春や秋には幼稚園や保育園でも遠足があります。園によっては子供だけでなく、親子で行く場合もあります。
基本的には園から指定されているものを持っていけばいいのですが、他に何が必要なのか、持っていったら便利なものなどをまとめました。
さらに、いくしぇあ事務局で独自調査を行い、親子遠足に参加された先輩ママさんに、持ち物に関する失敗談や、用意しておけばよかったと思う持ち物について答えて頂きました。
前日までに準備しておくもの
遠足の日が近くなってから慌てて揃えると、現地に行ってから「せっかく持って来ようと思ってたのに忘れた!」ということにもなりかねません。余裕を持って準備をしておきましょう。
リュック
トートバッグや斜めがけショルダーなどで来る人もいますが、動きやすさと両手が空く、ということを考えるとやっぱりリュックがオススメです。
当日持っていくものは、朝慌てないように事前に準備をして、リュックの横に置いておきます。そうすると子供も安心します。
- 帽子
- ハンカチ
- ティッシュ
ティッシュがパンツのポケットに入らない時には、リュックのポケットなどに入れておきましょう。
着替え一組
トップスとボトムスはもちろん、パンツや靴下など着替えは一組持っていきます。
子供は何で服を汚すか分かりませんし、遊びに夢中になってトイレが間に合わないこともあるので、下着もあった方がいいでしょう。
ウェットティッシュ
遊んでいると手はもちろん、顔も汚したり、あちこち汚れがついてしまうことがあります。100均で売っている小さなものでいいので、ウェットティッシュは必ず持っていきましょう。
赤ちゃんの時に使っていた清浄綿が余っているなら、それを持っていきましょう。箱に記載されている期限内なら使用できますし、個装されているので衛生的です。
赤ちゃん用ですからアルコールや化学薬品などが使われていません。肌にも優しく、顔や口も安心して拭くことが出来ます。
ビニール袋は必須!
ゴミを入れたり、着替えを入れたり、何かと重宝なビニール袋。スーパーの袋や小さめのビニール袋など、大きさをいくつかそろえておくと便利です。
万が一、おもらしなどをしてしまった時は、服を軽く水洗いして入れられるように、ジップロックのような密閉できる袋もあると便利です。
救急セット
遊んでいる途中で転んでケガをすることなんて日常茶飯事。先生も絆創膏くらいは持っていますが、すぐにケアできるように、自分で持っていきましょう。消毒液や絆創膏は必須です。
保険証のコピー
出先で思わぬケガをしないとも限りません。万が一のために保険証も持っていきましょう。当然ですが、なくさないように親が持っていってください。
個装になっているお菓子
もしおやつを持っていけるなら、お友達にもお裾分けできるように個装になっているお菓子が便利です。
ただし、チョコレートや飴など溶けるものはやめた方がいいでしょう。私も子供がチョコレートを持っていきたいというので、そのまま持たせたのですが、食べようとしたら大変なことになっていました。
気温の変化に弱いお菓子は避けた方が無難です。
レジャーシート
レジャーシートは薄手のものが軽くていいのですが、行く場所や天気にもよります。もし当日がキレイに晴れても、前日まで雨が降っていたということもよくあること。
そんな時は下が湿っていて、100均で売っているような薄っぺらいレジャーシートではお尻が冷たくなることもあります。
前日までの天気によって、少し厚手のものを選んだ方がいいこともあります。クッション性があるとお尻も痛くなりません。
子供だけで遠足に行くなら、小さめの、自分でたためるサイズの方がいいのですが、一緒に行くならママが大きなレジャーシートを1枚持っていけば大丈夫です。
汗拭きタオル
子供はなんでこんなに汗をかくかな、と思うくらい汗をかきます。汗を拭いて汚れてもいいように、親子で1枚ずつ持っていきましょう。
もし荷物に余裕があるなら、ママは2枚くらい持っておくと安心です。
酔い止めの薬
乗り物に弱い子には、酔い止めは必須です。また、前の遠足では大丈夫だった、という場合でも、当日の体調や遠足での疲れ具合によって、途中で具合が悪くなることもあります。
持っていれば万が一の場合でも対処出来るので、往復分の酔い止めは持っておきましょう。
カッパ
天気が悪くなった時に備えて、雨具も必要です。しかし傘では動き回るのに不便なので、親子ともにカッパにしましょう。手が空くので便利です。
当日リュックに入れた方がいいもの
当日リュックに入れるのは、下記の物です。
- お弁当
- 水筒
- おしぼり
お弁当は食べやすさを重視する
遠足だからといって、がんばってキャラ弁を作る必要はありません。子供はお母さんが一生懸命作ってくれたお弁当ならどんなものだって喜びます。
子供のために重視したいのは「食べやすさ」です。大きさや持ちやすさなど子供の視点で工夫しましょう。
小さめのおにぎりやラップに包んだロールサンドは食べやすいです。唐揚げやウインナーなどもピックで刺しておいてあげると食べやすいです。
デザートは皮ごと食べられる葡萄やみかん、リンゴなど、手がベタベタになりにくいものの方が食べやすいでしょう。
前日に作りおきをして冷蔵庫に入れてあったものを、そのまま詰めて持たせるのはやめましょう。雑菌が繁殖していて、場合によっては食中毒などの心配もあるからです。
お弁当は必ず当日の朝調理して、しっかり冷ましてから持たせます。忙しくて朝時間が作れなければ、冷凍食品を利用しましょう。
水筒はストロータイプが便利
水筒も色々な形がありますが、小さな子だと直飲みは結構うまく出来ないもの。しかも、飲むのが下手で、水筒の中身がよだれだらけになってしまうこともあります。
その点、ストロータイプは便利。蓋を開けるだけでストローが出てくるので、こぼすこともなく、上手に飲むことができます。中身は甘いものではなく、麦茶か水がいいでしょう。
おしぼり
おしぼりは小さなハンドタオルを濡らして軽く絞り、おしぼり入れに入れてあげればいいでしょう。
今は100均でも可愛いおしぼりケースが売っています。子供の気に入ったものにしてあげると、お弁当がますます楽しみになるのではないでしょうか。
もしくはウェットティッシュでおしぼりの代わりにしてしまってもいいと思います。
こんなものがあると便利!
なくてもいいけど、あると便利、というものをまとめました。
折りたたみ式のランチボックス
帰りの荷物を少しでもかさばらないようにしたいので、折りたたみ式のランチボックスを使うと便利です。
中に入れるのはおにぎりや揚げ物など汁気のでないものにしておけば大丈夫。帰りはたたんでリュックに入れられるので、荷物もスッキリです。
弁当用の保冷剤
天気のいい日はお弁当が傷まないか心配です。リュックを日陰においておければいいのですが、場所によっては日の当たる場所しかないことも。
出来るだけ温度を上げないように、保冷剤を使うと安心です。
小さなポシェットかショルダー
子供達と動き回る時に、リュックを背負ったまま動くのは大変です。かといって、リュックに財布やスマホを入れたままなのも心配なところです。
貴重品だけでも持ち歩けるようなポシェットかショルダー、もしくはウエストポーチのようなものがあると便利です。
虫除けスプレー
遠足の時期や場所にもよりますが、家の付近には虫が出ていない時期でも、自然の多い場所に行ったら結構虫がいて困った、ということはあるものです。
虫除けスプレーか虫よけシールなどを持っていくといいでしょう。
日焼け止め
春や秋の遠足は、天気がいいと紫外線もたっぷり注いできます。思わぬ日焼けをしないためにも、日焼け止めは1本持っていきましょう。
水に流せるティッシュ
屋外でトイレに入った時に、必ずしもトイレットペーパーが備え付けてあるとは限りません。水に流せるティッシュを持っていると重宝します。
予備のペットボトル
ミネラルウォーターのペットボトルを1本余分にもっておくといいでしょう。
思いのほか暑くて水筒の中身がなくなってしまっときにも助かりますし、転んでケガをした時に、近くに水道がない時には傷口の洗浄にも使えます。
その他遠足の持ち物で気をつけたいこと
その他、遠足に行く時に注意したいことをまとめました。
基本はしおりに書いてある通りに
これはいるかなあ、と思うようなものでも、遠足のしおりに書いてあるものはすべて持っていきましょう。行ってからうちの子だけ持っていない、となった時に可哀相なのは子供です。
持ち物にすべて記名をしておくこと
これは小学校まで必要なことですが、持ち物すべてに記名をしておくことをお忘れなく!書くのが面倒なら、名前シールなどを利用してもいいでしょう。
子供の場合、好きなキャラクターがかぶることが多々あり、他の子と持ち物が一緒だった、というのは良くあることです。
万が一誰かの持ち物と混ざってしまった場合、誰のか分からなくなるので、名前は必須です。
リュックは小さくないか
4~6歳くらいだと1年の成長が早く、身長も思ったより伸びてしまうことがあります。去年のリュックでは小さくて、荷物が入りきらないこともあります。
実際我が家でも、4歳の時の保育園の遠足で持たせたリュックが思いのほか小さかったようで、後から先生に「来年はもう少し大きいリュックの方がいいと思います」と言われてしまいました。
着替えやタオルなどを実際に詰めてみてパンパンにならないか、事前に調べておくことをおすすめします。
親子遠足での持ち物に関する失敗談【先輩ママ体験談】
親子遠足に参加された先輩ママさんに、持ち物に関する失敗談や、用意しておけばよかったと思う持ち物について答えて頂きました。

それからは個包装になったものしか持っていかないようにしています。

歩きやすいものを、と思ってスポーツシューズを履かせたのですが、行き先で子どもたちが水遊びをし始め、靴がびしょ濡れになってしまい帰りに困りました。
子どもは水をみると目がないので…もしものときのためにも、遠足はサンダルタイプの靴ががおすすめです。

結果…もっと大きいものを持っていけば良かったと思いました。
またデザートも、わりと周りの子の分まで持って行く方が多かったので、冷凍のゼリーなど多めに持っていった方がいいと思います。

お友達のママが2枚持って来ていたので一緒に座らせてもらいました。
それからはレジャーシートを2枚持って行くようにしています。

親子遠足で、水族館に行った時です。イルカショーがあり、私たちは最前列で見ることに。
水よけのシートが配られ、私と娘は一緒に体を覆っていましたが、イルカがジャンプした途端、娘がシートを放り投げたのです。
私も娘もびしょ濡れでした。着替えは親子分あると安心だと思いました。

しかし、知らない子からも貰っていたりしていて、交換するお菓子がなくて焦りました。
慣れている人はファミリーパックのチョコやクッキーを持ってきていたので、次回はそうしようと思いました。

子供同士のおやつ交換のおやつは用意させたのですが、親同士のおやつ交換まで頭が回らなかったことです。
たまたま、子供も大人も食べることができるせんべいを多めに持って行っていたので良かったのですが、もっとおしゃれな焼き菓子とか用意すれば良かったと思いました。

キャラクター柄が付いたプラスチック製水筒を子供に持たせたのですが、水族館の中の温度が思ったより高かったため、持参したお茶が予想より早くぬるくなってしまいました。
子供はまずいと言って不機嫌になるし、他のお子さんの手前もあってうちの子だけ自販機で飲み物を買うわけにも行かないし、困ってしまいました。
春先は外気温が低いからといって過信せず、遠出する際は常に保冷・保温両用の水筒を持たせるべきだったと反省しました。

下着も着替えと一式、あればよかったなと反省です。
パンツも濡れてしまって楽しいときにはあんまり気にしないのですが、帰りは疲れてイライラ・・パンツがぬれてるうと不機嫌になるし、次の日には風邪をひきました。

賢い保護者さんは携帯用のアルコール手指消毒液を持ってました。
ミニサイズでかばん携帯できるような上、何より清潔。遠足で何に触ってるか心配なので、今後はもとうと思いました。

百均にあるような90×60のシートを持って行ったところ、親子2人に2人分のリュックを置いたらとても狭く大変でした。
周りのお母さんたちにも狭そうだからウチの場所も使っていいよと心配されてしまい恥ずかしかったです。
次の遠足で失敗しないよう、すぐに大きめのシートを買いに行きました。

それで、小分け出来ない箱のお菓子を持っていってしまったので、小分け様のお菓子を準備して行けば良かったなと、後悔しました。

自分の子供のおやつは用意していたのですが、お友達の分までは考えていなかったので、もらうばかりでお友達にあげれず申し訳なかったと思いました。

持ってきてない時や、あまり枚数持って行ってない時こそ、汚しちゃってくれます!なので、荷物になるけど、少し多めに持って行った方がいいです。
それからティッシュ。何かと便利です。大丈夫だろうと思っても、準備していた方が安心です。

動物園だったので2人とも喜んで歩いてくれると思い、ベビーカーは持って行きませんでした。
動物園は広いですし、すぐに下の子は抱っこ…上の子も歩き疲れてしまいました。ベビーカーは荷物も乗せれるので絶対に必要です。

そして、終わった子から、持ってきたお菓子を配り始めたのです。自分の子供とよく遊ぶ子供の分ぐらいしかお菓子を用意していなかったので、クラスの子全員分がなく。。。
もらうばかりで、渡すことができず、子どもに悲しい思いをさせてしまいました。
翌年からは、クラスの子供人数と親全員分まではいかないですが、お菓子はファミリーサイズの袋を二袋以上は持っていくことにしました。

5月でも暑い日で帽子をかぶっていても外で子供もぐったりしてしまいました。
うちわと違い折り畳み出来る扇子は軽く、100円ショップなどでも気軽に購入出来るので、暑くなりそうな親子遠足ではひとつ持っていくことをオススメします

結局、子供達は水筒を持たず、私が持ち、空の弁当箱も荷物になり、周りのママさん達より荷物が多くて、恥ずかしかったです。
その次の年の親子遠足には、プラスチックの捨てられる入れ物におにぎりやおかずをいれ、お茶もペットボトルで持って行きました。
無くなったら捨てられるので、行動もしやすく楽でした。ゴミになりますが、ママのイライラが減るので、楽しい遠足になると思います。
まとめ
親子で初めて行く遠足、子供はきっとものすごく楽しみにしていることでしょう。
行ってから忘れ物があると楽しい気持ちに水を差してしまいますので、思いっきり楽しめるように準備万端で当日を迎えましょう。