妊娠中の風邪による胎児への影響は?原因&予防法は?

妊娠

妊娠中にもし風邪をひいてしまったらお腹の赤ちゃんは大丈夫?と心配になってしまうと思います。

お腹の赤ちゃんへの影響の正しい知識を身につけた上で、風邪を引かないようにすることが一番ですが、もし引いてしまった場合の対策と予防法をご紹介します。

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妊娠中の風邪による胎児への影響は?

human fetus

妊娠中に風邪をひいても、実際のところは軽症であるのならお腹の赤ちゃんに影響はないかと思われます。ただし、注意しなければならない症状があります。

高熱

40度以上の高熱が3日以上あった場合は、羊水の温度が上昇し、お腹の赤ちゃんに悪い影響を及ぼしてしまうリスクがあります。

激しい咳

軽い咳の場合は心配ありませんが、激しい咳が続いた場合、腹圧が加わり、お腹が張りやすくなります。また、呼吸が苦しくてお腹の赤ちゃんに酸素が十分に送られなくなる危険性があります。

下痢

お腹を壊して下痢をした場合も基本的には大丈夫ですが、水のような下痢が一日に何度も続く状態は、腸の働きが子宮に影響し、お腹が張りやすくなったり、早産につながるリスクがあります。

妊娠中に風邪をひきやすくなる原因は?

風邪ウイルス

妊娠中に風邪をひきやすくなるのは、免疫力の低下が原因のひとつとして考えられます。免疫力とは身体にとって有害なものや異物を排除しようとする力のことですが、妊娠中はお腹の赤ちゃんを異物とみなさないようにするために免疫力が低下するのです。

そのため、妊娠中は手洗いうがいなどに気をつけていても風邪をひきやすく、一度ひくと軽いものでも治りにくい傾向があります。例えば次のようなシーンでは風邪をうつされやすいので特に気をつけましょう。

人ごみ

多くの人が集まる駅や公共の乗り物、映画館などなどでは風邪をひいている人がまぎれている可能性が高くなります。

病院

病院には色々な菌を持った人が集まっていて、さまざまな病原菌が浮遊している可能性があります。

職場

同じ空間に長時間居るとウィルスはもらいやすいものです。

映画館など、多くの人が集まった密室

空気の通りが悪い場所では感染がおこりやすくなります。

妊娠中に風邪をひかない為の予防法は?

マスクをつける

マスクをつける女性

妊娠中は免疫力が低下しているため、外出の際は出来るだけマスクをして外部からの菌が侵入しないように注意してください。

ただし、簡易的なマスクは、自分の咳や唾液の拡散を防ぐことは出来ますが、ウィルスの侵入を防ぐのは難しいのです。感染予防のためには、顔にピッタリとフィットするタイプのマスクを使用しましょう。

手洗い、うがいをする

外出先から戻ったら必ず殺菌効果のある石鹸で丁寧に手をあらい、うがいもしっかりとしましょう。うがいを行なうことにより、のどに入り込んだウィルスを外に洗い流すことが可能です。

出来るだけ人ごみを避ける

人ごみ

人ごみには多くのウィルスが存在している可能性があるため、免疫力の低下している妊娠中は出来るだけ人ごみや不要な外出は避けましょう。

冷えないように気を付ける

妊娠中は、身体が冷えやすくなっています。冷えは体調不良の元で、風邪にもかかりやすくなります。身体を冷やさない服装を心がけ、外出して冷える可能性があるときには必ずひざ掛けなどを持って行き、冷えに対処できるようにしておきましょう。毎日ゆっくりと入浴して身体を温めることも大切です。

疲れをためないようにする

寝ている女性

妊娠中は疲れやすく、免疫力も低下しているので、普段以上に身体をいたわるようにしましょう。疲れを感じたり、もしかしたら風邪気味かも?と疑われるときは、できるだけ自分の力で治せるように療養を心がけましょう。

生姜湯やはちみつ、ビタミンCを摂る

生姜やはちみつには殺菌作用があり、また、身体を温める作用もあります。妊婦の身体は冷えやすくなっているので、生姜やはちみつを摂取することで、身体の自然治癒力で疲れを回復させたり、病原菌が侵入することを未然に防ぐことができます。

また、いちご、みかん、キウイなどの果物や、大根、じゃが芋、キャベツなどビタミンCの多く含まれているものを普段から十分摂取することが風邪の予防になります。

食事と睡眠時間を十分にとる

栄養と睡眠は人間の自然治癒力を引き出すのに最も大切なものです。睡眠時間はできるだけ一日7時間程度を確保したいところです。

ストレスを発散させる

疲れをためないためにもストレスの発散は重要です。妊娠中は何かと心配が増えたり身体の変化によるストレスがたまりがちですから、気の置けない友人とおしゃべりをする、自然の多いところでリラックスする、趣味に没頭するなど、気分転換の手段を持つことが大切です。

ハンドジェルを活用する

殺菌作用のあるハンドジェルを持ち歩き、こまめに手を殺菌しましょう。すぐに手を洗えないときにも便利です。

乾燥に気をつける

加湿器

空気が乾燥すると、ウィルスが活発になるため感染しやすくなります。加湿器などを活用し、部屋の乾燥には気をつけるようにしましょう。

まとめ

妊娠中は何かと不安や心配が増えてしまうもの。でも、正しい知識と対策をしっかりと頭にいれておけば、必要以上に心配してストレスをためてしまうこともありません。

風邪をひいても、よほどの症状でない限り、赤ちゃんへの影響はありませんから、あまり心配しすぎずに、毎日をリラックスして送ることが大切です。

栄養をしっかり摂って規則正しい生活を送ることで、風邪に負けない身体を作り、もし風邪をひいたとしても慌てずにしっかりと治しましょう。

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