妊活中のルイボスティーは不妊に効果あるの?おすすめの飲み方を紹介

ルイボスティー妊活・不妊

最近、妊活を扱う雑誌などでもよく取り上げられている「ルイボスティー」ですが、興味をもっている人も多いのではないでしょうか。

妊娠を望む多くの女性が愛飲しており、ルイボスティーのおかげで妊娠できたとの声がたくさんあります。

ですが、お茶にそこまでの効果が本当にあるのかと疑問に思っている方がいらっしゃるかもしれません。

ここでは、ルイボスティーが妊活に良いという理由とその他の数々の効果について解説します。

また、高い効果を得られるルイボスティーの選び方や飲み方、そして、飲む際の注意点などもお伝えします。

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妊活中のルイボスティーが不妊に良いと言われる理由は?

ハートを持つ女性

ルイボスティーは、南アフリカのセダール山脈一帯にのみ自生しているマメ科の低木「ルイボス」の葉を乾燥させて作ったお茶です。

アフリカの原住民には「奇跡のお茶」として親しまれてきました。

妊活に効果的なルイボスティーの特徴

海外では、古くから健康のために飲まれてきたルイボスティーは、不妊改善においても大きな効果が期待できるといわれています。

ノンカフェイン

ルイボスティーにはカフェインが含まれていません。「カフェインの多量摂取は生殖能力の低下につながる」ということがわかっています。

また、カフェインは胃腸の負担や冷え、不眠の原因になる可能性もあり、妊活中には避けたい成分です。

豊富なビタミン・ミネラル

ルイボスティーには、鉄分、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどミネラルが豊富でバランスよく含まれています。ミネラルには、妊娠をサポートする次のような働きがあります。

  • ホルモンバランスを整え、生理不順を改善する
  • 血流を促進して、冷えやむくみを改善する
  • 黄体形成ホルモンを活性化して、エストロゲンの分泌を促す

エストロゲンの分泌が増加すると、子宮内膜が厚くなるため、受精卵が着床しやすくなります。亜鉛、カリウム、マンガンなどのミネラルは、生殖器官の発達には欠かせません

男性の妊活にも効果的

亜鉛やカリウム、マンガンなどが生殖器官の発達や維持に欠かせないのは、女性だけでなく男性も同様です。

精子の質を上げることができるので、ルイボスティーは男性にもおすすめです。

強い抗酸化作用

ルイボスティーに含まれているSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)様酵素には、強い抗酸化作用があります。

体内の活性酸素は、排卵や着床などの妊娠への経過を妨げるため、活性酸素を除去してくれる働きが不妊の改善には効果的なのです。

卵子の老化防止とデトックス作用

SODには、年齢とともに進む卵子の老化を防止する効果や、リンパの流れを良くして血液中の老廃物を排出するデトックス効果があります。

デトックス効果があることで、不妊に影響する冷えやむくみの改善にも期待できます。

人間がSOD様酵素を出す能力

もともと人間の体にもSOD様酵素を出す能力がありますが、25歳くらいから減少し、40歳になるとその能力は半分くらいになってしまいます。

したがって、健康や美容のためには、外から補うことが必要なのです。

ルイボスティーのその他に期待できる効果は?

喜ぶ女性

ルイボスティーは、奇跡のお茶といわれるだけあって、不妊を改善する効果だけではありません。

美容効果

アンチエイジング効果…SOD、ビタミンC、カルシウム

SODが老化を促進させる活性酸素を除去することは、生活習慣病をはじめとする病気の予防・改善にもつながります。

シミやシワの予防

SODが持つ強い抗酸化力は、細胞の新陳代謝を促進して、肌の老化を遅らせます。そして、シミやシワを予防し、肌を若々しく保ってくれます。

また、ルイボスティーには、美肌作りには欠かせない肌のターンオーバーに必要なビタミンC、カルシウムなどもバランスよく含まれているため、優れたアンチエイジング効果があります。

ダイエット効果…SOD、マグネシウム

SODには体の毒素を排出するデトックス効果があることから、体の中に老廃物を溜め込まないようになるため、痩せやすい体へと変わっていきます。

また、ルイボスティーに含まれているマグネシウムは、体脂肪を燃焼する際に必要なミネラルです。カロリーゼロなので、飲む量を気にしなくてもよく、ダイエットには最適です。

健康効果

生理痛の緩和…SOD

体内でプロスタグランジンという物質が過剰に分泌されることが、生理痛の原因の1つだとされています。

つまり、プロスタグランジンの分泌量が多い人ほど、生理痛がひどいということになります。

プロスタグランジンの過剰な分泌には活性酸素が大きくかかわっているため、活性酸素を除去することができるルイボスティーを飲むことで、生理痛を緩和することができます。

便秘・下痢の改善…マグネシウム

マグネシウムは腸に水分を集める働きがあり、腸内環境を改善して便の水分を調整してくれます。

貧血改善…鉄分

人間は体内で鉄分を合成することができないため、食事などで摂取する必要があります。

ルイボスティー100gあたりに約10gの鉄分を含有しているので、2~3杯飲めば、1日に必要な鉄分は十分摂れます。

実は、コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは、鉄分の吸収を妨げることがわかっています。

その点においても、ノンカフェインのルイボスティーは安心で、貧血改善に高い効果が望めます。

更年期障害の改善…亜鉛、フラボノイド、カルシウム

女性ホルモン「エストロゲン」の減少により更年期障害が起こるとされています。

ルイボスティーに含まれている亜鉛がエストロゲンの分泌を促し、フラボノイドやカルシウムにはストレスを軽減してリラックスする効果があるため、更年期障害の改善が望めます。

良質な睡眠効果…カルシウム、亜鉛

ルイボスティーに含まれているカルシウムにはリラックス効果があり、亜鉛には体を温めて眠りに導く作用があります。

寝る前に温かいルイボスティーを飲むことで、リラックスして質の高い睡眠を得られることが期待できます。

高血圧予防…カリウム

カリウムには、塩分を除去する働きがあり、高血圧を予防する効果があります。

アレルギーの改善…SOD、ポリフェノール、ケルセチン(フラボノイドに属するポリフェノールの一種)

アトピーや花粉症は、活性酸素による免疫力の低下が原因で引き起こされるとされています。

SODがもつデトックス効果と免疫機能の向上、ポリフェノールとケルセチンによるヒスタミン抑制によって、アレルギーの症状は徐々に緩和するといわれています。

妊活中に飲むルイボスティーの選び方は?

ルイボスティーの茶葉

ルイボスティーが妊活によいとはいっても、ルイボスティーならどれでもよいわけではありません。ルイボスティーにはグレードや種類があり、それによって味や栄養価が異なります。

ルイボスティーは品質で選ぶ

ルイボスティーには、茶葉がどの部分かによって3段階のグレードがあります。

グレードが高ければ、茎の部分が少なく葉が多くなります。その違いは、緑茶の「玉露」「煎茶」「茎茶」に値するようなものです。

  • スーパー(スーペリア)グレード…ルイボスの枝の一番外側の枝葉
  • チョイスグレード…ルイボスの枝の二番目に外側の枝葉
  • スタンダードグレード…ルイボスの枝の根元に近い枝葉

スーパーグレードを選ぶ

妊活ではスーパーグレードの茶葉を使用したルイボスティーを選びましょう。

太陽をもっとも多く浴びて育った新芽の部分のみを茶葉にしたスーパーグレードは、有効成分の含有量をはじめ、味や香りにも明らかな違いがあります。

他のグレードのものと飲み比べると、その違いに驚くほどです。

オーガニックを選ぶ

妊娠しやすい体づくりのために飲むのですから、無農薬のものを選びましょう。オーガニックを証明するマークがついているものなら、間違いのない商品です。

「エコサート」マーク

非常に厳しいルールに基づいて有機栽培(オーガニック)を認証している国際機関エコサートの認証マークです。

「有機JAS」マーク

日本国内だけの有機栽培(オーガニック)の認証マークです。

最高級中の最高級「クラシックグレード」

最高級グレードの「スーパーグレード」の中で、オーガニックルイボスの枝を除き「葉」だけを発酵させて乾燥させた茶葉が「クラシックグレード」です。

生産量全体のわずか0.3%未満しか作られていない「クラシックグレード」は、まさに特別品といえるでしょう。

グリーンルイボスティーもおすすめ

ルイボスティーの中に、グリーンルイボスティーという種類のものがあります。同じルイボスの葉から製造されますが、製造工程が違います。

通常のルイボスティー

8時間~24時間かけてじっくり発酵させ、葉が緑から赤へ変わったら天日干しをして乾燥させます。

グリーンルイボスティー

発酵を行わずに、急速に低温乾燥をします。

グリーンルイボスティーには、以下のような特徴があります。

色と味

淡い色をしていて、まろやかでさっぱりとした味わいです。

栄養成分

通常のルイボスティーの10倍を超えるフラボノイドを含有しており、より強い抗酸化作用が期待できます。また、すべての栄養成分の量が通常のものより上回っているといわれています。

価格

グリーンルイボスティーは、希少性が高いため、高価格になりがちです。

ルイボスティーを購入する際の注意点

注意する女性

鮮度を確認する

輸入してからの期間を確認するようにしましょう。輸入後、半年、一年と日にちが経てば経つほど、鮮度が落ち、重要な成分は減少していきます。

また、空気に触れると酸化してしまうため、しっかりと密封されているかどうかを見極めることも必要です。

色と味のチェック

事前の確認はなかなか難しいのですが、高品質なルイボスティーは、鮮やかな緋色(ひいろ)で、クセがなく茶葉の甘みがあるスッキリした味わいです。

後味が悪いものや薬品のような味がするものは、品質が良くないと考えられます。店舗によっては、試飲ができるところもあります。

煮出すタイプを購入

ルイボスティーに含まれている数々の有効成分は、煮出すことでしっかりと抽出することができます。また、味わい深いルイボスティーを作ることができます。

信頼できる店舗や人気のある店舗での購入

店頭や通販で「オーガニック」を謳っていても、認定を受けていない場合があります。扱っている商品に、「エコサートマーク」や「有機JASマーク」がついているかどうかを確認しましょう。

また、新鮮なルイボスティーを購入するためには、商品の回転が早い人気のある店舗で購入するのがおすすめです。

価格の適正さ

店舗や商品によって価格には、100gあたり800円くらい~3000円くらいまで幅があります。

高品質なルイボスティーになれば、どうしても高価格になりがちですが、あまりにもかけ離れた価格の場合には注意をしましょう。

高い効果やオーガニックを謳って、高額な値段をつけている悪徳な店舗もなかにはあります。

妊活中のルイボスティーの飲み方は?

ルイボスティーの飲み方には、ティーバッグに熱湯を注ぐ方法とルイボスティーの茶葉を煮出す方法があります。妊活には、しばらく沸騰させて煮出す方法が断然おすすめです。

ルイボスティーの効果的な飲み方

ルイボスティー

ルイボスティーには紅茶と同じように、茶葉タイプとティーバッグタイプがあります。妊活では、たっぷりの栄養成分を抽出するために煮出して飲みます。

煮出しは、茶葉タイプ、ティーバッグタイプのどちらを使ってもかまいません。

ルイボスティーを煮出す手順

美味しいルイボスティーは、以下の手順で作ることができます。

  1. 蓋を取ったやかんか鍋に2リットルの水をいれて沸騰させる
  2. 沸騰したら、4.5g(大さじ1杯分)の茶葉または4.5gのティーバッグを入れる…茶葉の量は、商品によって異なりますが好みでもOK
  3. 蓋を開けたまま中火で煮出す
  4. 20分~30分経過したら火を止める
  5. 蓋をしてしばらく蒸らす
  6. 茶葉やティーバッグを入れたまま、自然に冷ます
  7. 完全に冷めたら、茶葉をこすかティーバッグを取り出す

煮出す時間については、短めであれば薄味で、長く煮出すと濃厚な味になります。

煮出す際の注意点

最低10分程度は煮出す

5分以内などの短時間では、妊活に有効な成分が十分抽出されません。せっかく飲むのですから、効果のあるルイボスティーを作りましょう。

冷ます際にティーバッグや茶葉は取り出さない

ルイボスティーに含まれている栄養成分は、冷める間にもさらに抽出されます。

常温かホットがおすすめ

妊活のために飲むのなら、胃腸にやさしくお腹を冷やさないホットか常温で飲むことをおすすめします。お腹の冷えは、妊活には大敵です。

温め直すときには電子レンジは使わない

電子レンジを使うと、抽出した酵素や成分が壊れるおそれがあります。冷めたルイボスティーを温め直すときには、やかんや鍋を使いましょう。

ルイボスティーを飲むおすすめのタイミング

お茶を飲む女性

ルイボスティーは、妊活のために飲むのならいつ飲んでもいいのですが、その他の効果も考えると、おすすめのタイミングがあります。

目覚めたとき

ルイボスティーには整腸作用があるため、起床時に飲むことで便秘改善効果にも期待できます。

食事の30分前

ルイボスティーの含有成分には「カテキン」があります。

「カテキン」には、脂肪の吸収を抑える作用があるため、食事の30分前に飲むことで脂肪を吸収しにくい体を作ることができます。

寝る前

ルイボスティーには、精神を安定させてリラックスさせる効果があります。寝る前に飲むことで、寝つきがよくなり、質の高い睡眠を得ることができます。

カフェインが入っていないことも睡眠を邪魔することがなく、安心です。寝る前にホットで飲むと、よりリラックス効果が高まり、また、体が温まることで眠りに入りやすい体になります。

ルイボスティの副作用と注意点

虫眼鏡を持つ女性

ルイボスティーには、副作用はありませんが、少しだけ注意点があります。

1日に2、3杯が理想

ルイボスティは飲み過ぎることで副作用があるわけではありませんが、どんな食品でも大量に摂取すると胃腸の負担になってしまうものです。

1日にたくさん飲むよりも続けることが大切ですので、1日2、3杯ずつ飲むことがおすすめです。

葉酸を減少させる可能性

ルイボスティーには、カテキンが多く含まれていますが、カテキンには葉酸を減少させる働きがあることがわかっています。

葉酸が不足すると、動悸や息切れなどの症状が出ますが、極端に多く飲まない限り、1日に2~3杯を飲むくらいでは心配は要りません

お腹の弱い人は様子を見ながら

ルイボスティーにはマグネシウムや食物繊維が含まれているため、便秘の改善には効果的ですが、お腹の弱い人は、便が緩くなってしまう場合があります。

少ない量から様子を見ながら、ホットで飲むようにしましょう。

ルイボスティーの誤った噂

体を冷やす

ルイボスティーには、体を冷やす成分は含まれていません。血液の流れを良くする働きがあるので、冷え性を改善します。

通常、「暑い国の物は体を冷やす効果がある」といわれていることから、ルイボスティーが南アフリカ産のために出た噂だと思われます。

水銀が含まれている

これも全く誤った噂で、ルイボスティーに水銀は含まれていません。南アフリカの土壌には水銀が含まれていることから、「そこで育つルイボスにも水銀が含まれている」という根拠のない噂です。

輸入の際には検査がなされていますし、日本食品分析センターでも検査をして証明しているので、多くのメーカーが商品の注意書きに、「水銀検査済み」と記載しています。

まとめ

ルイボスティーは、薬のように、飲んですぐに効果があるというものではありません。妊娠しやすい体の環境を作る働きをしてくれるのです。

大切なのは、飲み続けることです。ぜひ、毎日の生活に「奇跡のお茶」ルイボスティーを取り入れてみてください。

さぁ、今日から美味しい妊活を始めましょう。

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