赤ちゃんがおむつかぶれになる原因は?予防する為の対策法

赤ちゃんのお尻育児

ツルツルピカピカのキレイな肌を持って産まれてきた可愛い赤ちゃん。本当にうらやましい限りですね。

けれど、そんな可愛い赤ちゃんのツルピカのお尻に、早くも試練が訪れます。今回の対戦相手は『おむつかぶれ!』です。

原因は何なの?予防策はあるの?きちんと対策を練って、赤ちゃんをおむつかぶれから守ってあげたいですね。

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おむつかぶれの原因は何?

ばい菌たち

主におむつの中の排泄物のしわざです。つまり、おしっことうんちが持っている様々な菌が赤ちゃんの肌に悪さをしかけてくるのです。

菌などの微生物は、何かを媒体にして増えていこうとしています。菌が大好きなのは、水気、湿気、育ち易い環境、弱っている環境などです。

赤ちゃんの肌は打って付け!と言わんばかりの好環境です。それに加えて、恐ろしいカンジダというカビ菌までが赤ちゃんのおしりを狙っている事もあります。カンジダ菌は、成人女性の皮膚にも入り込む強いカビ菌として知られています。

大人でさえ痒みと痛みで病院に駆け込む程の強い力を持っているのですから、弱い赤ちゃんにとってはとても辛いもの。単におむつかぶれと言っても、症状が酷い場合皮膚科で診て貰う必要がありますが、日頃のお手入れで赤ちゃんをおむつかぶれから守ることが出来ます。

おむつかぶれになり易い月齢は?うんちはお菓子の家

動き回る赤ちゃん

生まれたての赤ちゃんも、もちろんおむつかぶれする事がありますが、少し大きくなって動きが激しくなってきた頃や、また、離乳食を始めた頃の赤ちゃんの方が意外にも症状が大きく出ることが多くあります。

赤ちゃんは、生まれて直ぐに皮脂を多く分泌して、ママの体内から出た後の乾燥から自分の肌を守ろうとします。ところが、皮脂の分泌は直ぐにピークを迎えてしまい、生後4か月頃には皮脂の分泌が極端に減ります。

サラサラお肌の時期ですね。そうすると、多少のおむつ内のムレには強く、また、おしっこやうんちの成分も母乳やミルクの老廃物しか含まれておりませんので、それほど強い悪さをされることがありません。(とは言っても油断は禁物です!)

けれども、赤ちゃんが大きくなってくるにつれて動きも活発になり、お尻にも汗をかくようになってきます。おむつの中のおしっこに汗も加わるのですから、ムレムレするのは当然ですね。

そしていよいよ離乳食期!

離乳食を食べる赤ちゃん

赤ちゃんとの楽しいごはんタイムが始まるわけですが、ごはんを食べると赤ちゃんのおしっこやうんちに含まれる老廃物や大腸菌の質や量がガラリと変わります。色々な栄養分は、その分色々な老廃物を出す結果となります。

栄養たっぷりなうんちの中で、老廃物にまぎれて菌も育ちます。老廃物に加えて、消化しきれていない食べ物も豊富にあるので、菌は、そこからまた栄養を吸収します。栄養分は媒体にもなるので、菌の量が急激に増えていくのです。

離乳食を食べ始めた頃の赤ちゃんのうんちは、菌にとってまるでお菓子の家。食べることも出来るし、寝ることも出来る。友だちもどんどん呼んで、(実際は分裂です)毎日ドンチャン騒ぎ、やりたい放題できるとても居心地の良いところなのです。

その菌がいっぱい詰まったうんちが赤ちゃんの柔らかいお尻に付くと、次に菌が増えようとする場所は赤ちゃんの柔らかい皮膚の中、という事になります。産まれてすぐの赤ちゃんよりも、少し大きくなってきた赤ちゃんが酷いおむつかぶれになり易いのは、この様な理由からです。

おむつかぶれ1番の予防策は?

オムツ交換をする赤ちゃん

おむつかぶれの1番の予防は、何と言ってもおむつ交換をマメにしてあげること!うんちの後は洗うこと!これに尽きます。

次いで、

  • 常に清潔を保つ事
  • ジメジメさせない事
  • ゴシゴシこすらない事
  • 保湿などで守る
  • 痛そうな場合は1日でも早く病院で診てもらう

これらがおむつかぶれ予防と対策の基本です。

紙おむつは経済的にも負担の大きな物ですし、最近のおむつは吸水量も多く長時間使用できるようになっています。けれど、物言えぬ赤ちゃんにうんちをするまで大丈夫!とおしめを取り替えずにいるのはかわいそうな事。

ただ、濡れた感じがあまりしないと云うだけで、おしめの中では、おしっこやうんちをしたその瞬間から、悪い菌が凄い勢いで育ち続けている!時間と共に菌がウジャウジャ増え続けている!これを忘れないであげることが大切です。

お尻拭きに気を付けて!座浴と温水スプレー

寝転んでいる赤ちゃん

生まれて間もない赤ちゃんのおむつかぶれの原因が、お尻拭きにある場合も多々みられます。

赤ちゃんの皮膚の薄さは、大人の皮膚の半分程度しかありません。とてもとてもデリケートな薄い皮膚に、うんちがくっついて、キレイにしてあげようとママは何度もお尻拭きで拭いてしまいがちです。

特に、粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんのうんちは母乳よりも粘度が高くねっとりとして赤ちゃんのデリケートなお尻にまとわりつきます。

優しく拭いているつもりでも、小さな赤ちゃんの場合などは1日の内に何度もうんちをするので、その都度拭き取ることになります。拭きとる度に赤ちゃんの肌は摩擦による刺激を受ける事になり、傷付いてしまうことがとても多くあるのです。

ちょっと赤くなっちゃったな、という程度でも、ほんの少しの傷から菌が入り込み、おむつかぶれへと発展してしまいます。そうは言っても、お尻は拭いてあげたいもの、拭かずになんか居られません。

座浴による予防法

お尻拭きが招くおむつかぶれの予防対策としては、拭かないこと!これが1番なのですが、それは到底無理な事。そこで提案できることは、やはり入浴がオススメです。

入浴と言っても、毎回お風呂に入れてあげたり、ベビーバスを使っていてはママの体力が持ちません。洗面器やバケツで座浴を(上着を着せたまま下半身だけお湯につかる事)させてあげるのはとても効果的です。

友人は、キッチンの流し台でお皿を洗うがごとく、チャッチャカ赤ちゃんのお尻を洗っておりました。

ちょっと大き目のバケツにお湯を張り、チャポンと赤ちゃんのお尻をつけて、うんちを落としてから、流し台のシャワーで更にキレイにしてあげて、その後ガーゼなどで拭き、しっかり乾かしてからおむつをはかせます。(うんちの入ったお湯はおトイレに流します。)

友人いわく「お風呂場や狭い洗面台で洗うよりも楽でいい」そうです。

ママが楽な方法を取らなければ、続けられなくなるという点も考えなければならない所です。

うんちをしていない時でも、お尻洗い、座浴は赤ちゃんのお尻を清潔に保つ事が出来てとても衛生的、予防に高い効果が期待できます。

温水スプレーによる予防法

手のかかる上の子が居るなどで、座浴は無理、出来ない、と云う方にオススメなのは、温水スプレーでしょうか。

30度~40度程度のぬるま湯をスプレー容器に入れて赤ちゃんのお尻に吹きかけて汚れを落としてあげた後、ガーゼなどでこすらないように拭きとり、しっかりと乾かします。

乾かしている時に、おしっこをされて困ると云う場合は、レジャーシートなど防水効果のあるものを使うと便利です。

お尻拭きには、アルコール分や、エタノール(消毒剤)などが入っている事があるために、おむつかぶれをしている赤ちゃんにはかなり刺激が強く、優しくおさえるようにしてもピリピリしみて酷く痛がります。

温水スプレーは、お湯以外何も入っていないので刺激が少なくなり、痛みはあるでしょうが軽減されます。

イクメンパパにもアドバイスを

お尻洗いや入浴では、パパの問題もありますね。赤ちゃんの入浴担当がパパになっているご家庭も多く、中には率先しておむつ交換をしてくれるパパもいます。

その時のパパのゴシゴシ洗いとお尻拭きには注意が必要です。ゴシゴシするのはどの場面でも禁物!とパパに伝えておきましょう。

おむつのメーカーを変えてみる?お試し紙おむつサンプルセット

オムツ姿のあかちゃん

紙おむつ自体がおむつかぶれの原因になっていたり、赤ちゃんの肌に合う合わないは確かにあると思います。紙おむつの口コミを見ても、赤ちゃんの体型はそれぞれ違いますから、とても良い!とか、または逆に、かぶれた!と書かれていても、それは赤ちゃん次第です。

例え同じサイズでも、メーカーさんによって大きさにも若干の差があり、使われている材質、ギャザーの寄せ方や位置も異なっています。実際に使ってみなければ合う合わないは解りません。

自分の赤ちゃんにとって、どれが良くてどれが合わないのか知りたいな~、おむつを変えたらおむつかぶれもなくなるのかな~、と、違う紙おむつに変えてみたいと思っているママも多いのではないでしょうか?

銘柄を変えるにしても紙おむつって結構なお値段がします!ここ、意外と重要ですよね。

また、高いものが赤ちゃんにとって良い物だとは限りませんし、紙おむつの銘柄を変えてみたものの赤ちゃんの肌に合わないと、買ったは良いけど1袋丸ごと無駄になってしまう事もあります。

同じサイズの紙おむつを使っている赤ちゃんをお持ちのママが身近に居る場合などは、ちょっと交換してもらうと云う手もありますが、よほど仲良しのママでなければ、言い出すのになかなか勇気が要りますよね。

少し割高ですが、お出かけ用のコンパクトタイプの紙おむつを使ってみたり、また、ネットショップでは、各銘柄が1枚ずつ入っている紙おむつのお試しサンプルセットが販売されています。さすがに、1枚ではおむつかぶれに良いのか悪いのかは解り辛いと思いますが、何個か購入して使い比べてみるのも良いですね。

おむつかぶれに悩む時期ではなくても、色々使ってみたいママは多いはず。お試しの価値あり!かもしれません。

まとめ

赤ちゃんがおむつをはいている状態は、よく生理用品を付けた女性に例えられますが、今は生理用品も発達して不快感も少なくなっていますので、生理用品を付けた状態とおむつの中を比較するのは油断が多くなりがちです。

私の場合は、「一番赤ちゃんの体感に近いのは足先なんだよ!」と産院で教わりました。赤ちゃんのおむつの中を例えるなら、生乾きの靴下をはいて、その上さらに起毛のモコモコスリッパをはき続けているような感じ、と言われました。

ムレムレして、菌が繁殖していく感じがよく解ります。考えただけでも気持ちが悪くなり、靴下を何度も取り替えたくなりませんか?

赤ちゃんの気持ちもきっと同じでしょうね。

「ねぇママ、おむつ取り替えて。」

赤ちゃんが、もしもお喋り出来たなら、きっと1日に何度もそう言うのではないかな?と思います。

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