共働きのワンオペ育児にもう限界!つらさを乗り切る為の13の対策案

育児中の女性育児

ただでさえ大変な育児なのに、片方の負担だけが大きくなっているという家庭は多いと思います。

特に共働きの家庭では、母親が仕事も家事も育児もすべて一人でこなし、心が折れそうになっていることも。この状態を「ワンオペ育児」といいます。

ワンオペ育児はいつまで頑張ればいいのか、いつになったらこの辛さから解放されるのでしょうか。

その辛さを乗り切るためにはどうすればいいのかなど、対策法についてまとめました。

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ワンオペ育児っていつまでつらいの?

ストレスが溜まっている女性

子育ての何が辛いと感じるかは個人差が大きく、子どもの気質や親の性格にもよるので、一概に○歳になったら楽になる、ということは言えないのです。

ただ、それぞれの年齢に「最も辛い」と感じるポイントがあるので、それさえ乗り切れば一つ壁を乗り越えた、と気分的には楽になるでしょう。

睡眠のリズムが整ってくる頃(4〜5ヶ月)

生まれたばかりの頃は3時間おきの授乳で、ママはまともに寝る時間もありません。

オムツや哺乳瓶の片付けなどをしているとあっという間に時間が経ちます。その間にオムツが濡れた〜と泣き出せば、ほぼ徹夜、なんてことも珍しくないでしょう。

でも、早い子だと2~3ヶ月で睡眠のリズムが整ってきます。遅くても4~5ヶ月くらいで夜はだいぶ長く寝るようになります。

夜少しまとめて眠れるようになると、だいぶ疲れが取れます。月齢が進むと夜泣きなどの問題も出てきますが、一晩中授乳していた頃よりは楽になるはずです。

親の言うことに反応するようになる頃(1歳)

1歳くらいになると、だいぶ親の言うことにも反応するようになってきます。

離乳食も進んできているこの時期は、動きも活発で目が離せませんが、その分育児を「楽しい」と思えることも増えてきます。

まだ上手に話はできませんが、親が話しかければ赤ちゃんも一生懸命話そうとします。自分の言いたいことが伝わっている、と思えると話しかけるのが楽しくなってきます

しっかり立てるようになること(1歳半)

1歳~1歳半くらいになるとほとんどの子が立って歩けるようになってきます。

しっかり立てるようになるとお風呂に入れるのも楽になってきますし、着替えさせるのも楽になってきます

何よりも、こないだまで泣いてばかりだった赤ちゃんが立って歩くようになった時の感激はひとしおです。

話ができるようになる頃(2歳)

「魔の2歳児」とも言われますが、女の子などは2歳くらいになるとかなりおしゃべりも上手になってきます。意志の疎通ができるようになってくると少し楽になります。

まだまだこちらが言っただけで言った通りにはできませんが、少しずつ自我が芽生えて来ている時期。

「自分でやりたい!」という気持ちを大事にしながらたくさん話をしてあげましょう。段々と自分でできることが増えていくので、育児の辛さももう少しの辛抱、というところです。

3~4歳で自分のことができるようになる頃

ここまでくるとある程度は自分で自分のことができるようになってきますので、育児はグンと楽になります。

遅くとも3〜4歳くらいになると、ワンオペ育児も「余裕が出てきた」と感じるママが多いようです。

共働きのワンオペ育児を乗り切る為の対策は?

共働きは、何をするにも夫婦の協力が不可欠です。しかし、夫が積極的に育児や家事をしようとしないケースが大半だと思います。そんな時にはどうすればいいか、その対策法をまとめました。

少しでも育児を楽にする方法

夫婦

育児は一人で行うものではありませんし、頑張ってはいけないものです。

昼夜のリズムを付けること

赤ちゃんが夜まとめて眠るようになるためには、昼夜のリズムを付けることが大事です。

朝は決まった時間にカーテンを開け朝日が部屋に入るようにします。そして夜も決まった時間に電気を消し、真っ暗にします。夜中の授乳は明かりを落として、少し暗い中で行います。

我が家は、朝は5〜6時に起こし夜は9時に部屋を暗くする、という方法で、3人の子どもすべてが2ヶ月を過ぎる頃には6時間以上眠るようになり、育児がだいぶ楽になりました。

睡眠のリズムを作ることはその後の生活にも影響するので、早い段階で整えておくことをおすすめします。

夫と話し合う

「育児に協力」とか「手伝い」という他人事のような言葉を使わずに、育児を自分のこととして捉えてもらう必要があります。

母乳をあげる以外のことは男性でもできるのですから、ここはとことん話し合いましょう。

・はっきり伝えること

男性は「察する」ことが苦手です。はっきりと意思を伝えなければ分かってもらえません。

自分から動いてくれる、などということは期待せず、何をして欲しいのかをきちんと言葉で伝え、徹底的に夫婦でコミュニケーションをとりましょう。

妻は何でも半分に分担して欲しいと思っているわけではないはずです。

食事を作っている時に子どもをお風呂に入れてもらうとか、洗濯物をたたむとか、目の前にある仕事でできることをやってもらうように具体的に話をしてみてください

もし文句を言うなら、妻は一切のことに手を出さず、1週間くらいワンオペ育児をしてみてもらうといいと思います。

実家、義実家を頼る

もし実家や義実家が近くにあるなら、ここは遠慮せず頼りましょう。義実家は共働きに理解を示さないこともあると思いますが、多少のイヤミを言われようとここは我慢です。

数年の辛い時期を超えたら楽になるのですから、それまではお願いできることはお願いして、少しでもワンオペ育児の負担を減らしていきましょう。

できることが増えてきたら自分のことは自分で

2~3歳になると子ども自身が自分でできることが増えてきます。何でもかんでも手を出さず、自分のことは自分でやらせる癖を付けていきましょう。

その際大事なことは、うまくできなくても文句を言わず、失敗しても怒らないことです。子どものやる気をそいでしまっては、自分でやりたい気持ちが萎えてしまいます。

黙って見守り、その間に家事を片付けて、できたことをたくさん褒めてあげてください。

育児に正解はないと思うこと

仕事のようにマニュアル通りにいかないのが育児です。いくら育児書やインターネットの情報を見ても、その情報が我が子に当てはまるわけではありません。

仕事ができる人ほど育児も完璧にこなそうとして、思い通りにできない自分を責めてしまいます。

育児は本当に大変な仕事で、予測不能なでき事の連続です。「こうあるべき」という考えが育児を辛いものにしてしまうので、「完璧にできなくて当たり前」と開き直る気持ちも必要です。

少しでも家事を楽にする方法

家事をする女性

子どもが小さいうちは家事など手を抜いていいのです。何でも一人でやろうとする必要はありません。

家事や育児のサービスを利用する

平日は帰ってきて食事の支度、お風呂、洗濯などで精一杯のはず。掃除などは週末にまとめて、という人が多いと思います。

でも週末にまとまった家事をしようとすると、それで1日が終わってしまいます。そんな時は、投資だと思って家事サービスを利用するのもひとつの方法です。

また、住んでいる自治体によりますが、子育てヘルパーや保育ママという制度があります。子どもを見に来てくれたり、子どもを預かってくれるサービスです。

公共のサービスも上手に利用しながら、忙しい時期を乗り切りましょう。

関連記事有吉弘行のダレトク!?家事代行サービスの料金による違いとは?

疲れたら惣菜で済ます

ご飯を毎日手作りできれば理想ですが、疲れてできないことだってあります。そんな時は買ったもので済ませてください。

いくら頑張って手作りしても、ママの笑顔がなくなってしまったら可哀相なのは子どもです。無理せずに、総菜や冷凍食品を利用しましょう。

ネットスーパーを利用する

保育園の帰りに買い物をしようとすると、荷物もたくさんになって大変です。しかも、子どもが小さいとお腹もすいてぐずってきたりするので、余計に大変。

そんな時は、ネットスーパーや生協を利用しましょう。水やお米などの重いものも運んでくれますから、買い物がグンと楽になります。

少しでも気持ちを楽にする方法

伸びをする女性

育児や家事の大変さは肉体的なものだけではありません。眠れない、自由な時間がない、というストレスから産後うつになってしまう人もいます。

完璧にこなそうと思わないこと

今日一番大事なこと、それだけをやればいいのです。

もしキッチンのシンクに洗い物がたまっていても死にません。ソファの上に乾いた洗濯物がたまっていても大丈夫です。疲れてできない時はできないのです。

もしもそれで夫が文句を言ったら、聞き流すか自分でやるように言ってください。妻は家事ロボットではありませんし、家政婦でもありません。何でも完璧にやろうなんて思わなくていいのです。

自分の時間を作ってリフレッシュ

ママには息抜きも必要です。しかし、自分の時間はなかなか作れないと思います。そんな時は、休日にベビーシッターや民間の育児施設に子どもを預けて、一人で外出するのも一つの方法です。

そんなお金はない!という時は、子どもが寝た後の30分でも1時間でもいいです、好きなことをする時間を作りましょう。

リフレッシュするためなら、家事なんて明日に回してしまってもかまいません。

掲示板などで愚痴を吐き出す

引っ越したばかりだったり、友達とはライフスタイルが違ってなかなか会うことができない、という時には、愚痴をこぼす相手もいなくて、辛さが増してしまうこともあるでしょう。

そんな時は、インターネットの掲示板などで「育児が辛い」ということを話すといいと思います。

辛いことは辛いと言うのが一番です。先輩ママ達はその辛さが分かりますし、誰かに声をかけてもらえることがどれほど辛い気持ちを救ってくれるかということも知っています。

そんな人たちからアドバイスなどももらえたら、気分的にも楽になると思います。

児童館などを利用してママ友を作る

近所の児童館での催し物の予定を自治体のホームページなどで確認してみましょう。

0〜2歳児くらいのこのための遊びのイベントや絵本の読み聞かせなど、定期的にママ達が集まれる行事が行われていることが多いです。

公園ではなかなか他のママの輪に入れない、という人でも、公共の場の行事なら参加しやすいのではないでしょうか。

子連れOKの場所に出掛ける

公園デビューができないという人におすすめなのは、子連れOKのレストランやお店です。

最近ではわざわざキッズスペースを作ってあったり、「子連れ歓迎」のようなレストランも増えています。だいたいみんな子連れなので、子どもが多少泣いたって誰も気にしませんから、気兼ねなく食事できます。

美容院でも子連れOKのところもあります。出産後はしばらく髪を切りにもいけなかった、という人が多いと思うので、こういうお店を探せば、少しリフレッシュできるのではないでしょうか。

まとめ

どうして日本は女性ばかりが大変な思いをしなければならないのかと思いますが、ママが無理をしてはいけません。

子供にとって一番大事なのはママの笑顔です。ですから、家事や育児は手抜きでOK。できないことは無理しない、やらない、でいいのです。

今は育児の辛さに押しつぶされそうになって、もう逃げ出したいと思っている人が多いと思いますが、必ず楽になる日がきます。それを信じて、頑張りすぎずに自分のペースで育児を楽しめるようになって欲しいと思います。

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