妊娠線予防にクリームって必要?胎児への影響は?いつまで塗るの?

妊娠

妊娠8ヶ月目ころになると、急激にお腹のふくらみが目立つようになります。日々成長している赤ちゃんが、蹴ったりする様子を、ママだけではなく周りの人も目に見えて感じることができるようになるのもこの頃です。

赤ちゃんの成長に、とても嬉しいと感じる一方で、お腹が大きくなるに連れて、懸念したいことが色々あるはずです。

“不安なこと”として、1つとしてあげられるのが、妊娠でできてしまう妊娠線の存在でしょう。一度できてしまうと、消えない妊娠線は、しっかりとクリームを塗って予防することが大切です。

妊娠線予防にクリームは必要なのか、妊婦や胎児への影響はあるのかをまとめました。また、妊娠線を予防する為には、いつまでクリームを塗った方がよいのかについても見ていきましょう。

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妊娠線予防にクリームって必要なの?

考える女性

妊娠線は半数以上の妊婦にできる

お腹が大きくなってきていても、今のところ妊娠線ができそうではないと言う人は、使うべきなのか悩んでいるところでしょう。

妊娠線は直前までなくても、ある日突然できてしまうことがあります。実際に、“妊婦の半数以上ができる”と言われているので、しっかりとケアをしておくのが大切です。

急にできてしまう

妊娠線は、急に大きくなるお腹などの成長のスピードについていけず、皮膚に亀裂が入ります。ひび割れのような跡や、一本線ができてしまうのがこのためです。

少しずつできるだけではなく、ある日突然目立ってしまうことがあるので、油断は大敵です。

一度できたら消えない

妊娠線は、悲しいことに一度できてしまうと、消えてなくなることはありません。産後に時間が立つと、少しずつ薄く、目立たなくなってくれますが、完全になくなるとは思っておかないほうがいいでしょう。

自然に消える訳ではないので、妊娠線を作らないような予防が必要です。

冬の時期は特に注意

冬の時期に特に気をつけた方が良い理由は、妊娠線の原因のひとつが乾燥だからです。冬に臨月・出産を迎える妊婦さんは、特にきちんと妊娠線を作らないような、保湿ケアが大切です。

皮膚がやわらかくなれば、皮膚がしっかりと伸びやすくなり、亀裂が起こりにくくなるでしょう。

専用の妊娠線予防クリームがお勧め

妊娠線のケアに使用するクリームは、専用の妊娠線予防の商品をお勧めします。保湿クリームだけなら、市場に沢山出回っていますが、有効成分の配合量や皮膚の真皮への浸透力が違うからです。

妊娠線というのは、皮膚の表面が断裂するだけではありません。皮膚の表面だけのケアではなく、真皮層もしっかりと保湿できる、妊娠線予防の専用のクリームを使うことが大切です。

妊娠線予防クリームによる胎児への影響は?

妊婦さん

妊娠中は食べるものも、身に付けるものも、全てが胎児に影響をしないのか気になってしまうところかと思います。

影響はない

妊娠線予防に使うクリームは、赤ちゃんに近いお腹に塗るとはいえ、ほとんど影響はありません。クリームをはじめ、使用した化粧品の成分が、血中へ移行してしまうことは考えづらいです。

実際に、人の皮膚は3層構造になっています。外側から、表皮、真皮、皮下組織までが皮膚、そして内臓があります。ここで真皮までの浸透保湿をしたとしても、最後の皮下組織まで届くことはないので安心してください。

オーガニック成分を選ぶと安心

赤ちゃんに直接の影響がないとはいえ、やっぱり心配と言う声は多いです。実際にクリームの成分が赤ちゃんに影響をするよりも、ママの不安な心の方が心配です。

不安を抱えたままクリームを使うよりも、安心して使ったほうが、赤ちゃんもママもハッピーにしてくれます。例えば、オーガニック成分配合や、敏感肌の妊娠線ケア専用など、安心できるものを使用されるといいでしょう。

刺激成分は避けるべき

普段は肌が強いという人も、妊娠中は敏感肌になりやすいです。妊娠中に使用するクリームは、ボディ用であっても低刺激を選ぶのが一番でしょう。

例えば、アルコール成分、ハイドロキノン、パラベン、サリチル酸は刺激になりやすいです。妊娠線が予防できても、お腹の周りにポツポツができてしまっては良くないです。心配であれば、テスターを使うなどして、お肌に合う製品を探します。

妊娠線予防クリームっていつまで塗らないといけないの?

クリームを塗る妊婦さん

妊娠線予防クリームは、いつまで塗る必要があるのでしょうか。

始めるのはお腹が大きくなる前から

妊娠線予防クリームを塗り始めるのは、早ければ早い方が好ましいと言われています。実際にお腹が大きくなる前の、妊娠初期から中期のころから始めているのがベターです。

しっかりとケアをしていれば、お腹の皮膚の保湿力を高まります。伸縮性も上がるので、急激なお腹の膨らみにも、耐えやすくなるでしょう。

出産まで

妊娠線予防クリームは、出産まで塗っておくのが好ましいです。最後の1週間ごろは、お腹のふくらみの成長は緩やかになります。

もうそれ以上は大きくはならない時期でも、乾燥肌から妊娠線ができてしまうことがあります。保湿ケアで最後まで妊娠線を防ぐことができるので、きっちりとケアをしておきます。

まとめ

妊娠後期に入ると、日に日に、見る見るお腹が大きくなります。そんな胎児の成長は嬉しいものですが、時にママのお腹の皮は胎児の成長に追いつかないと言うことがあります。

妊娠線の予防は、しっかりと予防をしていてもできてしまうことも少なくはありません。妊娠線ができる、できないと言うのは、体質や遺伝が深く関っているそうです。そのため、お腹の皮が伸びにくい人は、完全に予防することは、ほぼ“不可能”とも言われています。

しっかりとケアしても、できてしまう人はできてしまうかもしれませんが、少しでも薄く目立たなくすることは不可能ではありません。

きちんとクリームを使って、保湿ケアをしていれば、出産後に妊娠線が少しでも早く目立ちにくくなります。出産までしっかりと手を抜かず、保湿をしていきましょう。

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