad.com
ふんわりとやさしい味わいがするキャロットケーキは、まさかこんな美味しいおやつに人参が入っているなんて子供は気がつかずに食べてくれます。
レーズンやナッツ類などを月例や好みに一緒に入れるのもお勧めです。
出典:cookpad.com
マーマレードの程よい酸味に、子供が大好きなホットケーキミックスの味がほんのりと香る蒸しパンです。
人参がほとんど主張すること無いので、気にせず美味しく食べられます。
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野菜作りに挑戦
人参が嫌いな子供が少しでも人参と仲良くなってもらうためには、一緒に野菜作りに挑戦をしてみると良いです。
家庭用のプランターで作れる手軽な種類があるので、毎日親子でお世話をしてみましょう。
愛着がわいてきて次第に自分が作ったのなら食べてみようかなと言う気持ちになってくれるかもしれません。
食卓にとにかく並べる
子供が嫌いだといって食べなくても、親が食べていると次第に食べられるようになることがあります。
人参サラダや煮物の人参など、ほんの少しでも毎日のように食卓に並べば苦手な野菜との距離が縮まります。
親がおいしそうに食べていれば「本当に美味しい食べ物なのかな」と感じられるはずです。まずはハードルを下げて、子供から食べるきっかけを作って行くと良いでしょう。
関連記事:子供のトマト嫌いの理由は?克服させる為の方法まとめ
まとめ
野菜の中でも甘みが強く子供にとって食べやすそうな人参ですが、「苦手」や「食べたくない」と話す子供も少なくはありません。
まずは苦手な理由を把握してから、食べられるようになるための工夫を考えてみると良いです。
人参はとても重要な栄養がたっぷり詰まっているから、少しずつでも食べられるレシピを増やしていきましょう。